TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025061860
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-11
出願番号2025011735,2021003093
出願日2025-01-27,2020-05-22
発明の名称樹脂組成物およびその成形品
出願人株式会社ADEKA
代理人個人,個人,個人,個人
主分類C08L 23/00 20060101AFI20250403BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】樹脂成分の結晶性が抑制された樹脂組成物およびその成形品を提供する。
【解決手段】ポリオレフィン系樹脂と、核剤と、を含む樹脂組成物であって、核剤が、ポリオレフィン系樹脂の融点よりも150℃高い温度において融解する核剤、またはポリオレフィン系樹脂の融点よりも150℃高い温度においてポリオレフィン系樹脂に溶解する核剤であり、かつ、核剤が、ポリオレフィン系樹脂100質量部に対して0.2質量部添加した場合、ポリオレフィン系樹脂の結晶化温度を7℃以上向上させる核剤であり、ポリオレフィン系樹脂100質量部に対する前記核剤の含有量が、0.005質量部以上0.1質量部未満である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ポリオレフィン系樹脂と、核剤と、を含む樹脂組成物であって、
前記核剤が、前記ポリオレフィン系樹脂の融点よりも150℃高い温度において融解する核剤、または前記ポリオレフィン系樹脂の融点よりも150℃高い温度において前記ポリオレフィン系樹脂に溶解する核剤であり、かつ、
前記核剤が、前記ポリオレフィン系樹脂100質量部に対して0.2質量部添加した場合、前記ポリオレフィン系樹脂の結晶化温度を7℃以上向上させる核剤であり、
前記ポリオレフィン系樹脂100質量部に対する前記核剤の含有量が、0.005質量部以上0.1質量部未満であることを特徴とする樹脂組成物。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
前記核剤の融点が、150~300℃である請求項1記載の樹脂組成物。
【請求項3】
前記核剤が、下記一般式(1)で表されるトリアジン化合物を含む請求項1または2記載の樹脂組成物。
TIFF
2025061860000026.tif
52
155
(一般式(1)中、Ar

、Ar

およびAr

はそれぞれ独立して、置換基を有するまたは無置換のフェニル基を表す。)
【請求項4】
前記核剤が、下記一般式(2)で表されるアセタール化合物を含む請求項1または2記載の樹脂組成物。
TIFF
2025061860000027.tif
62
155
(一般式(2)中、R

は水素原子または炭素原子数1~4のアルキル基を表し、R

、R

、R

およびR

はそれぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、炭素原子数1~4のアルキル基または炭素原子数1~4のアルコキシ基を表し、あるいはR

およびR

またはR

およびR

が互いに連結して炭素原子数3~6のアルキレン基または炭素原子数1~4のアルキレンジオキシ基を表し、Xは単結合、-CH(OH)-基または-CH(OH)CH(OH)-基を表す。)
【請求項5】
請求項1~4のうちいずれか一項記載の樹脂組成物を成形して得られることを特徴とする成形品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、樹脂組成物およびその成形品に関し、詳しくは、樹脂成分の結晶性が抑制された樹脂組成物およびその成形品に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
ポリオレフィン系樹脂、ポリアミド樹脂等の結晶性樹脂を含む樹脂材料を加工して合成繊維またはフィルムを製造する場合、あるいはこのような樹脂材料を木質・繊維質材料等からなる基材に積層して積層体を製造する場合、樹脂成分の結晶性が十分に抑制されたものであることが望まれていた。
【0003】
樹脂成分の結晶性が抑制された樹脂組成物として、例えば、特許文献1には、シリコーンオイルを含む樹脂組成物が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平9-176407号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の樹脂組成物は、樹脂成分の結晶性を抑制するために多量のシリコーンオイルを含んでおり、その結果、この樹脂組成物から得られる成形品の物性が十分なものとならない場合があった。
【0006】
そこで、本発明の目的は、樹脂成分の結晶性が抑制された樹脂組成物およびその成形品を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、上記課題を解決するべく鋭意検討を行った結果、特定の性質を備える核剤を特定の割合で含むポリオレフィン系樹脂組成物によれば、上記課題を解決することを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】
すなわち、本発明の樹脂組成物は、ポリオレフィン系樹脂と、核剤と、を含む樹脂組成物であって、
前記核剤が、前記ポリオレフィン系樹脂の融点よりも150℃高い温度において融解する核剤、または前記ポリオレフィン系樹脂の融点よりも150℃高い温度において前記ポリオレフィン系樹脂に溶解する核剤であり、かつ、
前記核剤が、前記ポリオレフィン系樹脂100質量部に対して0.2質量部添加した場合、前記ポリオレフィン系樹脂の結晶化温度を7℃以上向上させる核剤であり、
前記ポリオレフィン系樹脂100質量部に対する前記核剤の含有量が、0.005質量部以上0.1質量部未満であることを特徴とするものである。
【0009】
本発明の樹脂組成物においては、前記核剤の融点が、150~300℃であることが好ましい。また、本発明の樹脂組成物においては、前記核剤が、下記一般式(1)で表されるトリアジン化合物を含むことが好ましい。
【0010】
TIFF
2025061860000002.tif
52
155
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

東ソー株式会社
射出成形体
2か月前
東ソー株式会社
押出成形体
2か月前
東ソー株式会社
ゴム組成物
2か月前
東レ株式会社
多孔質構造体
6日前
株式会社カネカ
樹脂フィルム
2か月前
東ソー株式会社
ブロー成形体
2か月前
AGC株式会社
組成物
1か月前
ベック株式会社
硬化性組成物
24日前
ベック株式会社
硬化性組成物
24日前
東亞合成株式会社
硬化型組成物
2か月前
東レ株式会社
ポリエステルフィルム
1か月前
ヤマハ株式会社
重縮合体
2か月前
花王株式会社
樹脂組成物
2か月前
東レ株式会社
ポリオレフィン微多孔膜
4日前
ユニチカ株式会社
ポリアミック酸溶液
12日前
三洋化成工業株式会社
徐放材用組成物
17日前
東レ株式会社
ポリエステルの製造方法
2か月前
東ソー株式会社
ゴム組成物及び加硫ゴム
6日前
アイカ工業株式会社
ホットメルト組成物
1か月前
アイカ工業株式会社
光硬化型樹脂組成物
2か月前
AGC株式会社
液状組成物
1か月前
アイカ工業株式会社
ホットメルト組成物
1か月前
東レ株式会社
光学用ポリエステルフィルム
1か月前
東レ株式会社
ポリエステル樹脂の製造方法
1か月前
東洋紡株式会社
積層ポリエステルフィルム
2か月前
東レ株式会社
構造部材およびその製造方法
1か月前
株式会社トクヤマ
イオン交換膜の製造方法
2か月前
トヨタ自動車株式会社
樹脂溶解装置
1か月前
横浜ゴム株式会社
靴底用ゴム組成物
2か月前
住友精化株式会社
吸水性樹脂粒子の製造方法
4日前
東ソー株式会社
ポリオレフィン系樹脂組成物
1か月前
東レ株式会社
二軸配向ポリエステルフィルム
2か月前
三井化学ファイン株式会社
樹脂シート
27日前
グンゼ株式会社
樹脂の回収方法
1か月前
株式会社シマノ
屋外使用可能部品
1か月前
株式会社イーテック
組成物
1か月前
続きを見る