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公開番号2025071307
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2025028328,2024093765
出願日2025-02-25,2024-06-10
発明の名称回転式圧縮機及び冷凍装置
出願人ダイキン工業株式会社
代理人弁理士法人前田特許事務所
主分類F04C 29/00 20060101AFI20250424BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】油通路の形状を工夫して駆動軸の軸たわみを抑える。
【解決手段】駆動軸(25)は、主軸部(26)と、偏心部(27)と、を有する。駆動軸(25)には、油通路(30)が設けられる。油通路(30)は、軸方向に延びる1つ以上の油孔(31)を有する。駆動軸(25)の軸方向から見て、油孔(31)を包絡する仮想包絡線(40)で囲まれる領域における所定の方向を第1方向(Y)、第1方向(Y)に直交する方向を第2方向(X)とする。油通路(30)は、軸方向から見て、仮想包絡線(40)で囲まれる領域における第1方向(Y)の長さが、第2方向(X)の長さよりも長い。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
圧縮機構(50)と、前記圧縮機構(50)を回転駆動させる駆動軸(25)と、を備えた回転式圧縮機であって、
前記駆動軸(25)は、主軸部(26)と、前記主軸部(26)の軸心(C1)から所定量偏心した偏心部(27)と、を有し、
前記駆動軸(25)には、軸方向に延びる1つ以上の油孔(31)を有する油通路(30)が設けられ、
前記駆動軸(25)の軸方向から見て、前記油孔(31)を包絡する仮想包絡線(40)で囲まれる領域における所定の方向を第1方向(Y)、前記第1方向(Y)に直交する方向を第2方向(X)とし、
前記油通路(30)は、軸方向から見て、前記仮想包絡線(40)で囲まれる領域における前記第1方向(Y)の長さが、前記第2方向(X)の長さよりも長い
回転式圧縮機。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
請求項1の回転式圧縮機において、
前記第1方向(Y)は、前記駆動軸(25)の軸方向から見て、前記主軸部(26)の軸心(C1)と前記偏心部(27)の軸心(C2)とを繋ぐ方向である
回転式圧縮機。
【請求項3】
請求項1又は2の回転式圧縮機において、
前記油通路(30)は、軸方向から見て、前記第1方向(Y)に沿って延びる長孔状の油孔(31)で形成される
回転式圧縮機。
【請求項4】
請求項1又は2の回転式圧縮機において、
前記油通路(30)は、軸方向から見て、前記第1方向(Y)に沿って並ぶ複数の前記油孔(31)で形成される
回転式圧縮機。
【請求項5】
請求項4の回転式圧縮機において、
前記油通路(30)は、軸方向から見て、隣り合う前記油孔(31)の一部が重なり合う
回転式圧縮機。
【請求項6】
請求項1又は2の回転式圧縮機において、
前記駆動軸(25)を回転させるモータ(21)を備え、
前記圧縮機構(50)は、前記モータ(21)よりも下方に配置される
回転式圧縮機。
【請求項7】
請求項1又は2の回転式圧縮機(10)と、
前記回転式圧縮機(10)で圧縮された冷媒が流通する冷媒回路(1a)と、を備える
冷凍装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、回転式圧縮機及び冷凍装置に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ローリングピストンを有する圧縮機構と、ローリングピストンを偏心回転させる駆動軸(回転軸)と、を備えた圧縮機が開示されている。駆動軸には、軸方向に延びる油通路(中心孔)が形成される。密閉容器の底部に貯留された冷凍機油は、油通路を通って各摺動部分に供給される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7003305号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、圧縮機構の回転駆動に伴って駆動軸に遠心力とガス荷重が加わることで、駆動軸の軸たわみが大きくなるという問題がある。
【0005】
そこで、本願発明者は、駆動軸の剛性が低下する要因である油通路に着目して、油通路の形状を工夫することで、駆動軸の剛性を向上させることを検討した。
【0006】
本開示の目的は、油通路の形状を工夫して駆動軸の軸たわみを抑えることにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の第1の態様は、圧縮機構(50)と、前記圧縮機構(50)を回転駆動させる駆動軸(25)と、を備えた回転式圧縮機であって、前記駆動軸(25)は、主軸部(26)と、前記主軸部(26)の軸心(C1)から所定量偏心した偏心部(27)と、を有し、前記駆動軸(25)には、軸方向に延びる1つ以上の油孔(31)を有する油通路(30)が設けられ、前記駆動軸(25)の軸方向から見て、前記油孔(31)を包絡する仮想包絡線(40)で囲まれる領域における所定の方向を第1方向(Y)、前記第1方向(Y)に直交する方向を第2方向(X)とし、前記油通路(30)は、軸方向から見て、前記仮想包絡線(40)で囲まれる領域における前記第1方向(Y)の長さが、前記第2方向(X)の長さよりも長い。
【0008】
第1の態様では、仮想包絡線(40)で囲まれる領域における第1方向(Y)の長さが、第2方向(X)の長さよりも長くなるような油通路(30)を形成することで、駆動軸(25)の剛性を向上させて軸たわみを低減することができる。
【0009】
具体的に、遠心ポンプ作用によって油を吸い上げるために、遠心ポンプは、その構造上、入口側の小径部と、小径部よりも孔径の大きな出口側の大径部と、を備える必要がある。
【0010】
従来の回転式圧縮機の場合、遠心ポンプの入口側の小径部は、遠心ポンプの下端部で先窄状に開口する吸込口に相当し、出口側の大径部は、駆動軸(25)の中心部を軸方向に延びる円形状の油通路に相当する。そのため、従来の回転式圧縮機では、駆動軸(25)の中心部には、第1方向(Y)の長さを直径とする円形状で、比較的大径の油通路が設けられることとなり、駆動軸(25)の剛性が低下するおそれがある。
(【0011】以降は省略されています)

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