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公開番号2025067705
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-24
出願番号2023177888
出願日2023-10-13
発明の名称ポンプ
出願人ミネベアミツミ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類F04B 45/047 20060101AFI20250417BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】低コスト化を図ることのできるポンプを提供する。
【解決手段】ポンプ1は、ベース51と、X軸方向に延在し一端部がベース51に接続された板バネ72、73、板バネ72、73の他端部に接続された可動体71および可動体71に設けられたマグネット77を有する可動部7と、ベース51に設けられ、マグネット77とX軸方向に対向して配置されたコイルコア部8と、を有し、マグネット77とコイルコア部8との電磁作用によって、可動体7が板バネ72、73を弾性変形させつつY軸方向に変位する振動アクチュエータ3と、気密室44および振動アクチュエータ3の駆動により気密室44の容積を変化させる可動壁45を有するポンプ部4A、4Bと、を有す。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
互いに直交する3軸をX軸、Y軸およびZ軸とし、
前記X軸に沿う方向をX軸方向、前記Y軸に沿う方向をY軸方向、前記Z軸に沿う方向をZ軸方向としたとき、
ベースと、
前記X軸方向に延在し一端部が前記ベースに接続された板バネ、前記板バネの他端部に接続された可動体および前記可動体に設けられたマグネットを有する可動部と、前記ベースに設けられ、前記マグネットと前記X軸方向に対向して配置されたコイルコア部と、を有し、前記マグネットと前記コイルコア部との電磁作用によって、前記可動体が前記板バネを弾性変形させつつ前記Y軸方向に変位する振動アクチュエータと、
気密室および前記振動アクチュエータの駆動により前記気密室の容積を変化させる可動壁を有するポンプ部と、を有することを特徴とするポンプ。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
前記ポンプ部は、前記可動部と前記Y軸方向に並んで配置されている請求項1に記載のポンプ。
【請求項3】
前記可動部の前記Y軸方向の両側に配置された一対の前記ポンプ部を有する請求項2に記載のポンプ。
【請求項4】
前記ポンプ部は、前記X軸方向に延在する長手形状である請求項1ないし3のいずれか1項に記載のポンプ。
【請求項5】
前記板バネは、板バネ固定部を介して前記ベースに接続されている請求項1に記載のポンプ。
【請求項6】
前記板バネ固定部は、板状をなし、
前記板バネ固定部の厚さは、前記板バネの厚さよりも厚い請求項5に記載のポンプ。
【請求項7】
前記Y軸方向に並んで設けられた一対の前記板バネを有し、
一対の前記板バネの間に前記可動体が配置されている請求項1に記載のポンプ。
【請求項8】
前記ポンプ部は、前記可動体と前記可動壁とを連結し、前記可動体の変位に応じて前記可動壁を押圧する押圧子を有する請求項1に記載のポンプ。
【請求項9】
前記板バネは、前記Z軸方向の一方側の面に開口する切り欠きを有し、
前記押圧子は、前記切り欠き内を通過して配置され、前記Z軸方向からの平面視で、前記板バネと交差している請求項8に記載のポンプ。
【請求項10】
前記マグネットは、前記コイルコア部と対向する2極のマグネット磁極面を有し、
前記コイルコア部は、前記マグネット磁極面と対向する3極のコア磁極面を有する請求項1に記載のポンプ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ポンプに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1に記載されたポンプ9は、図1に示すように、軸部91を中心に往復回転する可動体92と、可動体92の両端部に配置されたマグネット93a、93bと、可動体92を間に挟んでポンプ9の長手方向に対向して配置された一対のコイルコア部94a、94bと、可動体92を間に挟んでポンプ9の短手方向に対向して配置された一対のポンプ部95a、95bと、を有する。
【0003】
また、コイルコア部94aは、コア部941aと、コア部941aに巻回されたコイル942aと、を有する。コア部941aは、逆C字状であり、その中央部にコイル942aが巻回されている。また、コア部941aの両端部は、マグネット93aと対向した磁極である。同様に、コイルコア部94bは、コア部941bと、コア部941bに巻回されたコイル942bと、を有する。コア部941bは、C字状であり、その中央部にコイル942bが巻回されている。また、コア部941bの両端部は、マグネット93bと対向した磁極となっている。
【0004】
このようなポンプ9では、コイル942a、942bに交流電流を印加し、軸部91を中心として可動体92を時計回りに回転させる推力が発生する状態と、軸部91を中心として可動体92を反時計回りに回転させる推力が発生する状態と、を交互に切り替えることにより、可動体92が往復回転する。そして、可動体92の往復回転により、ポンプ部95a、95bが駆動する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2021/200424号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、ポンプ9のような支軸構造、つまり、可動体92を軸部91で軸支する構造では、可動体92の偏心を防止し、可動体92を安定して往復回転させる必要があるため、軸部91や可動体92を高精度に形成しなければならい。そのため、ポンプ9では、装置の高コスト化を招くおそれがある。
【0007】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、低コスト化を図ることのできるポンプを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
このような目的は、以下の(1)の本発明により達成される。
【0009】
(1) 互いに直交する3軸をX軸、Y軸およびZ軸とし、
前記X軸に沿う方向をX軸方向、前記Y軸に沿う方向をY軸方向、前記Z軸に沿う方向をZ軸方向としたとき、
ベースと、
前記X軸方向に延在し一端部が前記ベースに接続された板バネ、前記板バネの他端部に接続された可動体および前記可動体に設けられたマグネットを有する可動部と、前記ベースに設けられ、前記マグネットと前記X軸方向に対向して配置されたコイルコア部と、を有し、前記マグネットと前記コイルコア部との電磁作用によって、前記可動体が前記板バネを弾性変形させつつ前記Y軸方向に変位する振動アクチュエータと、
気密室および前記振動アクチュエータの駆動により前記気密室の容積を変化させる可動壁を有するポンプ部と、を有することを特徴とするポンプ。
【発明の効果】
【0010】
本発明のポンプでは、可動体が板バネによって支持され、板バネを弾性変形させつつY軸方向に変位する構成となっている。このような構成によれば、従来のポンプ9のような支軸構造と比べて、各部の加工精度が要求されず、その分、製造が容易で、低コスト化を図ることのできるポンプとなる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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