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公開番号2025059160
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023168991
出願日2023-09-29
発明の名称レンズユニット、カメラモジュール、撮像システムおよび移動体
出願人マクセル株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G02B 7/02 20210101AFI20250403BHJP(光学)
要約【課題】第1レンズのカシメの際の圧力にヒータが耐えることができ、また、Oリングの像側へのずれを防止できるレンズユニット、カメラモジュール、撮像システムおよび移動体を提供する。
【解決手段】光軸に沿って並べられた複数のレンズと、これら複数のレンズを収容保持する鏡筒12と、最も物体側に位置する第1レンズ13と、この第1レンズ13に光軸方向に隣り合う第2レンズ24と、第1レンズと第2レンズとの間に設けられて、第1レンズを加熱可能なヒータ40と、ヒータ40を収納するヒータ器50を備え、ヒータ40はヒータ器50に収納された状態で、第1レンズ13と第2レンズ14との間に挿入されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
光軸に沿って並べられた複数のレンズと、これら複数のレンズを収容保持する鏡筒と、最も物体側に位置する第1レンズと、この第1レンズに光軸方向に隣り合う第2レンズと、前記第1レンズと前記第2レンズとの間に設けられて、前記第1レンズを加熱可能なヒータとを備えたレンズユニットにおいて、
前記ヒータを収納するヒータ器を備え、
前記ヒータは前記ヒータ器に収納された状態で、前記第1レンズと第2レンズとの間に挿入されていることを特徴とするレンズユニット。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
前記第1レンズと前記鏡筒との間をシールするシール部材を備え、
前記ヒータ器の外周部は、前記シール部材の像側の直下に位置していることを特徴とする請求項1に記載のレンズユニット。
【請求項3】
前記ヒータ器は、物体側を向く面に、前記ヒータを露出される開口部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のレンズユニット。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか1項に記載のレンズユニットと、前記レンズユニットの前記レンズ群を通じて集光される光を電気信号に変換する撮像素子とを備えることを特徴とするカメラモジュール。
【請求項5】
請求項4に記載のカメラモジュールと、前記カメラモジュールを制御するとともに前記カメラモジュールの撮像素子から出力される電気信号を処理する制御部とを有する撮像装置と、
前記撮像装置により取得される画像信号を処理する処理装置と、
前記処理装置により処理されて出力される画像を表示する表示装置と、
を有することを特徴とする撮像システム。
【請求項6】
請求項5に記載の撮像システムを搭載し、前記表示装置により乗員への情報を出力することを特徴とする移動体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、特に自動車等の車両に搭載される車載カメラを構成するレンズユニット、カメラモジュール、撮像システムおよび撮像システムを搭載した移動体に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
近年、自動車に車載カメラを搭載し、駐車をサポートしたり、画像認識により衝突防止を図ったりすることが行なわれており、さらにそれを自動運転に応用する試みもなされている。また、このような車載カメラのカメラモジュールは、一般に、複数のレンズが光軸に沿って並べられて成るレンズ群と、このレンズ群を収容保持する鏡筒と、レンズ群の少なくとも一個所のレンズ間に配置される絞り部材とを有するレンズユニットを備える(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
前記構成のレンズユニット(カメラモジュール)は、車載カメラに限らず、様々な光学機器で使用され得るが、とりわけ、寒冷地で外部環境に晒される場合には、レンズ表面の凍結やレンズへの着雪が想定し得るため、一般に融雪機能等を備えるようになっている。具体的には、そのようなレンズユニットは、例えば、図10に示すように、鏡筒12内に収容保持されたレンズ群Lのうち最も物体側に位置して、鏡筒12から露出する(外部環境に晒される)第1レンズ13を暖めるべく、第1レンズ13のフランジ部13fと第1レンズ13に隣接する第2レンズ14のフランジ部14fとの間に面状のヒータ40を介挿するようにしている。なお、図10において第1レンズ13および第2レンズ14についてはハッチングを省略している。
また、第2レンズ14のフランジ部14fの内径部には、物体側(図10において上側)に突出するリング状の突起部14pが設けられており、この突起部14pを第1レンズ13のフランジ部13fに当接させることによって、フランジ部13f,14f間に隙間を形成し、この隙間にヒータ40を挿入している。ヒータ40には、当該ヒータ40に電力を供給する、フレキシブルプリント基板等で形成された給電部41が接続されている。
また、第1レンズ13と鏡筒12との間には、当該間をシールするOリング(シール部材)26が設けられている。
【0004】
このように鏡筒12内に組み込まれるヒータ40は、発生した熱を効率良く第1レンズ13の表面に伝えることができる最も有効な加熱手段として広く用いられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2013-231993号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、上記のようなレンズユニットを組み立てる場合、鏡筒の物体側(図10において上側)の開口から複数のレンズを順次挿入するとともに、第2レンズ14を挿入した後、この第2レンズ14のフランジ部14fに面状のヒータ40を乗せたうえで、当該ヒータ40を挟み込むようにして第2レンズ14に第1レンズ13を乗せ、最後に、鏡筒の物体側端部に設けられたカシメ部23をカシメることによって、レンズ13,14を含む複数のレンズ(図10では、複数のレンズのうち、第1レンズ13と第2レンズ14を図示している。)を鏡筒12に固定している。このカシメの際に、第1レンズ13が像側(図10において下側)に押圧され、この第1レンズ13によってヒータ40が像側に押圧されるが、当該ヒータ40が過度の押圧力を受けないようにするために、上述したように、第2レンズ14のフランジ部14fの内径部に突起部14p設けている。
【0007】
突起部14pの径方向の幅wを大きくすればするほど、カシメによる第1レンズ13の押圧力を突部起14pによって強固に受けることができる一方、突起部14pの幅wを大きくした分、ヒータ40の径方向の幅が小さくなるため、突起部14pの幅wを必要以上大きくすることはできない。
【0008】
このため、カシメ時の圧力により突起部14pが変形して潰れると、ヒータ40には、第1レンズ13および第2レンズ14から大きな圧力が作用して、本来のヒータ性能が発揮できなかった。ヒータ40が例えばPTCヒータである場合、通電していない初期段階から上述した圧力によって電気抵抗値が高くなるため、ヒータ40が所望の温度まで昇温できず、昇温性能が低下してしまう。また、薄型のヒータ40であるために、上述した圧力によってヒータ40に損傷が生じると本来のヒータ性能が発揮できなくなる。
【0009】
また、Oリング26下の隙間が大きく、Oリング26を支持する支えが無いので、Oリング26が下側(像側)にずれてきた際に抜けたり、高圧洗車時の第1レンズ13の変位が懸念される。
【0010】
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、第1レンズのカシメの際の圧力にヒータが耐えることができ、また、Oリングの像側へのずれを防止できるレンズユニット、カメラモジュール、撮像システムおよび移動体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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