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公開番号2025061721
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-11
出願番号2025006240,2023513899
出願日2025-01-16,2020-11-24
発明の名称アリールグルコシド誘導体及び薬物におけるその使用
出願人上海哲イェ生物科技有限公司
代理人個人,個人,個人
主分類C07H 15/14 20060101AFI20250404BHJP(有機化学)
要約【課題】本発明が解決しようとする課題は、ナトリウム・グルコース共役輸送体1を阻害する化合物並びにその薬学的に許容される塩及び立体異性体を提供することである。化合物は、医薬組成物において使用される。医薬組成物を調製及び使用するための方法、並びに、糖尿病、心血管疾患、体重低減、脂肪肝、便秘及び代謝関連疾患を処置する及び改善するため並びにがん療法のための、化合物の薬物及び組成物を調製する際における適用も開示される。
【解決手段】本発明は、ナトリウム・グルコース共役輸送体1を阻害する化合物並びにその薬学的に許容される塩及び立体異性体に関する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
式(VA-2)の化合物、その立体異性体、互変異性体又は薬学的に許容される塩
JPEG
2025061721000058.jpg
43
170
[式中、Xは、メチル
であり

R
5
、R
6b
、R
7b
のそれぞれは、
独立して
水素
であり

q=2であり、
環Bは、以下の構造
:
JPEG
2025061721000059.jpg
22
170

ら選択され、
Yは、以下の構造
:
JPEG
2025061721000060.jpg
18
170

ら選択される連結基である]。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
以下の化合物、その立体異性体、互変異性体又は薬学的に許容される塩

JPEG
2025061721000061.jpg
72
170
【請求項3】
式(II-1)の化合物、その立体異性体、互変異性体又は薬学的に許容される塩
JPEG
2025061721000062.jpg
43
170
[式中、Xは、メチル又はエチニルから選択され、
R
8

、メ
チル
であり

R
9
は、水素
であり

m2=1であり、
n2=1であり、
Y1は、以下の構造
:
JPEG
2025061721000063.jpg
37
170

ら選択される連結基である]。
【請求項4】
式(III)の化合物、その立体異性体、互変異性体又は薬学的に許容される塩
JPEG
2025061721000064.jpg
44
170
[式中、Xは、メチル
であり

R
8
は、メ
チル
であり

R
9
は、水素であり、
m2=1であり、
n2=1であり、
Y1は、以下の構造
:
JPEG
2025061721000065.jpg
36
170

ら選択される連結基である]。
【請求項5】
以下の化合物、その立体異性体、互変異性体又は薬学的に許容される塩

JPEG
2025061721000066.jpg
172
170
JPEG
2025061721000067.jpg
91
170
【請求項6】
治療有効用量の請求項1から
5
のいずれか一項に記載の化合物又はその立体異性体、互変異性体若しくは薬学的に許容される塩と、薬学的に許容される担体とを含む、医薬組成物。
【請求項7】
糖尿病、心血管及び脳血管疾患、体重減少、脂肪肝、便秘、代謝関連疾患の処置及び改善のための並びに腫瘍の処置のための薬又は医薬組成物の調製における、請求項1から
5
のいずれか一項に記載の化合物若しくは薬学的に許容されるその塩又は請求項
6
に記載の医薬組成物の使用。
【請求項8】
SGLT1/SGLT2機能に関連する疾患の処置のための薬又は医薬組成物の調製における、請求項1から
5
のいずれか一項に記載の化合物若しくは薬学的に許容されるその塩又は請求項
6
に記載の医薬組成物の、SGLT1/SGLT2阻害剤としての使用。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ナトリウム依存性グルコース輸送体1(SGLT1)阻害剤、その組成物を含有する薬物を合成するための方法、及び、代謝性疾患、とりわけ2型糖尿病の処置におけるそれらの使用に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
糖尿病は、高血糖症を特徴とする代謝性疾患の群である。高血糖症は、インスリン分泌不全、生物学的作用の異常又は両方によって引き起こされる。糖尿病における長期高血糖症は、種々の組織、とりわけ目、腎臓、心臓、血管及び神経の慢性損傷及び機能不全を引き起こす。2012年に、世界保健機関は、18歳以上の成人における糖尿病の発生率が9%を超えたことを報告した。人口増加、老化及び寿命の延長に伴い、糖尿病の発生率は増大するであろう。糖尿病の発生率は、肥満の人々においてより高い。糖尿病は、2030年までに7番目に多い死因となることが予想される。
【0003】
ナトリウム依存性グルコース輸送体(SGLT)阻害剤は、腎臓によるグルコースの再吸収を阻害することができ、過剰なグルコースが尿から排出されることを可能にし、血中グルコースを低下させる。このことは、糖尿病の処置のための新たな手法を提供し、血糖降下薬の研究におけるホットスポットとなる。過去数十年にわたり、新たな標的薬物が糖尿病の処置のために開発されてきた。近年では、引き続き市販されているSGLT2阻害剤が、血中グルコースを制御するための新たな戦略を提供してきた。引き続き市販されている薬物の分子構造は、次の通りである。
【0004】
JPEG
2025061721000001.jpg
66
170
【0005】
SGLTファミリーは、炭水化物を細胞膜全体にわたって輸送し、その間にそれらがナトリウムイオン輸送体と結合する役割を果たす、いくつかのサブタイプからなる。SGLT1は、消化管において主に発現され、小腸におけるグルコース及びガラクトースの吸収を主に司る。SGLT1は、腎臓の近位直尿細管にも存在し、ここでは、血中グルコースの再吸収に寄与する。SGLT1を阻害することにより、血中グルコースが吸収されて血液に戻って使用されるのを防止し、故に、血中グルコースレベルを低下させるという目標を達成することができる。
【0006】
SGLT1阻害は血糖制御のための代替療法も提供しうることから、SGLT1阻害による血糖制御の改善は、腎機能とは無関係であることができるため、魅力的である。現在のSGLT2選択的阻害剤は、中等度から重度の腎機能障害を持つ患者において無効であり、これはすべての糖尿病患者のおよそ30~40%を占める。腸のSGLT1の阻害は、血糖制御において潜在的な効能を有する。この作用を通して、SGLT2阻害剤の糖尿病関連副作用、とりわけ性器感染症を回避することもできる。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0007】
Reference Journal of Medicinal Chemistry 2017、60、710~721
Journal of the American Chemical Society(2014)、136(20)、7205~7208
Chemistry-A European Journal(2011)、17(12)、3326~3331、S3326/1-S3326/21
Journal of Fluorescence(2013)、23(1)、181~186
Journal of Organic Chemistry(2011)、76(12)、4964~4972
Angewandte Chemie、International Edition(2019)、58(21)、6987~6992
Chemische Berichte(1985)、118(4)、1564~1574
Science of Synthesis(2010)、41、543~612
Nature(London、United Kingdom)(2019)、574(7776)、86~89
Journal of Medicinal Chemistry 2017、60、710~721、Discovery of LX2761, a Sodium-Dependent Glucose Cotransporter 1(SGLT1) Inhibitor Restricted to the Intestinal Lumen, for the Treatment of Diabetes
Acta Pharmaceutica Sinica 2017、52(6):897~903
Nature Protocols(2007)、2(3)、753~762
Journal of Biochemical and Biophysical Methods(2005)、64(3)、207~215
Diabetes Technology & Therapeutics(2011)、13(7)、743~775
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
腸のSGLT1阻害剤の開発における最近の進歩にもかかわらず、より良好な効能を持つ新たな化合物を開発することが依然として必要である。継続的な努力により、本発明は、一般式(V)の構造を持つ化合物を設計し、そのような構造を持つ化合物が、優れた効果及び機能を示し、より大きい範囲では、構造と活性効能との間の関係がより深く且つ包括的に露わにされて解明され、このことが重要な適用価値を有することを見出した。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、式(V)の化合物、その立体異性体、互変異性体又は薬学的に許容される塩
【0010】
JPEG
2025061721000002.jpg
51
170
(【0011】以降は省略されています)

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