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公開番号
2025059549
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-10
出願番号
2023169694
出願日
2023-09-29
発明の名称
鏡筒、金型、及び鏡筒を製造する方法
出願人
ニデックインスツルメンツ株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
G02B
7/02 20210101AFI20250403BHJP(光学)
要約
【課題】レンズの位置決め精度を従来技術より向上させる。
【解決手段】内部にレンズを保持するための鏡筒であって、前記レンズを位置決めする部分を備え、前記鏡筒の金型に注入された樹脂が合流して形成されるウェルドラインの位置は、少なくとも前記位置決めする部分の前記鏡筒の周方向の中央を外した位置に位置する。
【選択図】図12
特許請求の範囲
【請求項1】
内部にレンズを保持するための鏡筒であって、
前記レンズを位置決めする部分を備え、
前記鏡筒の金型に注入された樹脂が合流して形成されるウェルドラインの位置は、少なくとも前記位置決めする部分の前記鏡筒の周方向の中央を外した位置に位置する鏡筒。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記鏡筒は、第1の被保持レンズと第2の被保持レンズとを含む複数の前記レンズを内部に保持し、
前記レンズを位置決めする部分は、
前記第1の被保持レンズを径方向に位置決めする第1の部分と、
前記第2の被保持レンズを軸方向に位置決めする第2の部分と、
の少なくとも一方を備える、請求項1に記載の鏡筒。
【請求項3】
前記鏡筒の金型の前記樹脂が注入された位置に対応する位置にゲート痕が形成される、請求項1又は請求項2に記載の鏡筒。
【請求項4】
前記ゲート痕は、前記位置決めする部分の前記鏡筒の周方向の中央に光軸方向で重ならない位置に形成される、請求項3に記載の鏡筒。
【請求項5】
請求項1又は請求項2に記載の鏡筒の金型であって、
前記樹脂を注入する入口を備え、
前記樹脂を注入する入口の位置は、前記注入された樹脂が合流して形成されるウェルドラインの位置が、前記レンズを位置決めする部分の周方向の中央を外した位置に位置するように、定められる、
金型。
【請求項6】
請求項1又は請求項2に記載の鏡筒の金型であって、
前記樹脂を注入する複数の入口を備え、
前記複数の入口の大きさが、前記注入された樹脂が合流して形成されるウェルドラインの位置が、前記レンズを位置決めする部分の周方向の中央を外した位置に位置するように、定められる、
金型。
【請求項7】
請求項1又は請求項2に記載の鏡筒を製造する方法であって、
前記鏡筒の金型であって、前記金型は、前記樹脂を注入する複数の入口を備え、
前記鏡筒の金型に注入された樹脂が合流して形成されるウェルドラインの位置が、前記位置決めする部分の周方向の中央を外した位置に位置するように、前記樹脂を前記複数の入口に注入する、
鏡筒を製造する方法。
【請求項8】
前記複数の入口に注入される前記樹脂の単位時間当たりの量を調整することにより、前記ウェルドラインの位置を、前記位置決めする部分の周方向の中央を外した位置に位置させる、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
第1鏡筒と、前記第1鏡筒の内周側に保持され且つ内部にレンズを保持するための第2鏡筒と、を備える鏡筒であって、
前記第2鏡筒の内面に、前記レンズを位置決めする部分を備え、
前記鏡筒は、前記鏡筒を製造するための金型の前記第1鏡筒に対応する部分の次に前記第2鏡筒に対応する部分に樹脂が注入されて、製造されるように、前記金型が構成され、
前記金型に注入された樹脂が合流して形成されるウェルドラインの位置は、少なくとも前記位置決めする部分の前記鏡筒の周方向の中央を外した位置に位置する鏡筒。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示の技術は、鏡筒、金型、及び鏡筒を製造する方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、内部にレンズ群が組み込まれる鏡筒が開示される。この鏡筒の内部には、組み込まれるレンズを径方向に位置決めしたり軸方向に位置決めしたりする位置決め部分が形成される。このような鏡筒は、鏡筒の金型内に、周方向で互いに離間する2つ以上のゲートから溶融樹脂を注入することにより、略筒状に成形される。
【0003】
上記鏡筒においては、注入した上記樹脂が合流して形成されるウェルドラインの位置が、上記位置決め部分に位置する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-027669号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上記のようにウェルドラインの位置が、上記位置決め部分の周方向の中央に位置すると、レンズが所望の位置に位置決めできず、レンズの位置決め精度を悪化させる。
本開示の技術は、上記事実に鑑み成されたもので、レンズの位置決め精度を従来技術より向上させることができる鏡筒、金型、及び鏡筒を製造する方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するための本開示の技術の第1の態様は、内部にレンズを保持するための鏡筒であって、前記レンズを位置決めする部分を備え、前記鏡筒の金型に注入された樹脂が合流して形成されるウェルドラインの位置は、少なくとも前記位置決めする部分の前記鏡筒の周方向の中央を外した位置に位置する。
【0007】
第2の態様は、第1の態様の鏡筒の金型であって、前記樹脂を注入する入口を備え、前記樹脂を注入する入口の位置は、前記注入された樹脂が合流して形成されるウェルドラインの位置が、前記レンズを位置決めする部分の周方向の中央を外した位置に位置するように、定められる。
【0008】
第3の態様は、第1の態様の鏡筒の金型であって、前記樹脂を注入する複数の入口を備え、前記複数の入口の大きさが、前記注入された樹脂が合流して形成されるウェルドラインの位置が、前記レンズを位置決めする部分の周方向の中央を外した位置に位置するように、定められる。
【0009】
第4の態様は、第1の態様の鏡筒を製造する方法であって、前記鏡筒の金型であって、前記金型は、前記樹脂を注入する複数の入口を備え、前記鏡筒の金型に注入された樹脂が合流して形成されるウェルドラインの位置が、前記位置決めする部分の周方向の中央を外した位置に位置するように、前記樹脂を前記複数の入口に注入する。
【0010】
第5の態様は、第1鏡筒と、前記第1鏡筒の内周側に保持され且つ内部にレンズを保持するための第2鏡筒と、を備える鏡筒であって、前記第2鏡筒の内面に、前記レンズを位置決めする部分を備え、前記鏡筒は、前記鏡筒を製造するための金型の前記第1鏡筒に対応する部分の次に前記第2鏡筒に対応する部分に樹脂が注入されて、製造されるように、前記金型が構成され、前記金型に注入された樹脂が合流して形成されるウェルドラインの位置は、少なくとも前記位置決めする部分の前記鏡筒の周方向の中央を外した位置に位置する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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