TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025058454
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-09
出願番号
2023168390
出願日
2023-09-28
発明の名称
飛行体の先端部の支持構造、及び飛行体
出願人
三菱重工業株式会社
代理人
SSIP弁理士法人
主分類
B64G
1/58 20060101AFI20250402BHJP(航空機;飛行;宇宙工学)
要約
【課題】飛行体の先端部と機体本体との接続部分における熱応力の発生を低減させる。
【解決手段】本開示の少なくとも一実施形態に係る飛行体の先端部の支持構造は、超音速以上の速度で飛行する飛行体の先端部の支持構造であって、先端部の外板を構成する第1部材と、外板の輪郭の内側に設けられていて外板に接続される、第1部材よりも大きな線膨張係数を有する少なくとも1つの第2部材と、を備える。第2部材は、第1部材との第1接続部と、第1接続部とは異なる第1部材との第2接続部とを有する。第2部材は、第1接続部と第2接続部との間を、第1接続部と第2接続部とを結ぶ仮想的な直線とは異なる経路を辿って延在する湾曲形状又は屈曲形状を有する。
【選択図】図4A
特許請求の範囲
【請求項1】
超音速以上の速度で飛行する飛行体の先端部の支持構造であって、
前記先端部の外板を構成する第1部材と、
前記外板の輪郭の内側に設けられていて前記外板に接続される、前記第1部材よりも大きな線膨張係数を有する少なくとも1つの第2部材と、
を備え、
前記第2部材は、
前記第1部材との第1接続部と、前記第1接続部とは異なる前記第1部材との第2接続部とを有し、
前記第1接続部と前記第2接続部との間を、前記第1接続部と前記第2接続部とを結ぶ仮想的な直線とは異なる経路を辿って延在する湾曲形状又は屈曲形状を有する、
飛行体の先端部の支持構造。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記第2部材の少なくとも1つは、ブラケットに取り付けられる取付部を有し、前記取付部に取り付けられた前記ブラケットを介して前記飛行体の機体本体側に接続されている、
請求項1に記載の飛行体の先端部の支持構造。
【請求項3】
前記第2部材の少なくとも1つは、前記第1接続部と前記取付部との間を、前記第1接続部と前記取付部とを結ぶ仮想的な直線とは異なる経路を辿って延在する湾曲形状又は屈曲形状を有する、
請求項2に記載の飛行体の先端部の支持構造。
【請求項4】
前記第2部材は、前記飛行体の機軸の延在方向と交差する方向に延在する仮想的な平面に沿って延在する、
請求項1乃至3の何れか一項に記載の飛行体の先端部の支持構造。
【請求項5】
前記第2部材は、隣り合う2つの第2部材を含み、
前記隣り合う2つの第2部材の双方に接続される、前記第1部材よりも大きな線膨張係数を有する第3部材、
を備え、
前記第3部材は、前記隣り合う2つの第2部材の一方との接続部と前記隣り合う2つの第2部材の他方との接続部との間を、前記一方との接続部と前記他方との接続部とを結ぶ仮想的な直線とは異なる経路を辿って延在する湾曲形状又は屈曲形状を有する、
請求項1乃至3の何れか一項に記載の飛行体の先端部の支持構造。
【請求項6】
前記第3部材は、前記飛行体の機軸の延在方向と交差する方向に延在する仮想的な平面に沿って延在する、
請求項5に記載の飛行体の先端部の支持構造。
【請求項7】
前記第1部材は、前記飛行体の機軸の延在方向に沿って前記飛行体の後方から見たときに扁平形状を有する、
請求項1乃至3の何れか一項に記載の飛行体の先端部の支持構造。
【請求項8】
前記第1接続部は、前記第1部材における前記扁平形状の短手方向の一方側の領域に接続され、
前記第2接続部は、前記第1部材における前記短手方向の他方側の領域に接続される、
請求項7に記載の飛行体の先端部の支持構造。
【請求項9】
前記第2部材は、前記取付部からの距離が異なる2つの第2部材を含み、
前記2つの第2部材の内、前記取付部からの距離が大きい方の前記第2部材は、前記取付部からの距離が小さい方の前記第2部材よりも太さが細い、
請求項2又は3に記載の飛行体の先端部の支持構造。
【請求項10】
前記第1部材は、前記飛行体の機軸の延在方向に沿って前記飛行体の後方から見たときに円形形状を有する、
請求項1乃至3の何れか一項に記載の飛行体の先端部の支持構造。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、飛行体の先端部の支持構造、及び飛行体に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
超音速以上の速度で飛行する飛行体では、空力加熱等により飛行体の先端部は非常に高温になる。そのため、飛行体の先端部と機体本体との接続部分において線膨張係数の違いによる熱応力の発生を低減するための構造が知られている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第3840391号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、飛行体の飛行速度がさらに速くなって空力加熱がさらに苛烈になると、飛行体の先端部と機体本体との接続部分における熱応力の発生を低減するためにさらなる工夫が必要となる。
【0005】
本開示の少なくとも一実施形態は、上述の事情に鑑みて、飛行体の先端部と機体本体との接続部分における熱応力の発生を低減することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本開示の少なくとも一実施形態に係る飛行体の先端部の支持構造は、
超音速以上の速度で飛行する飛行体の先端部の支持構造であって、
前記先端部の外板を構成する第1部材と、
前記外板の輪郭の内側に設けられていて前記外板に接続される、前記第1部材よりも大きな線膨張係数を有する少なくとも1つの第2部材と、
を備え、
前記第2部材は、
前記第1部材との第1接続部と、前記第1接続部とは異なる前記第1部材との第2接続部とを有し、
前記第1接続部と前記第2接続部との間を、前記第1接続部と前記第2接続部とを結ぶ仮想的な直線とは異なる経路を辿って延在する湾曲形状又は屈曲形状を有する。
【0007】
(2)本開示の少なくとも一実施形態に係る飛行体は、上記(1)の構成の飛行体の先端部の支持構造、
を備える。
【発明の効果】
【0008】
本開示の少なくとも一実施形態によれば、飛行体の先端部と機体本体との接続部分における熱応力の発生を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
幾つかの実施形態に係る支持構造を備える飛行体の先端部の近傍の構成を模式的に示す図である。
図1のA-A矢視図であり、飛行体の先端部の一例を模式的に示している。
図1のA’-A’矢視図であり、飛行体の先端部の他の一例を模式的に示している。
図1のB-B矢視図であり、図2に示す先端部を有する飛行体における、サイドプレートの一例を模式的に示している。
図1のB-B矢視図であり、図2に示す先端部を有する飛行体における、サイドプレートの他の一例を模式的に示している。
図1のB-B矢視図であり、図2に示す先端部を有する飛行体における、サイドプレートの他の一例を模式的に示している。
図1のB-B矢視図であり、図2に示す先端部を有する飛行体における、サイドプレートの他の一例を模式的に示している。
図1のB’-B’矢視図であり、図3に示す先端部を有する飛行体における、サイドプレートの一例を模式的に示している。
図1のB’-B’矢視図であり、図3に示す先端部を有する飛行体における、サイドプレートの他の一例を模式的に示している。
図1のB’-B’矢視図であり、図3に示す先端部を有する飛行体における、サイドプレートの他の一例を模式的に示している。
図1のB’-B’矢視図であり、図3に示す先端部を有する飛行体における、サイドプレートの他の一例を模式的に示している。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して本開示の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本開示の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
三菱重工業株式会社
冷却デバイス
今日
三菱重工業株式会社
エンジニアリング装置、オブジェクトデータ生成方法、及びプログラム
今日
三菱重工業株式会社
予兆判定装置、処理方法及びプログラム
3日前
個人
ドローン
1か月前
個人
ドローンシステム
2か月前
個人
空港用貨物搬送車
10か月前
株式会社三圓
浮上装置
6か月前
個人
飛行艇
9か月前
個人
ドローンの計測操作方法3
7か月前
個人
ドローンの計測操作方法2
7か月前
個人
垂直離着陸機用エンジン改
2か月前
個人
人工衛星推進材循環エンジン
11か月前
個人
マルチコプター型電気飛行機
12か月前
キヤノン電子株式会社
磁気トルカ
7か月前
個人
ドローンを自動離着陸する方法
2か月前
個人
ドローン消音装置
5か月前
個人
空中移動システム
3か月前
トヨタ自動車株式会社
ドローン
18日前
個人
エアライナー全自動パラシュート
1か月前
株式会社ACSL
システム
1か月前
株式会社ACSL
システム
1か月前
株式会社セネック
ドローンポート
10か月前
株式会社セネック
ドローンポート
10か月前
合同会社アドエア
パラシュート射出装置
1か月前
株式会社中北製作所
羽ばたき装置
10か月前
株式会社SUBARU
電動航空機
11か月前
合同会社アドエア
飛行体の落下補助装置
3か月前
株式会社中北製作所
羽ばたき装置
11か月前
個人
垂直離着陸機用ガスタービンエンジン
2か月前
株式会社SUBARU
移動体
3か月前
株式会社SUBARU
回転翼航空機
10か月前
全日本空輸株式会社
ドーリシステム
5か月前
ミネベアミツミ株式会社
無人機
17日前
ミネベアミツミ株式会社
無人機
17日前
HDサービス合同会社
カメラ装着装置
5か月前
株式会社日立製作所
推進装置
4か月前
続きを見る
他の特許を見る