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公開番号2025058594
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2023168619
出願日2023-09-28
発明の名称撮像装置、撮像装置の制御方法およびプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類G03B 17/56 20210101AFI20250402BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】 本発明によれば、減速してからプリセット位置に停止し、次のプリセット位置まで加速するパンチルト動作の中で停止時間が短く設定された場合も、スムーズな動作をすることができる。
【解決手段】 パン位置、チルト位置の少なくとも1つをプリセット位置として設定し、設定された複数のプリセット位置間を移動する撮像装置であって、撮像部の撮像方向を変更する。複数のプリセット位置に関する設定と、前記複数のプリセット位置を移動する順番と、各前記プリセット位置での停止時間の設定を取得する。取得した設定に基づいて撮像方向を変更する。移動する順番に基づいて前記プリセット位置間を移動している場合、各プリセット位置での停止時間の設定に応じた加速度で前記駆動手段を制御する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
パン位置、チルト位置の少なくとも1つをプリセット位置として設定し、設定された複数のプリセット位置間を移動する撮像装置であって、
撮像部の撮像方向を変更するための駆動手段と、
複数のプリセット位置に関する設定と、前記複数のプリセット位置を移動する順番と、各前記プリセット位置での停止時間の設定を取得する取得手段と、
前記取得手段が取得した設定に基づいて前記駆動手段を制御する制御手段と、
を有し、
前記順番に基づいて前記プリセット位置間を移動している場合、
前記制御手段は、
各前記プリセット位置での停止時間の設定に応じた加速度で前記駆動手段を制御する、
ことを特徴とする撮像装置。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
前記プリセット位置の停止時間が所定の時間以上かを判定する判定手段と、
をさらに有し、
前記制御手段は、
前記判定手段で前記停止時間の設定が所定の時間以上と判定された場合には、第1の加速度となるように前記駆動手段を制御し、
前記判定手段で前記停止時間の設定が所定の時間以上と判定されなかった場合は、前記第1の加速度とは異なる第2の加速度となるように前記駆動手段を制御する、
ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
前記制御手段は、
前記順番に基づいて前記プリセット位置間を移動している場合、
第1のプリセット位置から第2のプリセット位置に移動する際の移動方向に基づいた加速度で前記駆動手段を制御する、
ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項4】
前記制御手段は、
前記加速度と前記停止時間に基づいて算出される加速度が所定の閾値未満の場合、
前記停止時間の設定より大きい停止時間、前記プリセット位置に停止し、
前記加速度と前記停止時間に基づいて算出される加速度が所定の閾値未満ではない場合、
前記停止時間、前記プリセット位置に停止する、
ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項5】
前記第1の加速度は前記第2の加速度よりも大きいことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
【請求項6】
前記制御手段は前記駆動手段に所定の時間、励磁電流を流す電流制御手段と、
をさらに有し、
前記制御手段は、
前記判定手段で前記プリセット位置の停止時間が所定の時間以上と判定された場合には、第1の時間、励磁電流を流し、
前記判定手段で前記プリセット位置の停止時間が所定の時間以上ではないと判定された場合は、第1の時間より短い第2の時間、励磁電流を流す、
ことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
【請求項7】
前記制御手段は、
前記判定手段で前記プリセット位置の停止時間が所定の時間以上と判定された場合には、
前記駆動手段の駆動速度がゼロになった後に加速するように前記駆動手段を制御し、
前記判定手段で前記プリセット位置の停止時間が所定の時間以上ではないと判定された場合は、前記駆動手段の駆動速度が所定の速度になった後に加速するように前記駆動手段を制御する、
ことを含むことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
【請求項8】
前記複数のプリセット位置のうち、
前記第1のプリセット位置から前記第2のプリセット位置に移動する第1の方向と、前記第2のプリセット位置から第3のプリセット位置に移動する第2の方向とを判定する方向判定手段と、
をさらに有し、
前記第2のプリセット位置に関する停止時間の設定が所定の時間以上ではない場合、且つ、前記方向判定手段が前記第1の方向と前記第2の方向が同方向であると判定した場合は、
前記制御手段は第3の加速度で前記駆動手段を制御し、
前記方向判定手段が前記第1の方向と前記第2の方向が同方向でないと判定した場合は、
前記制御手段は第4の加速度で前記駆動手段を制御する、
ことを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
【請求項9】
パン位置、チルト位置の少なくとも1つをプリセット位置として設定し、設定された複数のプリセット位置間を移動する撮像装置の制御方法であって、
撮像部の撮像方向を変更するための駆動工程と、
複数のプリセット位置に関する設定と、前記複数のプリセット位置を移動する順番と、各前記プリセット位置での停止時間の設定を取得する取得工程と、
前記取得工程が取得した設定に基づいて前記駆動手段を制御する制御工程と、
を有し、
前記順番に基づいて前記プリセット位置間を移動している場合、
前記制御工程において、
各前記プリセット位置での停止時間の設定に応じた加速度で前記駆動工程を制御する、
ことを特徴とする制御方法。
【請求項10】
請求項9に記載の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
撮像装置、撮像装置の制御方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
監視用途や映像配信用途で用いる撮像装置では、カメラヘッドの水平方向の回転駆動を行うパン機構部と、垂直方向の回転駆動を行うチルト機構部、撮像画角を変更可能なズーム機構部を備え撮像範囲を制御できるPTZカメラが知られている。さらに、ネットワークや専用線を介してこれらの機構部を遠隔地から制御することで、撮像範囲の変更が可能なカメラがある。
【0003】
このような撮像装置において、パン、チルト、ズーム機構部の各々の位置とプリセット番号を関連付け、プリセット位置として登録する。さらに、そのプリセット番号を指定することで該プリセット番号に関連付けられたプリセット位置に撮像装置のパンチルトズーム機構部を移動させるプリセット機能が知られている。また複数のプリセット番号がある場合、プリセット番号の順番を予め登録することで、複数のプリセット位置への巡回動作を自動で繰り返すプリセット巡回や自動ループと呼ばれる機能も知られている。
【0004】
映像製作の場において、プリセット巡回や、自動ループを使用する場合は、あるプリセット位置から異なるプリセット位置へ移動する際に、適切に加速および減速することで停止や動き出しのスムーズな動作が求められている。
【0005】
例えば、特許文献1では、雲台に載せられた撮像装置の条件に応じて、パン動作を制御するための加速度設定を決定する方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2017-41705号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
複数のプリセット位置への巡回動作を自動で繰り返す自動ループと呼ばれる機能ではプリセット位置毎に停止時間を設定できるものもある。このとき、減速してからプリセット位置に停止し、次のプリセット位置まで加速するパンチルト動作の中で停止時間が短く設定された(例えば0秒の)場合、不連続でスムーズでない動作が起きてしまう。
【0008】
そこで、本発明の目的は、減速してからプリセット位置に停止し、次のプリセット位置まで加速するパンチルト動作の中で停止時間が短く設定された場合も、スムーズな動作をする撮像装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一様態は、パン位置、チルト位置の少なくとも1つをプリセット位置として設定し、設定された複数のプリセット位置間を移動する撮像装置であって、撮像部の撮像方向を変更するための駆動手段と、複数のプリセット位置に関する設定と、前記複数のプリセット位置を移動する順番と、各前記プリセット位置での停止時間の設定を取得する取得手段と、前記取得手段が取得した設定に基づいて前記駆動手段を制御する制御手段と、を有し、前記順番に基づいて前記プリセット位置間を移動している場合、前記制御手段は、各前記プリセット位置での停止時間の設定に応じた加速度で前記駆動手段を制御することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、減速してからプリセット位置に停止し、次のプリセット位置まで加速するパンチルト動作の中で停止時間が短く設定された場合も、スムーズな動作をする。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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