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公開番号
2025060189
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-10
出願番号
2023170754
出願日
2023-09-29
発明の名称
微生物分析システムおよび微生物分析方法
出願人
ダイキン工業株式会社
代理人
弁理士法人新樹グローバル・アイピー
主分類
C12M
1/34 20060101AFI20250403BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】従来の微生物の検出方法では、専門家による操作と専用装置が必要なため、手間と時間がかかる場合があるという課題がある。
【解決手段】 微生物分析システム1は、対象空間SPにおける対象微生物212の存在の有無または存在量を推定する微生物分析システム1であって、第1情報取得部20と、制御部40と、を備える。第1情報取得部20は、対象微生物212自体の存在の有無および存在量とは異なる情報である、対象空間SPに関する第1情報21を取得する。制御部40は、第1情報21に基づいて、対象空間SPにおける対象微生物212の存在の有無または存在量を推定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
対象空間(SP)における対象微生物(212)の存在の有無または存在量を推定する微生物分析システムであって、
前記対象微生物自体の存在の有無および存在量とは異なる情報である、前記対象空間に関する第1情報(21、21a、21b)を取得する第1情報取得部(20、20a、20b)と、
制御部(40、40a、40b)と、
を備え、
前記制御部は、前記第1情報に基づいて、前記対象空間における対象微生物の存在の有無または存在量を推定する、
微生物分析システム(1、1a、1b)。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記第1情報は、前記対象空間の環境情報であり、
前記環境情報は、前記対象微生物の存在量と相関の高い、前記対象空間から採取された採取物の量に関する情報である、
請求項1に記載の微生物分析システム。
【請求項3】
前記第1情報は、前記対象空間に前記対象微生物と同時に存在する代表微生物(211)に関する情報、または、前記対象微生物の存在を抑制する代表微生物に関する情報、のいずれかを含み、
前記代表微生物に関する情報は、前記対象空間における前記代表微生物の存在の有無または存在量を含み、
前記制御部は、前記第1情報として、前記代表微生物に関する情報に基づいて、前記対象微生物の存在の有無または存在量を推定する、
請求項1に記載の微生物分析システム。
【請求項4】
前記対象微生物は、前記対象空間における浮遊物質を捕集したフィルタ(101)に付着する微生物(210)を含む、
請求項3に記載の微生物分析システム。
【請求項5】
微生物の形状に基づいて、前記微生物を判別する画像解析部(10)、
をさらに備え、
前記代表微生物は、前記画像解析部による画像解析で判別可能な大きさである、
請求項3又は4に記載の微生物分析システム。
【請求項6】
前記代表微生物は、バイオセーフティレベル(BSL)で示される安全性指標において前記対象微生物よりも安全に培養もしくはPCR反応を行うことができる微生物、または、前記対象微生物よりも迅速に培養もしくはPCR反応を行うことができる微生物である、
請求項3又は4に記載の微生物分析システム。
【請求項7】
前記対象微生物と前記代表微生物との対応関係を示す対応関係情報(31)を蓄積する対応関係情報蓄積部(30)、
をさらに備え、
前記制御部は、さらに前記対応関係情報に基づいて、前記対象微生物の存在の有無または存在量を推定する、
請求項3又は4に記載の微生物分析システム。
【請求項8】
前記対応関係情報蓄積部は、前記対象微生物と前記代表微生物との対応関係を学習する機械学習器から、前記機械学習器の学習の結果である前記対応関係情報(32)を取得して蓄積し、
前記制御部は、前記対応関係情報の結果に基づき、前記代表微生物の存在の有無または存在量から、前記対象微生物の存在の有無または存在量を推定する、
請求項7に記載の微生物分析システム。
【請求項9】
前記代表微生物は、真菌、細菌、花粉及びウイルスからなる群から選択される1種以上である、
請求項3に記載の微生物分析システム。
【請求項10】
前記対応関係情報は、前記対象微生物と前記代表微生物が、第1真菌と第2真菌、第1細菌と第2細菌、第1花粉と第2花粉、及び第1ウイルスと第2ウイルスのいずれかである、少なくとも1つの対応関係を含む、
請求項7に記載の微生物分析システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
微生物分析システムおよび微生物分析方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、微生物からゲノム材料またはDNAを取得してから増幅し、ゲノム材料又はDNAの特異的領域を同定することで、微生物を検出している(特許文献1(特表2020-529869公報))。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、従来の微生物の検出方法では、専門家による操作と専用装置が必要なため、手間と時間がかかる場合があるという課題がある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
第1観点の微生物分析システムは、対象空間における対象微生物の存在の有無または存在量を推定する微生物分析システムであって、第1情報取得部と、制御部と、を備える。第1情報取得部は、対象微生物自体の存在の有無および存在量とは異なる情報である、対象空間に関する第1情報を取得する。制御部は、第1情報に基づいて、対象空間における対象微生物の存在の有無または存在量を推定する。
【0005】
この微生物分析システムでは、全数検査が不要なので、検査に要する手間とコストを低減することができる。
【0006】
第2観点の微生物分析システムは、第1観点のシステムであって、第1情報は、対象空間の環境情報である。環境情報は、対象微生物の存在量と相関の高い、対象空間から採取された採取物の量に関する情報である。
【0007】
この微生物分析システムでは、対象微生物の存在量と相関の高い採取物の量を環境情報とすることで、対象微生物の周囲の環境によって、対象微生物の存在を推定することができる。
【0008】
第3観点の微生物分析システムは、第1観点のシステムであって、第1情報は、前記対象空間に前記対象微生物と同時に存在する代表微生物に関する情報、または、前記対象微生物の存在を抑制する代表微生物に関する情報、のいずれかを含む。代表微生物に関する情報は、対象空間における代表微生物の存在の有無または存在量を含む。制御部は、第1情報として、代表微生物に関する情報に基づいて、対象微生物の存在の有無または存在量を推定する。
【0009】
この微生物分析システムでは、測定することが困難な対象微生物であっても、測定することが容易な代表微生物を測定して両者の関係から対象微生物の存在を推定することができる。
【0010】
第4観点の微生物分析システムは、第3観点のシステムであって、対象微生物は、対象空間における浮遊物質を捕集したフィルタに付着する微生物を含む。
(【0011】以降は省略されています)
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