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公開番号2025072913
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-12
出願番号2023183395
出願日2023-10-25
発明の名称送風装置
出願人ニデック株式会社
代理人弁理士法人 佐野特許事務所
主分類F04D 29/66 20060101AFI20250501BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】サージングの発生を抑制してPQ特性を向上できる送風装置を提供する。
【解決手段】送風装置は、インペラと、ハウジング20と、を備える。インペラは、中心軸回りに回転する。ハウジングは、インペラを収容する。ハウジングは、筒壁部22を有する。筒壁部は、中心軸に沿って延び、インペラを径方向外側から覆う。筒壁部は、溝部22aを有する。溝部は、内周面から径方向に凹むとともに周方向に複数配置される。溝部の周方向の幅Wは、インペラの送風方向上流側X1の端部から送風方向下流側X2の端部に向かうに従って小さくなる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
中心軸回りに回転するインペラと、
前記インペラを収容するハウジングと、を備え、
前記ハウジングは、
前記中心軸に沿って延び、前記インペラを径方向外側から覆う筒壁部を有し、
前記筒壁部は、
内周面から径方向に凹むとともに周方向に複数配置された溝部を有し、
前記溝部の周方向の幅は、前記インペラの送風方向上流側の端部から送付方向下流側の端部に向かうに従って小さくなる、送風装置。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
前記溝部の径方向の深さは、前記送風方向下流側に向かうに従って小さくなる、請求項1に記載の送風装置。
【請求項3】
前記溝部の径方向の深さは、前記インペラの回転方向前方に向かうに従って小さくなる、請求項1又は請求項2に記載の送風装置。
【請求項4】
前記溝部は、前記インペラの回転方向前方の壁面が軸方向に延び、前記インペラの回転方向後方の壁面が前記送風方向下流側に向かうに従って前記回転方向前方に傾斜する、請求項1又は請求項2に記載の送風装置。
【請求項5】
前記溝部は、前記回転方向前方の壁面と、前記回転方向後方の壁面と、が、前記送風方向下流側の端で交わる、請求項4に記載の送風装置。
【請求項6】
前記インペラは、
周方向に配列された複数の羽根部を有し、
前記溝部の前記送風方向上流側の端は、前記羽根部の前記送風方向上流側の端よりも前記送風方向上流側に位置する、請求項1又は請求項2に記載の送風装置。
【請求項7】
前記溝部の前記送風方向下流側の端は、前記羽根部の前記送風方向の下流側の端よりも前記送風方向上流側に位置する、請求項6に記載の送風装置。
【請求項8】
前記ハウジングは、
前記筒壁部の前記送風方向の下流端部から径方向内側に延びて周方向に複数配列された静翼部を有し、
前記溝部は、前記静翼部に対応して配置されている、請求項1又は請求項2に記載の送風装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、送風装置
に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来の送風装置は、中心軸回りに回転するインペラと、インペラを収容するハウジングと、を備える。ハウジングは、中心軸に沿って延び、インペラを径方向外側から覆う筒壁部を有する(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-015576号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の送風装置では、回転するインペラの周囲で空気の流れが乱れるサージングが発生する可能性があった。サージングが発生すると、例えば、排気側(送風方向の下流側)と吸気側(送風方向の上流側)との圧力差及び風量の両方が低下し、PQ特性が低下する可能性があった。
【0005】
本発明は、サージングの発生を抑制してPQ特性を向上できる送風装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の例示的な送風装置は、インペラと、ハウジングと、を備える。インペラは、中心軸回りに回転する。ハウジングは、インペラを収容する。ハウジングは、筒壁部を有する。筒壁部は、中心軸に沿って延び、インペラを径方向外側から覆う。筒壁部は、溝部を有する。溝部は、内周面から径方向に凹むとともに周方向に複数配置さる。溝部の周方向の幅は、インペラの送風方向上流側の端部から送風方向下流側の端部に向かうに従って小さくなる。
【発明の効果】
【0007】
例示的な本発明によれば、サージングの発生を抑制してPQ特性を向上できる送風装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本発明の実施形態に係る送風装置の全体斜視図である。
図2は、本発明の実施形態に係る送風装置の縦断面図である。
図3は、本発明の実施形態に係る送風装置のハウジングの縦断面斜視図である。
図4は、本発明の実施形態に係る送風装置のハウジングの一部を拡大して示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。本書では、送風装置の中心軸が延びる方向を単に「軸方向」と呼び、送風装置の中心軸を中心として中心軸と直交する方向を単に「径方向」と呼び、送風装置の中心軸を中心とする円弧に沿う方向を単に「周方向」と呼ぶ。また、本書では、説明の便宜上、軸方向を上下方向とし、図2における上下方向を送風装置の上下方向として各部の形状及び位置関係を説明する。送風装置の「上側」が「吸気側」であり、「下側」が「排気側」である。なお、この上下方向の定義が送風装置の使用時の向き及び位置関係を限定するものではない。また、本書では、軸方向に平行な断面を「縦断面」と呼ぶ。また、本書で用いる「平行」は、厳密な意味で平行を表すものではなく、略平行を含む。
【0010】
<1.送風装置の全体構成>
図1は、本発明の実施形態に係る送風装置1の一例の全体斜視図であり、図2は、送風装置1の縦断面図である。
(【0011】以降は省略されています)

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