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公開番号2025059895
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023170279
出願日2023-09-29
発明の名称灯火制御装置及びプログラム
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類B60Q 1/04 20060101AFI20250403BHJP(車両一般)
要約【課題】車両の周囲に存在する照射対象物を照射しつつも照射範囲を調整することにより消費電力を低減可能な灯火制御装置及びプログラムを提供する。
【解決手段】車両1の周囲の環境を監視する検出部4の検出結果と、車両に設けられた電源部3の電力収支の監視結果とに応じて車両に設けられた灯火部2の光量を制御する制御部6を備え、制御部は、電力収支の監視結果に基づいて、電源部の電力消費量を削減すべきと判定した場合、検出部の検出結果に基づいて、灯火部の現在の照射レベルを減少させた調整照射レベルを算出し、調整照射レベルに基づいて灯火部の光量を減少させる、灯火制御装置5である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両の周囲の環境を監視する検出部の検出結果と、前記車両に設けられた電源部の電力収支の監視結果とに応じて前記車両に設けられた灯火部の光量を制御する制御部を備え、
前記制御部は、
前記電力収支の前記監視結果に基づいて、前記電源部の電力消費量を削減すべきと判定した場合、前記検出部の前記検出結果に基づいて、前記灯火部の現在の照射レベルを減少させた調整照射レベルを算出し、
前記調整照射レベルに基づいて前記灯火部の前記光量を減少させる、
灯火制御装置。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
前記灯火部は、現在の前記照射レベルに応じた所定の照射範囲を照射する複数の光源を備え、
前記制御部は、
前記調整照射レベルに応じた前記光量の調整において、前記検出部の前記検出結果に基づいて、前記照射範囲を削減した調整照射範囲を算出し、
前記調整照射範囲を照射するように複数の前記光源のうち減光可能な前記光源の前記光量を減少させる、
請求項1に記載の灯火制御装置。
【請求項3】
前記制御部は、
前記検出部により照射対象物が検出された場合、前記照射対象物が照射されるように前記調整照射範囲を算出する、
請求項2に記載の灯火制御装置。
【請求項4】
前記制御部は、
前記検出部により前記照射対象物が検出された場合、前記照射範囲に比して前記照射対象物が含まれない領域を照射しないように前記調整照射範囲を算出する、
請求項3に記載の灯火制御装置。
【請求項5】
車両の周囲の環境を監視する検出部の検出結果を監視し、
前記車両に設けられた電源部の電力収支を監視し、
前記電力収支の監視結果に基づいて、前記電源部の電力消費量を削減すべきと判定した場合、
前記検出部の前記検出結果に基づいて、前記車両に設けられた灯火部の現在の照射レベルを減少させた調整照射レベルを算出し、
前記調整照射レベルに基づいて前記灯火部の光量を減少する処理をコンピュータに実行させるプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に設けられた灯火部の照射レベルを調整可能な灯火制御装置及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、車両用の灯火部の光量が増加し、それに伴って灯火部の消費電力が増加している。そのため、近年の車両用の灯火部は、通常状態であればなるべく広範囲を照射しつつ、二次電池等の電源装置の電気残量が所定レベル以下に低下した場合、消費電力を低下させるように調整することが求められている。特許文献1には、高速道路を走行していると判定された場合、照射する領域を通常状態に比して狭い高速状態に変更する制御部を備える車両用灯火装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-002931号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載された技術によれば、車両内の消費電力が逼迫していない場合においても、高速道路走行時において全点灯可能な車両状況において照射する領域を狭める可能性があり、不要なタイミングで照射範囲の視認性が低下する可能性がある。特許文献1に記載された技術によれば、車両が高速道路走行を走行している場合に照射範囲を狭めるように変更しているため、路肩に駐車された車両や路肩に存在する物体に対する視認性が低下する可能性がある。
【0005】
本発明は、車両の周囲に存在する照射対象物を照射しつつも照射範囲を調整することにより消費電力を低減可能な灯火制御装置及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、車両の周囲の環境を監視する検出部の検出結果と、前記車両に設けられた電源部の電力収支の監視結果とに応じて前記車両に設けられた灯火部の光量を制御する制御部を備え、前記制御部は、前記電力収支の前記監視結果に基づいて、前記電源部の電力消費量を削減すべきと判定した場合、前記検出部の前記検出結果に基づいて、前記灯火部の現在の照射レベルを減少させた調整照射レベルを算出し、前記調整照射レベルに基づいて前記灯火部の前記光量を減少させる灯火制御装置である。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、車両の周囲に存在する照射対象物を照射しつつも照射範囲を調整することにより消費電力を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係る灯火制御装置の構成を示すブロック図である。
灯火部の構成を示すブロック図である。
通常状態の照射範囲の光量を削減した調整照射範囲を示す図である。
照射対象物を含む調整照射範囲を示す図である。
灯火制御方法の処理の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1に示されるように、車両1は、前方領域を照射する灯火部2と、車両1の周囲の環境を監視する検出部4と、灯火部2を制御する灯火制御装置5とを備えている。灯火部2は、例えば、LED(Light Emitting Diode)発光素子により形成された光源を備えている。光源には、光量を調整する回路部が設けられている。灯火部2は、車両1に設けられた電源部3から電力を供給されている。電源部3は、例えば、充放電可能な二次電池と、充放電の電力を制御する制御回路とにより構成されている。電源部3は、燃料電池等の発電装置を備えていてもよい。電源部3は、車両1が電気自動車である場合、灯火部2だけでなく走行用に電力を供給するように構成されていてもよい。
【0010】
検出部4は、車両1の周囲の環境を検出可能な複数のセンサにより構成されている。検出部4は、例えば、車両1の周囲を撮像するカメラを備えていてもよい。検出部4は、例えば、車両1の周囲の物体を検出するライダー装置を備えていてもよい。検出部4は、例えば、車両1の周囲に存在する他の車両と車車間通信する通信部を備えていてもよい。検出部4は、例えば、車両1の周囲に存在する歩行者等の交通参加者が有する端末装置と通信する通信部を備えていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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