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公開番号2025070192
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2023180329
出願日2023-10-19
発明の名称ロータおよびその製造方法
出願人株式会社ミツバ
代理人弁理士法人筒井国際特許事務所
主分類H02K 1/278 20220101AFI20250424BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】部品点数削減および性能向上が図れ、かつ容易に製造可能なロータおよびその製造方法を提供する。
【解決手段】ロータコア32は、内周部が回転軸31に固定される筒状のコア本体32aと、コア本体32aの外周部に設けられ、コア本体32aの径方向外側に突出し、コア本体32aの周方向に等間隔(90度間隔)で配置された合計4つの突極32bと、を有し、マグネット33は、コア本体32aの周方向で隣り合う突極32bのうちの一方の突極32bに突き当てられる第1端部33aと、コア本体32aの周方向で隣り合う突極32bのうちの他方の突極32bに対し、第1隙間G1を介して対向する第2端部33bと、を備え、回転軸31の軸方向において、ロータコア32の長さ寸法がマグネット33の長さ寸法よりも長くなっており、ロータコア32の軸方向一側がマグネット33の軸方向一側から露出されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
回転軸と一体に回転するロータコアと、
前記ロータコアの外周部に設けられ、前記ロータコアの周方向に並べられた複数のマグネットと、
前記マグネットの外周部を支持し、前記マグネットの前記ロータコアからの脱落を防止するマグネットホルダと、
を備えたロータであって、
前記ロータコアは、
内周部が前記回転軸に固定される筒状のコア本体と、
前記コア本体の外周部に設けられ、前記コア本体の径方向外側に突出し、前記コア本体の周方向に等間隔で配置された複数の突極と、
を有し、
前記マグネットは、
前記コア本体の周方向で隣り合う前記突極のうちの一方の前記突極に突き当てられる第1端部と、
前記コア本体の周方向で隣り合う前記突極のうちの他方の前記突極に対し、隙間を介して対向する第2端部と、
を備え、
前記回転軸の軸方向において、前記ロータコアの長さ寸法が前記マグネットの長さ寸法よりも長くなっており、前記ロータコアの軸方向一側が前記マグネットの軸方向一側から露出されている、
ロータ。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
前記回転軸の軸方向において、前記ロータコアの軸方向他側と前記マグネットの軸方向他側とが同じ位置に配置されている、
請求項1に記載のロータ。
【請求項3】
前記マグネットは、前記回転軸の軸方向と直交する方向における断面が円弧形状となっており、前記マグネットの周方向における中央部が、前記ロータコアと前記マグネットホルダとに挟持されている、
請求項1または請求項2に記載のロータ。
【請求項4】
回転軸と一体に回転するロータコアと、
前記ロータコアの外周部に設けられ、前記ロータコアの周方向に並べられた複数のマグネットと、
前記マグネットの外周部を支持し、前記マグネットの前記ロータコアからの脱落を防止するマグネットホルダと、
を備えたロータの製造方法であって、
前記回転軸が固定された前記ロータコアを基台にセットするロータコアセット工程と、
前記ロータコアのコア本体の径方向外側に設けられた複数の突極の間に、前記マグネットとなるマグネット素材を配置するマグネット素材配置工程と、
前記マグネット素材を支持する支持爪を有するターンテーブルを前記基台に対して回転させ、前記マグネット素材を前記コア本体の周方向において隣り合う前記突極のうちの一方の前記突極に突き当てるマグネット素材突き当て工程と、
前記マグネット素材を一方の前記突極に突き当てた状態で、前記マグネット素材の外周部に前記マグネットホルダを装着するマグネットホルダ装着工程と、
前記回転軸の軸方向において、前記マグネット素材の軸方向一側から露出した前記ロータコアの露出部を着磁装置にセットし、前記マグネット素材を着磁するマグネット素材着磁工程と、
を有するロータの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電動モータに用いられるロータおよびその製造方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、ロータコアと、ロータコアの外周部に設けられるマグネットと、マグネットの外周部を支持するマグネットカバーと、ロータコアの軸方向両側にそれぞれ設けられる樹脂製のホルダと、を備えたロータが記載されている。具体的には、マグネットは、ロータコアの外周部に設けられた複数の突極の間に配置され、かつ一対のホルダにより、隣り合う突極のうちの一方の突極に寄せられている。そして、マグネットカバーは、一対のホルダを含めてロータコアおよびマグネットを、その径方向外側から覆っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-146185号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、ロータの軸方向寸法の範囲における一対のホルダの占める割合が大きく、大きさの割に出力トルクが小さくなり、かつ部品点数が多くなるという問題があった。また、ロータの軸方向両側に樹脂製のホルダが配置されるため、組み立て終えたロータを着磁装置にセットする際に、姿勢がばらつくという問題があった。
【0005】
本発明の目的は、部品点数削減および性能向上が図れ、かつ容易に製造可能なロータおよびその製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のロータでは、回転軸と一体に回転するロータコアと、前記ロータコアの外周部に設けられ、前記ロータコアの周方向に並べられた複数のマグネットと、前記マグネットの外周部を支持し、前記マグネットの前記ロータコアからの脱落を防止するマグネットホルダと、を備えたロータであって、前記ロータコアは、内周部が前記回転軸に固定される筒状のコア本体と、前記コア本体の外周部に設けられ、前記コア本体の径方向外側に突出し、前記コア本体の周方向に等間隔で配置された複数の突極と、を有し、前記マグネットは、前記コア本体の周方向で隣り合う前記突極のうちの一方の前記突極に突き当てられる第1端部と、前記コア本体の周方向で隣り合う前記突極のうちの他方の前記突極に対し、隙間を介して対向する第2端部と、を備え、前記回転軸の軸方向において、前記ロータコアの長さ寸法が前記マグネットの長さ寸法よりも長くなっており、前記ロータコアの軸方向一側が前記マグネットの軸方向一側から露出されている。
【0007】
本発明のロータの製造方法では、回転軸と一体に回転するロータコアと、前記ロータコアの外周部に設けられ、前記ロータコアの周方向に並べられた複数のマグネットと、前記マグネットの外周部を支持し、前記マグネットの前記ロータコアからの脱落を防止するマグネットホルダと、を備えたロータの製造方法であって、前記回転軸が固定された前記ロータコアを基台にセットするロータコアセット工程と、前記ロータコアのコア本体の径方向外側に設けられた複数の突極の間に、前記マグネットとなるマグネット素材を配置するマグネット素材配置工程と、前記マグネット素材を支持する支持爪を有するターンテーブルを前記基台に対して回転させ、前記マグネット素材を前記コア本体の周方向において隣り合う前記突極のうちの一方の前記突極に突き当てるマグネット素材突き当て工程と、前記マグネット素材を一方の前記突極に突き当てた状態で、前記マグネット素材の外周部に前記マグネットホルダを装着するマグネットホルダ装着工程と、前記回転軸の軸方向において、前記マグネット素材の軸方向一側から露出した前記ロータコアの露出部を着磁装置にセットし、前記マグネット素材を着磁するマグネット素材着磁工程と、を有する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、部品点数削減および性能向上が図れ、かつ容易に製造可能なロータおよびその製造方法を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
サンルーフモータの出力ギヤ側を示す斜視図である。
回転軸の軸方向に沿うサンルーフモータの断面図である。
ロータアッシを単体で示す斜視図である。
図2のA-A線に沿うロータアッシの断面図である。
回転軸の軸方向に沿うロータアッシの断面図である。
ロータアッシの組立手順(1)を説明する図である。
ロータコアへのマグネットの装着手順(1)を説明する図である。
ロータコアへのマグネットの装着手順(2)を説明する図である。
ロータコアへのマグネットの装着手順(2)を説明する図である。
ロータアッシの組立手順(2)を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の一実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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