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公開番号
2024114551
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-23
出願番号
2023030430
出願日
2023-02-10
発明の名称
物品落下防止装置
出願人
個人
代理人
主分類
A47B
96/02 20060101AFI20240816BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約
【課題】 従来地震発生時の落下防止棚は、棚の前面開口部にバーを渡すことで物品の落下を防止するといったものが見受けられるが、地震の揺れによって個々の物品がぶつかり合って損傷することを考えると、物品が動かない様に固定できるとより好ましい。比較的簡単な構成で棚にある個々の物品同士を固定することで転倒、落下せず、損傷しない物品落下防止装置を提供する。
【解決手段】 棚板の前部、左右側部、背面側の4辺に設置されたベルト部11が、ワイヤ15を介して重り17に繋がれており、棚板20の背面外部に設置された重り17が地震の揺れで落下することで、ベルト11が棚板20の背面側へ引き出され、棚板20に置かれた全ての物品25がベルト11によってまとめて固定されることを特徴とする物品落下防止装置。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
前面開口から物品を出し入れできる棚であって、ベルトの両端を結合してその延長上に重りを連結し、前記ベルトをリング状に広げて棚板の前面、左右側面、背面の4辺に配置し、前記重りを前記棚板外部の設置部に定置した構成であり、地震の揺れにより前記重りが前記設置部から係脱、落下することで前記ベルトが前記棚板外部へ引き出され、前記ベルトによって前記棚板上に載置された前記物品を繋止することで、前記棚板からの前記物品の落下を防止することを特徴とする物品落下防止装置。
続きを表示(約 130 文字)
【請求項2】
前記重りが前記設置部から落下し、前記ベルトが前記棚板外部へ引き出され、前記ベルトによって前記棚板上に載置された前記物品を繋止した時に、前記ベルトが緩まない様にベルトロック構造を付設することを特徴とする請求項1の物品落下防止装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、地震発生時の揺れによる棚からの物品の落下を防止する装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、地震発生時の揺れによりスーパー、商店の商品棚から飲料の瓶が床に落下して割れてしまい、復旧の手間及び、多額の損失が問題となっていた。
主な対策として、地震発生を検知次第、棚の前面に棒状のバー等を展開して物品が棚から落ちない構造にしているものが見受けられる。
【0003】
主なものとして、装置内に設置された振り子が地震を検知することで、落下防止バーのロックを解除し、これが上昇することで棚に設置された物品の落下を防止する(特許文献1)、地震を検知することで棚の上部に設置した振り子が振れ、ロックを解除することで、全段のバーを一体構成にした枠体が落下することで、全段棚の開口中央部にバーを展開して物品の落下を防止する(特許文献2)、物品を設置する棚板を棚枠からワイヤ状のもので吊るすことで地震の揺れの影響を受け難くして物品の落下を防止する(特許文献3)、地震の揺れを検知すると、棚に設置された物品の上部にある袋状弾性体に流体を充填することで物品を上から押さえつけ、地震の揺れから物品の移動を防ぐため、棚からの物品の落下はもちろん、個々の物品の接触による損傷を防ぐ(特許文献4)が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-042281号公報
特開平9-313279号公報
特開2009-056274号公報
特開2010-104733公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし特許文献1、2は、物品の棚からの落下は防げるものの、地震の揺れに伴う物品の移動への拘束がないため個々の物品の接触による損傷の恐れがあり、物品によっては転倒によって落下防止バーの下をすり抜ける場合があるという難点がある。
また特許文献3は、地震による揺れが棚板上に設置された物品に伝わり難くいため、個々の物品の接触による損傷、棚からの物品の落下を防ぐ効果はあるが、構造的にある程度以上の揺れ、棚枠側と直角方向の揺れ以外には対処できないという難点がある。
また特許文献4は、物品を棚板へ固定するため、棚からの物品の落下だけでなく、個々の物品の接触による損傷を防ぐので他より優れるが、装置が大がかりであり地震が収まった後の装置の復旧が容易でないという難点がある。
本発明は、比較的簡単な構成で物品を固定して移動を制限できるため、棚からの物品の落下だけでなく、個々の物品の接触による損傷を防ぐことができ、地震後の復旧も容易な装置を安価に実現した点で異なる。
これにより特許文献1、2に対し、個々の物品の接触による損傷、物品の転倒による棚からの落下を防げる効果がある。
これにより特許文献3に対し、地震によるどの方向の揺れにおいても、個々の物品の接触による損傷、棚からの物品の落下の防止効果がある。
これにより特許文献4に対し、地震発生時の揺れに伴う個々の物品の接触による損傷、棚からの物品の落下を防ぎ、地震後の復旧が容易な装置を安価に実現する。
【0006】
本発明が解決しようとする課題は、比較的簡単な構成で地震発生時に棚にある個々の物品を固定することで物品が接触、転倒、落下せず、損傷しない物品落下防止装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1の本発明の物品落下防止装置は、前面開口から物品を出し入れできる棚であって、ベルトの両端を結合してその延長上に重りを連結し、前記ベルトをリング状に広げて棚板の前面、左右側面、背面の4辺に配置し、前記重りを前記棚板外部の設置部に定置した構成であり、地震の揺れにより前記重りが前記設置部から係脱、落下することで前記ベルトが前記棚板外部へ引き出され、前記ベルトによって前記棚板上に載置された前記物品を繋止することで、前記棚板からの前記物品の落下を防止することを特徴とする。
【0008】
請求項2の本発明の物品落下防止装置は、請求項1において、前記重りが前記設置部から落下し、前記ベルトが前記棚板外部へ引き出され、前記ベルトによって前記棚板上に載置された前記物品を繋止した時に、前記ベルトが緩まない様にベルトロック構造を付設することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
請求項1の本発明の物品落下防止装置によれば、地震発生時の揺れにより商品棚にある飲料の瓶等の商品が転倒、商品同士が接触したり、床に落下して損傷してしまうことによる復旧の手間や、多額の損失発生の防止が見込める。
【0010】
請求項2の本発明の物品落下防止装置によれば、商品棚に置かれた飲料の瓶等の商品同士をより強固に固定できるため、より揺れの大きい地震発生時においても商品の転倒、棚からの落下、商品同士がぶつかって損傷してしまうことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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