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公開番号
2025058778
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-09
出願番号
2023168920
出願日
2023-09-28
発明の名称
資産位置特定システム
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B65G
1/137 20060101AFI20250402BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】 空間1内に置かれる資産にその識別情報の記録されたRFIDタグであるモノタグTp1~が付与され、空間に於ける複数の場所の各々に各場所の識別情報の記録されたRFIDタグである場所タグTs1~が付与され、RFIDリーダRを空間内の任意の場所に移動して、モノタグと場所タグとのそれぞれの識別情報を読み取り、読み取った識別情報に基づいて空間内に於ける資産の置かれた位置を特定するシステム2に於いて、資産の置かれた位置をより高精度に特定できるようにする。
【解決手段】 空間内に於ける資産の置かれた位置を特定するシステムは、資産の置かれている位置にて読み取られた複数の場所タグの検出頻度の割合に基づいて空間内に於ける資産の置かれている位置を特定する。
【選択図】 図3
特許請求の範囲
【請求項1】
空間内に於ける資産の置かれた位置を特定するシステムにして、前記資産にその識別情報の記録されたRFIDタグであるモノタグが付与され、前記空間に於ける複数の場所の各々に前記場所の各々の識別情報の記録されたRFIDタグである場所タグが付与され、RFIDリーダを前記空間内の任意の場所に移動して、前記モノタグと前記場所タグとのそれぞれの識別情報を読み取り、前記読み取った識別情報に基づいて前記空間内に於ける前記資産の置かれた位置を特定するシステムであって、
前記資産の置かれている位置にて読み取られた複数の前記場所タグの検出頻度の割合に基づいて前記空間内に於ける前記資産の置かれている位置を特定するよう構成された資産位置特定手段を含むシステム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、資産(物品)の置かれた位置を特定するシステムに係り、より詳細には、資産の各々と資産の配置又は保管され得る空間に於ける幾つかの場所の各々とにRFID(Radio Frequency Identification)タグを付与しておき、RFIDリーダにてRFIDタグを検出することにより、各資産の保管された位置を特定し、その位置情報の登録又は管理を可能にするシステムに係る。
続きを表示(約 3,500 文字)
【背景技術】
【0002】
物品である資産にRFIDタグを付与しておき、資産の有無や保管場所などの情報を管理するシステムが提案されている。例えば、特許文献1に於いては、物品にその物品を示す物品情報が記録されたRFIDタグ(モノタグ)を取り付け、物品の配置され得る空間に於ける適宜設定された幾つかの場所に、各場所の情報が記録されたRFIDタグ(場所タグ)を配置し、RFIDリーダにより、モノタグと場所タグとを、順次、読み取ったときに、一のモノタグを読み取った時刻に近い時刻に読み取られた一の場所タグの場所の周辺領域(ゾーン)が、その一のモノタグの物品の置かれている領域であると特定することにより、物品の有無と保管場所を管理するシステムが開示されている。かかるシステムの構成によれば、物品と場所に付されたRFIDタグをRFIDリーダで読み取るだけで、物品の保管管理が可能となり、便利である。また、RFIDタグを利用して場所を特定することに関する技術は、特許文献2-5等にも種々提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-9899
特開2021-46293
特開2009-147683
特開2018-63178
特表2010-537347
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の特許文献1に記載のシステムの如く、存在位置の管理される資産と、資産の配置され得る空間内の幾つかの場所とに、それぞれを識別するRFIDタグ(以下、「タグ」と称する。)を付与しておき、RFIDリーダ(以下、「リーダ」と称する。)により、資産と場所のタグを逐次読み取り、資産の存在する領域を特定する構成に於いて、資産の位置の特定の実行の際には、人がリーダを携帯して、資産の置かれる空間(部屋、倉庫など。屋外であってもよい。)内にて一の資産の位置又はその近傍まで移動し、リーダを一の資産に近づけて又はその位置にて、そのタグ(モノタグ)をリーダで読み取ると共に、その周囲の場所タグを読み取り、これにより、その一の資産が、読み取られた場所タグの配置されている領域内に存在するものと特定される。この点に関し、リーダが任意の場所にてタグの読み取りを行う際には、各タグの読み取りは複数回実行され、また、かかる任意の場所に於いて、その周囲の複数の場所のタグが読み取られる。そして、その場合に読み取られる場所タグの各々の検出頻度は、リーダまでの距離が短いほど、多くなり、読み取られる複数の場所タグの検出頻度の割合のパターンは、タグの読み取るリーダの位置によって変化する。従って、上記の如きシステムに於いて、リーダで一の資産のモノタグを読み取ったとき、その位置に於いて読み取られる複数の場所タグの検出頻度の割合のパターンを参照すれば、一の資産の空間内に於ける位置を、より詳細に、即ち、読み取られた場所タグの配置されているゾーンの範囲よりも細かく特定できることとなり、資産の置かれた位置が従前よりも高精度に把握できることとなる。本発明に於いては、この知見が利用される。
【0005】
かくして、本発明の主な課題は、資産と、資産の配置される空間内の幾つかの場所とにそれぞれを識別するRFIDタグを付与しておき、RFIDリーダにより、資産と場所のタグを逐次読み取り、資産の存在する領域を特定するシステムに於いて、資産の置かれた位置をより高精度に特定できるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によれば、上記の課題は、空間内に於ける資産の置かれた位置を特定するシステムにして、前記資産にその識別情報の記録されたRFIDタグであるモノタグが付与され、前記空間に於ける複数の場所の各々に前記場所の各々の識別情報の記録されたRFIDタグである場所タグが付与され、RFIDリーダを前記空間内の任意の場所に移動して、前記モノタグと前記場所タグとのそれぞれの識別情報を読み取り、前記読み取った識別情報に基づいて前記空間内に於ける前記資産の置かれた位置を特定するシステムであって、
前記資産の置かれている位置にて読み取られた複数の前記場所タグの検出頻度の割合に基づいて前記空間内に於ける前記資産の置かれている位置を特定するよう構成された資産位置特定手段を含むシステムによって達成される。
【0007】
上記の構成に於いて、「資産」は、任意の物品であってよい。RFIDタグは、通常の態様のRFIDタグであってよく、「モノタグ」には、それが付される資産の識別情報が記録され、「場所タグ」には、それが付される場所の各々の識別情報が記録される(場所タグを配置する場所は、システムの使用者、管理者等により適宜決定される。)。そして、これらのRFIDタグに記録された識別情報は、RFIDリーダによって読み出される。RFIDリーダは、通常の態様の形式であってよく、具体的には、タグの識別情報の読み取り(タグの検出)に際しては、リーダが電波を発信し、それがタグに受信されると、タグから、その識別情報を担持した応答の電波が発信され、その応答の電波をリーダが受信することで、タグが検出され、そのタグの付された資産又は場所が識別される。ここで、モノタグの識別情報は、各資産を識別するために設定された任意の情報であってよい。場所タグの識別情報は、各場所を識別するために設定された任意の情報であってよく、空間に於ける各場所タグの配置される場所は、各場所タグの配置に際して、システムに於いて、空間に於ける座標、或いは、特定の地点からの距離と方向などを用いて把握される(システムに於いて、各場所タグの位置が記録されていてよい。)。また、リーダによる電波の発信は、或る位置に於いて、複数回実行され、タグからの応答波は、リーダによって、複数回受信され、従って、タグが複数回検出されるところ、タグのリーダからの距離が短いほど、リーダに於けるタグからの応答波の単位時間当りの受信回数、即ち、検出頻度が多くなる。従って、リーダに於いては、より近い位置の場所タグからより多くの回数に応答波が受信されることとなり、リーダの位置によって、各場所タグからの応答波の受信回数、即ち、各場所タグの検出頻度の割合が変化することとなる。リーダで受信されたタグの識別情報を用いた解析を行う「資産位置特定手段」は、任意の形式のコンピュータ装置に於けるプログラムに従った処理により実現されてよい。
【0008】
上記の本発明のシステムに於いては、複数の場所タグが配置されている空間内に於いてリーダによりタグの読み取りを実行した場合、上記の如く、各場所タグの検出頻度の割合がリーダのそのときの位置によって異なるという点に着目し、リーダによって或る一の資産のタグを検出したときに、その位置にて得られる複数の場所タグの検出頻度の割合に基づいて、一の資産の位置が特定される。かかる構成によれば、特定される資産の位置は、特許文献1の如く場所タグの周囲の領域の範囲内と特定されるよりも、より高精度に特定できることとなり、資産の保管位置の管理などに於いて有利となる。
【0009】
実施の態様に於いては、システムの設定の段階に於いて、複数の場所タグが適宜配置された資産の配置され得る空間に於ける種々の場所にて、例えば、適宜設定されてよい所定の間隔毎の地点(場所)の各々にて、リーダにより、複数の場所タグの読み取りを行い、各地点に於ける複数の場所タグの検出頻度の割合を予め調べておき、資産のモノタグの検出に際しては、その位置で得られた複数の場所タグの検出頻度の割合を、予め調べておいた複数の場所タグの検出頻度の割合と比較して、それらのうちで実質的に合致するパターン或いは最も類似するパターンが得られた位置が、モノタグの検出された資産の置かれた位置として特定されてよい。
【0010】
上記の構成に於いて、リーダで読み取られる複数の場所タグの検出頻度の割合は、適宜設定される所定時間内に検出された場所タグの検出頻度の割合であってよい。また、リーダにて場所タグを読み取る際には、リーダの位置の周囲に存在する場所タグをできるだけ漏れなく読み取ることができるように、リーダの周囲を均等に検出するようにリーダの電波の送受信範囲を周回させることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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