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公開番号2025062153
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-14
出願番号2023171033
出願日2023-10-02
発明の名称電動遮蔽装置及びその制御方法
出願人ナビオ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類A47H 5/02 20060101AFI20250407BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】開閉の操作が極めて容易である電動遮蔽装置を得る。
【解決手段】この動作は、操作部におけるいずれかのボタン(スイッチ)が操作されたことをトリガーとして開始される(S1)。「開」ボタンが操作された場合(S3:Yes)には、制御部は、外側カーテン、内側カーテンを全開とした状態となるように、モーターを操作する(S4)。「閉」ボタンが操作された場合(S5:Yes)には、制御部は、外側カーテン、内側カーテンを全閉とした状態となるように、モーターを操作する(S6)。「レース」ボタンが操作された場合(S7:Yes)には、制御部は、外側カーテンを全閉、内側カーテンを全開とした状態となるように、モーターを操作する(S8)。一方、いずれかのモーターが動作中である場合(S2:Yes)には、制御部は、動作中のモーターを停止させる(S9)。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
共に面内方向の動作で開閉が制御され、面内方向と垂直な方向で互いに離間して略平行に設置された第1の遮蔽材、第2の遮蔽材の開閉の動作がモーターにより制御される電動遮蔽装置であって、
前記第1の遮蔽材、前記第2の遮蔽材が共に全閉とされた第1の状態、
前記第1の遮蔽材、前記第2の遮蔽材が共に全開とされた第2の状態、
及び前記第1の遮蔽材が全閉、前記第2の遮蔽材が全開とされた第3の状態、
が設定され、
前記第1の状態、前記第2の状態、前記第3の状態にそれぞれ対応した第1のスイッチ、第2のスイッチ、第3のスイッチが設けられた操作部と、
前記モーターが停止中において、前記操作部で前記第1~第3のスイッチのいずれかが操作された場合には、操作された前記第1~第3のスイッチのいずれかに対応した前記第1~第3の状態のいずれかが実現されるように前記モーターを駆動させる制御部と、
を具備することを特徴とする電動遮蔽装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記モーターが動作中において、前記操作部で前記第1~第3のスイッチのいずれかが操作された場合には、当該モーターを停止させることを特徴とする請求項1に記載の電動遮蔽装置。
【請求項3】
前記第1の遮蔽材の開閉方向に沿って設けられた第1のレールと、前記第2の遮蔽材の開閉方向に沿って設けられた第2のレールと、を具備し、
前記第1の遮蔽材の開閉は、前記第1の遮蔽材に装着された第1の駆動用ランナーの前記第1のレールに沿った位置で制御され、前記第2の遮蔽材の開閉は、前記第2の遮蔽材に装着された第2の駆動用ランナーの前記第2のレールに沿った位置で制御され、
前記第1のレールと前記第2のレールとを、前記開閉方向に沿った一端側において固定し、前記第1の駆動用ランナーを駆動する前記モーターである第1のモーターと、前記第2の駆動用ランナーを駆動する前記モーターである第2のモーターとが固定された基部を具備することを特徴とする請求項1又は2に記載の電動遮蔽装置。
【請求項4】
前記基部に前記制御部が設けられたことを特徴とする請求項3に記載の電動遮蔽装置。
【請求項5】
前記操作部と前記制御部とはリモコン接続されたことを特徴とする請求項4に記載の電動遮蔽装置。
【請求項6】
前記第1の遮蔽材はレースカーテンであり、前記第2の遮蔽材はドレープカーテンであることを特徴とする請求項1又は2に記載の電動遮蔽装置。
【請求項7】
共に面内方向の動作で開閉が制御され、面内方向と垂直な方向で互いに離間して略平行に設置された第1の遮蔽材、第2の遮蔽材の開閉の動作をモーターにより制御する電動遮蔽装置の制御方法であって、
前記第1の遮蔽材、前記第2の遮蔽材を共に全閉とする第1の状態、
前記第1の遮蔽材、前記第2の遮蔽材を共に全開とする第2の状態、
及び前記第1の遮蔽材を全閉、前記第2の遮蔽材を全開とする第3の状態、
が設定され、
前記第1の状態、前記第2の状態、前記第3の状態にそれぞれ対応した第1のスイッチ、第2のスイッチ、第3のスイッチが設けられた操作部を設け、
前記モーターが停止中において、前記第1~第3のスイッチのいずれかが操作された場合には、操作された前記第1~第3のスイッチのいずれかに対応した前記第1~第3の状態のいずれかが実現されるように前記モーターを駆動させることを特徴とする電動遮蔽装置の制御方法。
【請求項8】
前記モーターが動作中において、前記第1~第3のスイッチのいずれかが操作された場合には、当該モーターを停止させることを特徴とする請求項7に記載の電動遮蔽装置の制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、モーターによりカーテン等の遮蔽材の開閉が制御される電動遮蔽装置、及びその制御方法に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
モーターによってその開閉が制御されるカーテン(遮蔽装置)が広く用いられている。この場合、カーテンの各部はそれぞれ対応するランナーに装着され、各ランナーはレール(カーテンレール)に沿って移動可能とされる。このうち、特にカーテンの端部側(カーテンの閉動作における際の先頭側)のランナーの移動がモーターによって制御されることによって、このカーテンの開閉が制御される。この場合、利用者は、カーテンの近傍にあるスイッチやリモコン送信機等を操作することのみによって、カーテンの開閉を制御することができるため、利用者の労力は大幅に低減される。
【0003】
一般的に、カーテンは窓に近傍して設置され、その開閉によって室内への太陽光の取り込みや換気のオン・オフが制御される。この際、カーテンが開の状態では 太陽光や外気が取り込まれる一方、外部から室内が見える状態となり、カーテンが閉の状態では外部から室内は見えないが太陽光は取り込めない状態となる。このような状況に対応するために、カーテンを窓側、室内側で二重にしたダブルカーテンも用いられる。この場合、窓側のカーテンとしては一定程度の太陽光を取り込めると共に外部からの視認性に対しても一定の遮蔽能力があるレースカーテンが用いられ、室内側ではレースカーテンよりも太陽光に対する遮光能力・外部からの視認性の遮蔽能力が高い厚手の生地で構成されたドレープカーテンが組み合わせて用いられる。
【0004】
このような特性の異なる2種類のカーテンの開閉を制御することによって、例えば、2種類のカーテンを共に閉にする、2種類のカーテンを共に開にする、一方のカーテンを開にし他方のカーテンを閉にする、等の様々な設定が可能となる。この場合、カーテンレールはカーテン毎に並行に2列形成され、各々のカーテンの開閉が独立して制御される。
【0005】
特許文献1、2には、このようなダブルカーテンの構造が記載されている。特許文献1に記載の技術においては、単一のモーターがクラッチを介して2種類のカーテンの各々と接続され、このクラッチを操作することによって、単一のモーターで独立した2種類のカーテンの開閉が制御される。
【0006】
特許文献2には、各カーテン(カーテンレール)毎にモーターが設けられるが、その制御をするための制御部や電源部は一方のカーテンレールの側においてのみ設けられた構造が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
実開昭62-129984号公報
特開2017-29371号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上記のようなダブルカーテンにおいては、各カーテンの開閉動作が個別に制御された。これに対して、このダブルカーテンが例えばホテルの客室で用いられる場合、その利用者はこの操作の熟達者ではなく、初めてこのダブルカーテンの操作を行う場合が多い。このような利用者にとっては、このようなダブルカーテンの開閉操作は容易ではなかった。このため、開閉の操作が極めて容易であるダブルカーテン(電動遮蔽装置)が望まれた。
【0009】
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、上記問題点を解決する発明を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、上記課題を解決すべく、以下に掲げる構成とした。
本発明は、共に面内方向の動作で開閉が制御され、面内方向と垂直な方向で互いに離間して略平行に設置された第1の遮蔽材、第2の遮蔽材の開閉の動作がモーターにより制御される電動遮蔽装置であって、前記第1の遮蔽材、前記第2の遮蔽材が共に全閉とされた第1の状態、前記第1の遮蔽材、前記第2の遮蔽材が共に全開とされた第2の状態、及び前記第1の遮蔽材が全閉、前記第2の遮蔽材が全開とされた第3の状態、が設定され、前記第1の状態、前記第2の状態、前記第3の状態にそれぞれ対応した第1のスイッチ、第2のスイッチ、第3のスイッチが設けられた操作部と、前記モーターが停止中において、前記操作部で前記第1~第3のスイッチのいずれかが操作された場合には、操作された前記第1~第3のスイッチのいずれかに対応した前記第1~第3の状態のいずれかが実現されるように前記モーターを駆動させる制御部と、を具備することを特徴とする。
本発明において、前記制御部は、前記モーターが動作中において、前記操作部で前記第1~第3のスイッチのいずれかが操作された場合には、当該モーターを停止させることを特徴とする。
本発明は、前記第1の遮蔽材の開閉方向に沿って設けられた第1のレールと、前記第2の遮蔽材の開閉方向に沿って設けられた第2のレールと、を具備し、前記第1の遮蔽材の開閉は、前記第1の遮蔽材に装着された第1の駆動用ランナーの前記第1のレールに沿った位置で制御され、前記第2の遮蔽材の開閉は、前記第2の遮蔽材に装着された第2の駆動用ランナーの前記第2のレールに沿った位置で制御され、前記第1のレールと前記第2のレールとを、前記開閉方向に沿った一端側において固定し、前記第1の駆動用ランナーを駆動する前記モーターである第1のモーターと、前記第2の駆動用ランナーを駆動する前記モーターである第2のモーターとが固定された基部を具備することを特徴とする。
本発明は、前記基部に前記制御部が設けられたことを特徴とする。
本発明において、前記操作部と前記制御部とはリモコン接続されたことを特徴とする。
本発明において、前記第1の遮蔽材はレースカーテンであり、前記第2の遮蔽材はドレープカーテンであることを特徴とする。
本発明は、共に面内方向の動作で開閉が制御され、面内方向と垂直な方向で互いに離間して略平行に設置された第1の遮蔽材、第2の遮蔽材の開閉の動作をモーターにより制御する電動遮蔽装置の制御方法であって、前記第1の遮蔽材、前記第2の遮蔽材を共に全閉とする第1の状態、前記第1の遮蔽材、前記第2の遮蔽材を共に全開とする第2の状態、及び前記第1の遮蔽材を全閉、前記第2の遮蔽材を全開とする第3の状態、が設定され、前記第1の状態、前記第2の状態、前記第3の状態にそれぞれ対応した第1のスイッチ、第2のスイッチ、第3のスイッチが設けられた操作部を設け、前記モーターが停止中において、前記第1~第3のスイッチのいずれかが操作された場合には、操作された前記第1~第3のスイッチのいずれかに対応した前記第1~第3の状態のいずれかが実現されるように前記モーターを駆動させることを特徴とする。
本発明は、前記モーターが動作中において、前記第1~第3のスイッチのいずれかが操作された場合には、当該モーターを停止させることを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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