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公開番号
2025060647
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-10
出願番号
2024213945,2021530081
出願日
2024-12-06,2019-11-26
発明の名称
共生ウイルスに対するT細胞指向性抗がんワクチン
出願人
ザ ジェネラル ホスピタル コーポレイション
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61K
39/12 20060101AFI20250403BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】皮膚がんを処置するまたはそれが発生するリスクを低減する方法における使用のための組成物を提供する。
【解決手段】複数の、(i)共生ヒトパピローマウイルス由来のタンパク質に由来する9~30アミノ酸の配列をそれぞれ含む、抗原ペプチド、または(ii)生もしくは生弱毒化共生ヒトパピローマウイルス;および前記抗原ペプチドに対するT細胞応答を増加させるT細胞アジュバントを含む組成物が提供される。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の、(i)共生ヒトパピローマウイルス由来のタンパク質に由来する9~30アミ
ノ酸の配列をそれぞれ含む、抗原ペプチド、または(ii)生もしくは生弱毒化共生ヒト
パピローマウイルス;および
前記抗原ペプチドに対するT細胞応答を増加させるT細胞アジュバント
を含む組成物。
続きを表示(約 780 文字)
【請求項2】
前記共生ヒトパピローマウイルスが、低リスクのα-HPV、β-HPV、γ-HPV
および/またはμ-HPV株である、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記共生ヒトパピローマウイルスが、表Aに列挙された低リスクのα-HPV、β-H
PV、γ-HPVおよび/またはμ-HPV株である、請求項1に記載の組成物。
【請求項4】
前記複数の抗原ペプチドが、1つまたは複数のE1、E2、E4、E5、E6またはE
7タンパク質に由来するペプチドを含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項5】
前記複数の抗原ペプチドが、複数の共生ヒトパピローマウイルス由来のタンパク質に由
来するペプチドを含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項6】
固有の配列をそれぞれ有する少なくとも200のペプチドを含む、請求項5に記載の組
成物。
【請求項7】
それぞれの固有の配列について複数のペプチドを含む、請求項6に記載の組成物。
【請求項8】
好ましくはウイルス様粒子中にある、共生ヒトパピローマウイルス由来の複数の抗原タ
ンパク質;および
前記抗原ペプチドに対するT細胞応答を増加させるT細胞アジュバント
を含む組成物。
【請求項9】
前記複数の抗原タンパク質が、1つまたは複数のE1、E2、E4、E5、E6または
E7タンパク質を含む、請求項8に記載の組成物。
【請求項10】
前記共生ヒトパピローマウイルスが、低リスクのα-HPV、β-HPV、γ-HPV
および/またはμ-HPV株である、請求項8に記載の組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
優先権の主張
本出願は、2018年11月28日に出願された米国特許出願第62/772,443
号、2019年4月9日に出願された同第62/831,691号、および2019年1
0月2日に出願された同第62/909,698号の利益を主張する。前述の全内容は、
参照によって本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 2,700 文字)
【0002】
政府支援の研究または開発
本発明は、国立衛生研究所によって付与された助成金番号OD021353の政府支援
により行われた。政府は、本発明において一定の権利を有する。
【0003】
皮膚に存在する共生HPVに対するT細胞免疫をブーストすることによる皮膚がんを処
置および予防するための免疫に基づくアプローチ。
【背景技術】
【0004】
扁平上皮癌(SCC)および基底細胞癌(BCC)を含む非黒色腫性皮膚がんは、最も
一般的な種類のがんである
8
。紫外(UV)線は、皮膚がんの予防可能な原因であるが、
米国における皮膚がんの発生率は、1992年から2012年まで2倍になっている
9
。
皮膚がんは、潰瘍および美観を損なうことを含む著しい病的状態を引き起こす。重要なこ
とには、SCCの死亡率は、固形臓器移植のレシピエント(OTR)を含む免疫抑制患者
における黒色腫の死亡率と同様である
10~12
。それらの副作用に加えて、現在の皮膚
がんの処置は、米国において、合計の年間費用で10億ドルを超えて、公衆衛生の負担の
増加を表す
13
。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
免疫抑制は、ウイルス病因のがんのリスクを増加させる
1
。これらの中でも、非黒色腫
性皮膚がんは、ベータヒトパピローマウイルス(β-HPV)と関連しており、特に、免
疫抑制患者において、皮膚がんのリスクが>100倍増加する
2~5
。しかしながら、以
前の研究は、皮膚がんにおける低リスクHPVについての原因としての役割を確立してい
ない。ここで、我々は、抗パピローマウイルス免疫が、免疫応答性宿主において皮膚がん
を抑制すること、共生HPVの発癌効果よりもむしろこの免疫の喪失が、免疫抑制患者に
おける皮膚がんの著しく増加したリスクについての理由であることを実証することによっ
て、この関連に対する代替の説明を提供する。臨床研究において、我々は、免疫抑制患者
における皮膚がんの解剖学的分布が、それらのHPVが引き起こす疣贅とは有意に異なる
が、免疫応答性患者における皮膚がんの分布と合致したことを見出した。この皮膚がんの
分布のパターンは、紫外(UV)線が、両方の集団におけるがんの主要な原因であったこ
とを示唆した。発がん物質が引き起こす皮膚がんに対するパピローマウイルスの影響を実
験的に調査するために、我々は、マウスパピローマウイルス1型(MmuPV1)を有す
る免疫応答性の野生型(Wt)のC57BL/6、FVBおよびSKH-1マウスにコロ
ニー形成させた
6、7
。MmuPV1に対する自然免疫または免疫マウスから移植したT
細胞による獲得免疫を有するコロニー形成マウスは、それらの非感染の対応マウスと比較
して、化学物質およびUVが誘導する皮膚の発がんに対する著しい保護を獲得した。25
の共生β-HPVに対するRNAおよびDNAのインサイチュハイブリダイゼーションは
、隣接する正常な皮膚と比較して、ヒト皮膚がん細胞におけるウイルス活性および負荷の
著しい喪失を明らかにした。最後に、β-HPV E7ペプチドは、正常なヒト皮膚から
単離されたCD8
+
T細胞を活性化した。我々の知見は、共生ウイルスの有益な効果を明
らかにし、すべての我々の皮膚に存在する共生HPVに対するT細胞免疫をブーストする
ことによって、皮膚がんを処置および予防するための免疫に基づくアプローチについての
基礎を確立する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
したがって、本明細書において、(i)共生ヒトパピローマウイルス由来のタンパク質
に由来する9~30アミノ酸の配列をそれぞれ含む、複数の抗原ペプチド、(ii)複数
の生もしくは生弱毒化共生ヒトパピローマウイルス、(iii)好ましくはウイルス様粒
子中にある、共生ヒトパピローマウイルス由来の複数の抗原タンパク質、および/または
(iv)(a)共生ヒトパピローマウイルス由来のタンパク質に由来する9~30アミノ
酸の配列をそれぞれ含む、複数の抗原ペプチド、もしくは(b)共生ヒトパピローマウイ
ルス由来の複数の抗原タンパク質をコードする複数の核酸;ならびに任意選択で抗原ペプ
チドに対するT細胞応答を増加させるT細胞アジュバントを含む、組成物が提供される。
いくつかの実施形態において、共生ヒトパピローマウイルスは、低リスクのα-HPV、
β-HPV、γ-HPVおよび/またはμ-HPV株であり、例えば、共生ヒトパピロー
マウイルスは、表Aに列挙された低リスクのα-HPV、β-HPV、γ-HPVおよび
/またはμ-HPV株である。
【0007】
いくつかの実施形態において、複数の抗原ペプチドは、1つまたは複数のE1、E2、
E4、E5、E6またはE7タンパク質に由来するペプチドを含む。
【0008】
いくつかの実施形態において、複数の抗原ペプチドは、複数の共生ヒトパピローマウイ
ルス由来のタンパク質に由来するペプチドを含む。
【0009】
いくつかの実施形態において、組成物は、例えば、それぞれの固有の配列について複数
のペプチドを含む、固有の配列をそれぞれ有する少なくとも200のペプチドを含む。
【0010】
いくつかの実施形態において、組成物は、複数のタンパク質または抗原ペプチドを発現
するように操作された1つまたは複数のウイルスベクター、例えば、組換えレトロウイル
ス、アデノウイルス、アデノ随伴ウイルス、アルファウイルスおよびレンチウイルスから
なる群から選択されるウイルスベクターを含む。
(【0011】以降は省略されています)
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