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公開番号2025062343
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-14
出願番号2023171343
出願日2023-10-02
発明の名称エンジニアリング装置、オブジェクトデータ生成方法、及びプログラム
出願人三菱重工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類G05B 23/02 20060101AFI20250407BHJP(制御;調整)
要約【課題】定義データの入手から当該定義データに対応するモジュールを制御システムにおいて使用できるようにするまでの時間を短縮するエンジニアリング装置、オブジェクトデータ生成方法、及びプログラムを提供する。
【解決手段】制御システムに搭載されるモジュールを定義する定義データが、予め定められる共通形式のデータとして与えられる第1の種類のモジュールに共通して用いられる仮想データ形式を記憶する記憶部と、前記搭載されるモジュールが前記第1の種類のモジュールである場合、前記仮想データ形式に基づいて前記記憶部に前記仮想データ形式の内容が反映される記憶領域を確保し、確保した記憶領域に、前記搭載されるモジュールの前記定義データが示すデータ形式にしたがって当該定義データに示される項目を書き込み、前記搭載されるモジュールのモジュール名称を書き込んでオブジェクトデータを生成するオブジェクトデータ生成部と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
制御システムに搭載されるモジュールを定義する定義データが、予め定められる共通形式のデータとして与えられる第1の種類のモジュールに共通して用いられる仮想データ形式を記憶する記憶部と、
前記搭載されるモジュールが前記第1の種類のモジュールである場合、前記仮想データ形式に基づいて前記記憶部に前記仮想データ形式の内容が反映される記憶領域を確保し、確保した記憶領域に、前記搭載されるモジュールの前記定義データが示すデータ形式にしたがって当該定義データに示される項目を書き込み、前記搭載されるモジュールのモジュール名称を書き込んでオブジェクトデータを生成するオブジェクトデータ生成部と、
を備えるエンジニアリング装置。
続きを表示(約 2,400 文字)【請求項2】
前記仮想データ形式は、任意の前記第1の種類のモジュールの前記定義データが示すデータ形式を少なくとも包含するように予め定められる、
請求項1に記載のエンジニアリング装置。
【請求項3】
前記記憶部は、前記第1の種類のモジュールとは異なる種類の第2の種類のモジュールであって、前記定義データによって個別のデータ形式が定められる第2の種類のモジュールの個別データ形式を、前記第2の種類のモジュールのモジュール名称、及び前記定義データに示される項目を含む状態で記憶し、
前記オブジェクトデータ生成部は、
与えられるモジュール名称が、前記第1の種類のモジュールのモジュール名称であるか、前記第2の種類のモジュールのモジュール名称であるかを判定し、
前記第2の種類のモジュールのモジュール名称であると判定した場合、与えられる前記モジュール名称に対応する前記個別データ形式に基づいて前記記憶部に前記個別データ形式の内容が反映される記憶領域を確保してオブジェクトデータを生成し、
前記第1の種類のモジュールのモジュール名称であると判定した場合、前記仮想データ形式に基づいて前記記憶部に前記仮想データ形式の内容が反映される記憶領域を確保し、確保した記憶領域に、与えられる前記モジュール名称に対応するモジュールの前記定義データが示すデータ形式にしたがって当該定義データに示される項目を書き込み、与えられる前記モジュール名称を書き込んでオブジェクトデータを生成する、
請求項1に記載のエンジニアリング装置。
【請求項4】
前記第1の種類のモジュールは、IOモジュール、または、CPUモジュールである、
請求項1に記載のエンジニアリング装置。
【請求項5】
前記第1の種類のモジュールの前記定義データは、前記共通形式のテキストデータとして与えられる、
請求項1に記載のエンジニアリング装置。
【請求項6】
前記オブジェクトデータ生成部は、
自装置の操作者による入力操作によって与えられるか、または、前記第1の種類のモジュールの前記定義データに含めて与えられる設定データであって、前記モジュールの動作状態を定めるプロパティデータ、及び前記モジュールが前記制御システムにおいて搭載される位置を示す搭載位置データを含む設定データを前記オブジェクトデータに書き込む、
請求項1に記載のエンジニアリング装置。
【請求項7】
前記第1の種類のモジュールの前記定義データは、他のエンジニアリング装置が生成するモジュール構成データから前記モジュールの動作状態を定めるプロパティデータと、前記モジュールが前記制御システムにおいて搭載される位置を示す搭載位置データとを含む状態で生成される、
請求項1に記載のエンジニアリング装置。
【請求項8】
前記制御システムにおいて前記第2の種類のモジュールが、前記第1の種類のモジュールに置き換えられる場合に、
前記記憶部は、前記第1の種類のモジュールの動作状態を定めるプロパティデータと、前記第2の種類のモジュールの動作状態を定めるプロパティデータとの対応関係を示す変換テーブルを記憶し、
前記オブジェクトデータ生成部は、前記記憶部に記憶されている前記第2の種類のモジュールのオブジェクトデータであって、前記第2の種類の前記プロパティデータと、前記第2の種類のモジュールが前記制御システムにおいて搭載される位置を示す搭載位置データとを含むオブジェクトデータを、前記変換テーブルに基づいて、前記第1の種類のモジュールの前記共通形式の定義データに変換し、前記仮想データ形式に基づいて前記記憶部に前記仮想データ形式の内容が反映される記憶領域を確保し、確保した記憶領域に、前記定義データが示すデータ形式にしたがって当該定義データに示される項目と、前記プロパティデータと、前記搭載位置データとを書き込み、置き換え対象の前記第1の種類のモジュールのモジュール名称を書き込んでオブジェクトデータを生成する、
請求項3に記載のエンジニアリング装置。
【請求項9】
制御システムに搭載されるモジュールを定義する定義データが、予め定められる共通形式のデータとして与えられる第1の種類のモジュールに共通して用いられる仮想データ形式を記憶部に記憶させるステップと、
前記搭載されるモジュールが前記第1の種類のモジュールである場合、前記仮想データ形式に基づいて前記記憶部に前記仮想データ形式の内容が反映される記憶領域を確保し、確保した記憶領域に、前記搭載されるモジュールの前記定義データが示すデータ形式にしたがって当該定義データに示される項目を書き込み、前記搭載されるモジュールのモジュール名称を書き込んでオブジェクトデータを生成するステップと、
を含むオブジェクトデータ生成方法。
【請求項10】
制御システムに搭載されるモジュールを定義する定義データが、予め定められる共通形式のデータとして与えられる第1の種類のモジュールに共通して用いられる仮想データ形式を記憶部に記憶させるステップと、
前記搭載されるモジュールが前記第1の種類のモジュールである場合、前記仮想データ形式に基づいて前記記憶部に前記仮想データ形式の内容が反映される記憶領域を確保し、確保した記憶領域に、前記搭載されるモジュールの前記定義データが示すデータ形式にしたがって当該定義データに示される項目を書き込み、前記搭載されるモジュールのモジュール名称を書き込んでオブジェクトデータを生成するステップと、
をコンピュータに実行させるプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、エンジニアリング装置、オブジェクトデータ生成方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
プラントの制御に用いられる制御システムには、例えば、プラントのセンサやアクチュエータ等のフィールド機器の各々に接続するIO(Input Output)モジュール等の多くのモジュールが搭載される。これらのモジュールを正常に動作させるために、制御システムに対して、個々のモジュールが搭載されている位置を示す搭載位置データや、個々のモジュールの動作状態を定めるプロパティデータを設定する必要がある。ここで、プロパティデータとは、例えば、モジュールがIOモジュールの場合、IOモジュールの挙動を決めるパラメータである。搭載位置データやプロパティデータを制御システムに対して設定する際に、例えば、エンジニアリング装置が用いられる(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
エンジニアリング装置を用いて、例えば、以下のようにして、新たに追加するモジュールの搭載位置データやプロパティデータが制御システムに対して設定される。エンジニアリング装置は、制御システムにおける直近のシステム構成に関するデータを記憶するデータベースを備えている。エンジニアリング装置は、データベースが記憶するデータに基づいて、制御システムのシステム構成をツリー構造で表した画像を画面に表示する。このツリー構造において、新たに追加するモジュールが搭載される位置に対応する箇所に子ノードを追加する。追加された子ノードの位置にしたがって、新たに追加するモジュールの搭載位置データが生成される。
【0004】
次に、新たに追加するモジュールの機能や仕様に応じて予め定められる複数の項目を含むデータ形式を選択して、追加した子ノードに割り当てる。割り当てたデータ形式において示される項目の各々にプロパティデータを設定する。これにより、エンジニアリング装置のデータベースに記憶されるデータが更新されると、更新されたデータベースの内容が、制御システムのシステム構成に関するデータに反映される。これにより、制御システムにおいて、新たに追加されたモジュールを正常に動作させることが可能になる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2013-142933号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、上記のデータ形式は、モジュールの種類ごとに異なる形式になる。エンジニアリング装置において、あるモジュールに対応するデータ形式を選択可能な状態にするためには、当該データ形式を定める定義データを事前に入手し、入手した定義データに基づいて、データベースに予めデータ形式を構築しておく必要がある。定義データが示すデータ形式は、一般に複雑な階層構造になっていることから、データベースにおけるデータ形式の構築には、ある程度の人的、及び時間的なコストを要することになる。
【0007】
定義データを入手することができるタイミングが、製品出荷のタイミングよりも前であって、2つのタイミングの時間差が十分に余裕のある時間になっているモジュールであれば、当該モジュールの出荷が開始されるまでに、データベースに対するデータ形式の構築を完了させることができる。これに対して、2つのタイミングの時間差が短いモジュールの場合、製品出荷の時点で、データベースにデータ形式が構築されていない状態となることが多い。また、2つのタイミングの時間差が十分に余裕のある時間になっているモジュールであっても、そのようなモジュールが短期間に多く出荷されると、幾つかのモジュールについては、製品出荷の時点で、データベースにデータ形式が構築されていない状態となることが多い。
【0008】
データベースにデータ形式が構築されていないと、エンジニアリング装置において、当該モジュールに対応するデータ形式を選択することができなくなり、その結果、当該モジュールを制御システムに搭載して使用することができなくなるという課題が生じることになる。
【0009】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであって、定義データの入手から当該定義データに対応するモジュールを制御システムにおいて使用できるようにするまでの時間を短縮するエンジニアリング装置、オブジェクトデータ生成方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために、本開示に係るエンジニアリング装置は、制御システムに搭載されるモジュールを定義する定義データが、予め定められる共通形式のデータとして与えられる第1の種類のモジュールに共通して用いられる仮想データ形式を記憶する記憶部と、前記搭載されるモジュールが前記第1の種類のモジュールである場合、前記仮想データ形式に基づいて前記記憶部に前記仮想データ形式の内容が反映される記憶領域を確保し、確保した記憶領域に、前記搭載されるモジュールの前記定義データが示すデータ形式にしたがって当該定義データに示される項目を書き込み、前記搭載されるモジュールのモジュール名称を書き込んでオブジェクトデータを生成するオブジェクトデータ生成部と、を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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