TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025062839
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-15
出願番号2023172142
出願日2023-10-03
発明の名称払拭装置
出願人株式会社ミツバ
代理人個人,個人,個人
主分類B60S 1/08 20060101AFI20250408BHJP(車両一般)
要約【課題】払拭範囲の切替前後における駆動回路の負荷状態を適切に推定することが可能な払拭装置を提供する。
【解決手段】所定の動力源を用いてワイパブレードを往復運動させることにより被払拭面上の雨水を払拭する払拭装置であって、動力源を駆動する駆動回路と、駆動回路を制御する制御部とを備え、制御部は駆動回路の負荷情報の評価期間を払拭範囲に応じて設定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
所定の動力源を用いてワイパブレードを往復運動させることにより被払拭面上の雨水を払拭するとともに前記ワイパブレードの払拭範囲を通常払拭範囲と当該通常払拭範囲よりも狭い狭払拭範囲とに切替える払拭装置であって、
前記動力源を駆動する駆動回路と、
前記駆動回路を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、前記駆動回路の負荷情報の評価期間を前記通常払拭範囲及び前記狭払拭範囲に基づいて設定することを特徴とする払拭装置。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
前記制御部は、通常モードに対応する前記通常払拭範囲と豪雨モードに対応する前記狭払拭範囲とを切替える場合、前記通常払拭範囲と前記狭払拭範囲との比率に基づいて前記豪雨モードの前記評価期間を設定することを特徴とする請求項1に記載の払拭装置。
【請求項3】
前記狭払拭範囲は、前記ワイパブレードの上反転位置が前記通常払拭範囲と同一であり、前記ワイパブレードの下反転位置が前記通常払拭範囲よりも高い位置であることを特徴とする請求項2に記載の払拭装置。
【請求項4】
前記動力源は、一対の前記ワイパブレードを同時に往復運動させることを特徴とする請求項1又は2に記載の払拭装置。
【請求項5】
前記動力源は、一対設けられており、一対設けられた前記ワイパブレードのうち、自らに対応する前記ワイパブレードを往復運動させることを特徴とする請求項1又は2に記載の払拭装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、払拭装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、汚れ部分等を選択的かつ集中的に払拭する車両用ワイパ制御装置が開示されている。この車両用ワイパ制御装置は、車窓ガラス部材の表面に沿ってワイパブレード部材を往復摺動させるための直流モータ装置と、その直流モータ装置の回転を制御するモータ回転制御手段と、直流モータ装置へ給電するためのブリッジ回路状に組まれた給電線と、ワイパブレード部材の摺動中に給電線に流れる電流を検出する電流検出手段と、その電流検出手段による検出値の単位時間当たりの変位量が所定閾値を超えたことを検出する電流変位検出手段とを備え、モータ回転制御手段は、電流変位検出手段の検出部分をワイパブレード部材が繰返し摺動するように直流モータ装置の回転方向を切替える。
【0003】
この車両用ワイパ制御装置によれば、電流変位検出手段の検出部分をワイパブレード部材が繰返し摺動するように、直流モータ装置の回転方向が正逆に切替わるので、車窓ガラス部材に付着している汚れ等部分のみを選択的かつ集中的に払拭することが可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-082104号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上述した背景技術では、ワイパブレード(ワイパブレード部材)の払拭範囲を通常よりも狭くするとともにワイパブレードの払拭速度を通常よりも早くすることにより、汚れ部分等を選択的かつ集中的に払拭する。このような払拭範囲を切替制御においては、モータ(直流モータ装置)を駆動する駆動回路の負荷状態を推定することにより、駆動回路に過度な負荷がかからないように配慮する必要がある。
【0006】
上記負荷状態を推定するためには、駆動電力及びモータの回転数等の負荷情報を払拭範囲の切替前後の所定タイミングにおいて取得する必要がある。しかしながら、負荷情報の取得タイミングを適切に設定しないと、駆動回路の負荷状態を適切に推定することができないという問題がある。
【0007】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、払拭範囲の切替前後における駆動回路の負荷状態を適切に推定することが可能な払拭装置の提供を目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明では、払拭装置に係る第1の解決手段として、所定の動力源を用いてワイパブレードを往復運動させることにより被払拭面上の雨水を払拭するとともに前記ワイパブレードの払拭範囲を通常払拭範囲と当該通常払拭範囲よりも狭い狭払拭範囲とに切替える払拭装置であって、前記動力源を駆動する駆動回路と、前記駆動回路を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記駆動回路の負荷情報の評価期間を前記通常払拭範囲及び前記狭払拭範囲に基づいて設定する、という手段を採用する。
【0009】
本発明では、払拭装置に係る第2の解決手段として、上記第1の解決手段において、前記制御部は、通常モードに対応する前記通常払拭範囲と豪雨モードに対応する前記狭払拭範囲とを切替える場合、前記通常払拭範囲と前記狭払拭範囲との比率に基づいて前記豪雨モードの前記評価期間を設定する、という手段を採用する。
【0010】
本発明では、払拭装置に係る第3の解決手段として、上記第2の解決手段において、前記狭払拭範囲は、前記ワイパブレードの上反転位置が前記通常払拭範囲と同一であり、前記ワイパブレードの下反転位置が前記通常払拭範囲よりも高い位置である、という手段を採用する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許