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公開番号
2025058435
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-09
出願番号
2023168357
出願日
2023-09-28
発明の名称
車両用空調ダクト
出願人
株式会社SUBARU
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B60H
1/00 20060101AFI20250402BHJP(車両一般)
要約
【課題】従来の空調ダクトは、芳香剤等がダクトの最表面の塗膜層に含有され、臭いが長続きしないという課題がある。
【解決手段】
本発明の車両用空調ダクト10では、内層部33に形成されるスリット34が、空調風の温度に応じて開閉動作する。そして、中間層部32が、開いたスリット34の開口部36を介して風路23に露出することで、中間層部32に含有される臭い成分が、風路23内へと放出される。この構造により、車室21内の臭いが、車両の空調装置11の稼働時において自動に調整されることで、乗員の快適性が向上される。また、空調装置11の停止時には、スリット34が閉じることで、中間層部32に含有される臭い成分が、長期間に渡り中間層部32内に保持される。
【選択図】図2B
特許請求の範囲
【請求項1】
車両の車室内に空調風を送風する空調装置の風路として用いられる車両用空調ダクトであって、
スリットが形成され、前記空調風の温度に応じて伸縮する内層部と、
前記内層部と線膨張係数が異なり、前記空調風の温度に応じて伸縮する外層部と、
前記内層部と前記外層部との間に配設され、臭い成分が含有される中間層部と、を有し、
前記内層部及び前記外層部の伸縮動作に連動して前記スリットが開口することで、前記中間層部の前記臭い成分が前記風路内へと放出されることを特徴とする車両用空調ダクト。
続きを表示(約 390 文字)
【請求項2】
前記風路は、複数のダクトが連結して形成され、
前記ダクトは、
前記空調装置の加熱器により温められた前記空調風により前記スリットが開口する温風用ダクトと、
前記空調装置の冷却器により冷やされた前記空調風により前記スリットが開口する冷風用ダクトと、を有することを特徴とする請求項1に記載の車両用空調ダクト。
【請求項3】
前記温風用ダクトでは、前記外層部の線膨張係数が、前記内層部の線膨張係数より大きくなり、
前記冷風用ダクトでは、前記外層部の線膨張係数が、前記内層部の線膨張係数より小さくなることを特徴とする請求項2に記載の車両用空調ダクト。
【請求項4】
少なくとも前記空調装置の停止時には、前記スリットは閉じた状態であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の車両用空調ダクト。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用空調ダクトに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の鉄道車両の空調ダクト用断熱材として、例えば、特許文献1に記載の構造が知られている。
【0003】
鉄道車両の空調ダクト用断熱材として、車材燃試において不燃性であり、火災時における有害ガスの発生が少なく、且つ軽量な積層断熱材が開発されている。上記積層断熱材は、例えば、発泡樹脂層と、発泡樹脂層の上面に接着されるガラスクロス層と、ガラスクロス層の上面に接合されるアルミ箔層と、アルミ箔層の上面に形成されるコート樹脂の塗膜層と、を備える。
【0004】
尚、上記塗膜層としては、複合処理により、撥水剤、吸水剤、抗菌剤、防カビ剤、消臭剤、芳香剤等が混合されたものを上塗りし、あるいは、上記撥水剤等を樹脂に混ぜて上塗りしても良い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2012-149713号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記空調ダクト用断熱材がダクトに配設されることで、鉄道車両での火災の発生が防止される。また、万一、鉄道車両内にて火災が発生した場合でも、延焼が防止され、有毒ガスの発生が防止される。
【0007】
また、上述したように、上記空調ダクト用断熱材の塗膜層として芳香剤が混合されることで、鉄道車両の室内へと臭い成分を放出することが出来る。しかしながら、塗膜層は、上記空調ダクト用断熱材の最表面に位置し、常時に外気に晒されることで、臭い成分が無くなり易いという課題がある。
【0008】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、ダクトの内層部にスリットが形成され、空調風の温度に応じてスリットが開口することで、車両の室内の臭気を容易に調整可能となる車両用空調ダクトに関する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一実施形態である車両用空調ダクトでは、車両の車室内に空調風を送風する空調装置の風路として用いられる車両用空調ダクトであって、スリットが形成され、前記空調風の温度に応じて伸縮する内層部と、前記内層部と線膨張係数が異なり、前記空調風の温度に応じて伸縮する外層部と、前記内層部と前記外層部との間に配設され、臭い成分が含有される中間層部と、を有し、前記内層部及び前記外層部の伸縮動作に連動して前記スリットが開口することで、前記中間層部の前記臭い成分が前記風路内へと放出されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明の一実施形態である車両用空調ダクトでは、内層部に形成されるスリットが、空調風の温度に応じて開閉動作する。そして、中間層部が、開いたスリットの開口部を介して風路に露出することで、中間層部に含有される臭い成分が、風路内へと放出される。この構造により、車室内の臭いが、車両の空調装置の稼働時において自動に調整されることで、乗員の快適性が向上される。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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