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公開番号
2025064446
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-17
出願番号
2023174225
出願日
2023-10-06
発明の名称
モータ装置およびその製造方法
出願人
株式会社ミツバ
代理人
弁理士法人筒井国際特許事務所
主分類
H02K
5/173 20060101AFI20250410BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】製品毎にロータの回転抵抗がばらつくことを抑えつつ、磁気バランスを良好にして静粛性を向上させる。
【解決手段】モータケース31のハウジング41が設けられる側とは反対側に、回転軸34の軸方向に開口された開口部31cが設けられ、開口部31cには、回転軸34に対して同軸上に配置されると共に、モータケース31に対して引込位置と突出位置との間で移動可能となった円筒部71が設けられ、円筒部71は、引込位置にあるときに、回転軸34に対して非接触となり、突出位置にあるときに、ステータ32が回転軸34に対して同軸となるように回転軸34を支持する。組立時にステータ32を回転軸34と同軸となるように位置決めでき、使用時に円筒部71と回転軸34とを非接触にできる。よって、製品毎にロータの回転抵抗がばらつくことが抑えられ、磁気バランスが良好になり静粛性が向上する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
ステータと、
前記ステータに対して回転するロータと、
を備えたモータ装置であって、
前記ステータが内部に固定される第1ケースと、
前記ロータの軸方向において前記第1ケースに突き当てられる第2ケースと、
前記第2ケースの内部に設けられ、前記ロータを形成する回転軸を支持する軸受部材と、
前記第1ケースの前記第2ケースが設けられる側とは反対側に設けられ、前記回転軸の軸方向に開口された開口部と、
前記開口部に装着され、前記回転軸に対して同軸上に配置されると共に、前記第1ケースに対して引込位置と突出位置との間で移動可能となった可動部材と、
を有し、
前記可動部材は、前記引込位置にあるときに、前記回転軸に対して非接触となり、前記突出位置にあるときに、前記ステータが前記回転軸に対して同軸となるように前記回転軸を支持する、
モータ装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のモータ装置において、
前記回転軸の外周部には、径方向内側に窪んだ窪み部が設けられ、
前記可動部材の内周部には、径方向内側に突出した突起部が設けられ、
前記突起部は、
前記可動部材が前記引込位置にあるときに、前記窪み部に対して隙間を介して入り込み、
前記可動部材が前記突出位置にあるときに、前記回転軸を支持する、
モータ装置。
【請求項3】
請求項2に記載のモータ装置において、
前記可動部材の外周部には、前記可動部材の軸方向に並べられ、かつ前記可動部材の径方向内側に窪んだ第1凹部および第2凹部が設けられ、
前記第1ケースには、前記開口部を形成する縁部が設けられ、
前記縁部は、
前記可動部材が前記引込位置にあるときに、前記第1凹部に入り込み、
前記可動部材が前記突出位置にあるときに、前記第2凹部に入り込む、
モータ装置。
【請求項4】
請求項2に記載のモータ装置において、
前記可動部材の軸方向中央部を基準として、前記可動部材の前記突起部が設けられる側とは反対側には、前記開口部を覆う蓋部が設けられている、
モータ装置。
【請求項5】
ステータと、
前記ステータに対して回転するロータと、
を備えたモータ装置の製造方法であって、
前記モータ装置は、
前記ステータが内部に固定される第1ケースと、
前記ロータの軸方向において前記第1ケースに突き当てられる第2ケースと、
前記第2ケースの内部に設けられ、前記ロータを形成する回転軸を支持する軸受部材と、
前記第1ケースの前記第2ケースが設けられる側とは反対側に設けられ、前記回転軸の軸方向に開口された開口部と、
前記開口部に装着され、前記回転軸に対して同軸上に配置されると共に、前記第1ケースに対して引込位置と突出位置との間で移動可能となった可動部材と、
を有し、
前記軸受部材が固定された前記回転軸を備えた前記ロータを、前記第2ケースに装着するロータ装着工程と、
前記ステータが固定された前記第1ケースの前記開口部に前記可動部材を装着し、前記可動部材を前記第1ケースに対して前記突出位置に配置する可動部材装着工程と、
前記ステータの内周部に前記ロータを挿入し、前記回転軸を前記可動部材に支持させ、前記ステータを前記回転軸に対して同軸上に位置決めする位置決め工程と、
前記第1ケースと前記第2ケースとを固定するケース固定工程と、
前記可動部材を前記第1ケースに対して前記引込位置に移動させ、前記可動部材を前記回転軸に対して非接触とさせる可動部材操作工程と、
を備える、
モータ装置の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ステータと、ステータに対して回転するロータと、を備えたモータ装置およびその製造方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、モータ部およびギヤ部を備えたモータ装置が記載されている。モータ部を形成するモータケースには、第1ラジアル軸受が固定されている。また、ギヤ部を形成するギヤケースには、第2ラジアル軸受が固定されている。さらに、モータケースとギヤケースとの間のブラシホルダには、第3ラジアル軸受が固定されている。それぞれ個別のパーツに固定された第1,第2,第3ラジアル軸受は、1本のアーマチュア軸をそれぞれ支持している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-065279号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、第1,第2,第3ラジアル軸受の同軸度が製品毎にばらつく虞があり、ひいてはアーマチュア軸の回転抵抗が製品毎に異なってしまうという問題があった。
【0005】
そこで、例えば、ラジアル方向への負荷が大きい減速機構の近くの第2,第3ラジアル軸受のみによりアーマチュア軸を支持させることが考えられるが、この場合には、モータ装置の組立時において、モータケースに固定される永久磁石(ステータ)と、ギヤケースおよびブラシホルダに軸受を介して支持されるアーマチュア軸(ロータ)とが軸ずれを起こし易い。これにより、磁気バランスが崩れて作動音が大きくなるといった問題を生じる。
【0006】
本発明の目的は、製品毎にロータの回転抵抗がばらつくことを抑えつつ、磁気バランスを良好にして静粛性を向上させることが可能なモータ装置およびその製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のモータ装置では、ステータと、前記ステータに対して回転するロータと、を備えたモータ装置であって、前記ステータが内部に固定される第1ケースと、前記ロータの軸方向において前記第1ケースに突き当てられる第2ケースと、前記第2ケースの内部に設けられ、前記ロータを形成する回転軸を支持する軸受部材と、前記第1ケースの前記第2ケースが設けられる側とは反対側に設けられ、前記回転軸の軸方向に開口された開口部と、前記開口部に装着され、前記回転軸に対して同軸上に配置されると共に、前記第1ケースに対して引込位置と突出位置との間で移動可能となった可動部材と、を有し、前記可動部材は、前記引込位置にあるときに、前記回転軸に対して非接触となり、前記突出位置にあるときに、前記ステータが前記回転軸に対して同軸となるように前記回転軸を支持する。
【0008】
本発明のモータ装置の製造方法では、ステータと、前記ステータに対して回転するロータと、を備えたモータ装置の製造方法であって、前記モータ装置は、前記ステータが内部に固定される第1ケースと、前記ロータの軸方向において前記第1ケースに突き当てられる第2ケースと、前記第2ケースの内部に設けられ、前記ロータを形成する回転軸を支持する軸受部材と、前記第1ケースの前記第2ケースが設けられる側とは反対側に設けられ、前記回転軸の軸方向に開口された開口部と、前記開口部に装着され、前記回転軸に対して同軸上に配置されると共に、前記第1ケースに対して引込位置と突出位置との間で移動可能となった可動部材と、を有し、前記軸受部材が固定された前記回転軸を備えた前記ロータを、前記第2ケースに装着するロータ装着工程と、前記ステータが固定された前記第1ケースの前記開口部に前記可動部材を装着し、前記可動部材を前記第1ケースに対して前記突出位置に配置する可動部材装着工程と、前記ステータの内周部に前記ロータを挿入し、前記回転軸を前記可動部材に支持させ、前記ステータを前記回転軸に対して同軸上に位置決めする位置決め工程と、前記第1ケースと前記第2ケースとを固定するケース固定工程と、前記可動部材を前記第1ケースに対して前記引込位置に移動させ、前記可動部材を前記回転軸に対して非接触とさせる可動部材操作工程と、を備える。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、製品毎にロータの回転抵抗がばらつくことを抑えつつ、磁気バランスを良好にして静粛性を向上させることが可能なモータ装置およびその製造方法を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
車両のルーフに設置されたサンルーフ装置の概要図である。
サンルーフモータの出力ギヤ側を示す斜視図である。
サンルーフモータのカバー部材側を示す斜視図である。
回転軸の軸方向に沿うサンルーフモータの断面図である。
回転軸の軸方向に沿うキャップ部材の断面図である。
キャップ部材の斜視図である。
図4の破線円A部の拡大図である。
キャップ部材が突出位置にあるときの図7に対応した図である。
サンルーフモータの組立手順(1)を説明する図である。
サンルーフモータの組立手順(2)を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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