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公開番号
2025062743
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-15
出願番号
2023171964
出願日
2023-10-03
発明の名称
タイヤ着脱装置
出願人
小野谷機工株式会社
代理人
個人
主分類
B60C
25/138 20060101AFI20250408BHJP(車両一般)
要約
【課題】 タイヤ断面幅が315mmを超える広幅の偏平タイヤまたは超偏平タイヤであっても、ホイールから隆起したバルブへのタイヤの干渉を抑制し、タイヤ内圧測定器を損傷せずに、円滑にホイールに装着し、ホイールから離脱させることができるタイヤ着脱装置を提供する。
【解決手段】 タイヤ着脱装置1は、チャック手段Eと、昇降手段16と、ガイドプレスローラ23a,23bと、一対のビードローラ27a,27bと、記憶部15bと、第1入力部と、第2入力部と、第3入力部と、回転量検出部と、第1入力部、第2入力部、および第3入力部によって入力された情報に応答して、記憶部15bに記憶されたタイヤ情報、第1押込み位置情報、および第2押込み位置情報を読出し、チャック手段E、昇降手段16、ガイドプレスローラ23a,23b、および一対のビードローラ27a,27bを動作させる制御部15と、を含む。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
タイヤ断面幅が315mmを超えるタイヤを装着可能なホイールを、着脱可能に把持する把持部、および前記把持部を水平な回転軸線まわりに回転させる回転駆動部を有するチャック手段と、
前記タイヤを、起立した状態で乗載可能なタイヤ台を有し、前記タイヤ台を前記タイヤが乗載された状態で昇降可能な昇降手段と、
前記タイヤの第1ビード部を第2ビード部側へ押圧可能なガイドプレスローラと、
一対のビードローラであって、いずれか一方のビードローラによって、前記第1ビード部および前記第2ビード部のいずれか一方を押圧可能な一対のビードローラと、
少なくともタイヤ径およびタイヤ断面幅の異なる複数種類のタイヤを個別に表すタイヤ情報、少なくともリム断面幅およびリム径の異なる複数種類のホイールを個別に表すホイール情報、前記タイヤ情報に関連付けて、前記ガイドプレスローラの前記複数種類のタイヤに対応する第1押込み位置を個別に表す第1押込み位置情報、および前記一対のビードローラの前記複数種類のタイヤに対応する第2押込み位置を個別に表す第2押込み位置情報が記憶された記憶部と、
前記タイヤを前記ホイールに装着する装着モードおよび前記タイヤを前記ホイールから離脱させる離脱モードのいずれか一方を選択するための第1入力部と、
前記ホイールのリム径およびリム断面幅を選択するための第2入力部と、
バルブ回避モードおよび軽点合わせモードのいずれかのモードを選択するための第3入力部と、
前記回転駆動部に設けられ、前記把持部の前記回転軸線まわりの回転量を検出する回転量検出部と、
前記第1入力部、前記第2入力部、および前記第3入力部によって選択された情報に応答して、前記記憶部に記憶された前記タイヤ情報、第1押込み位置情報、および第2押込み位置情報を読出し、前記チャック手段、前記昇降手段、前記ガイドプレスローラ、およびビードローラを動作させる制御部と、を含むことを特徴とするタイヤ着脱装置。
続きを表示(約 700 文字)
【請求項2】
前記昇降手段および前記把持部に一側方から臨む検出領域を規定するように設けられ、物体が前記検出領域に侵入したとき、検知信号を出力する侵入検知手段を、さらに含み、
前記制御部は、前記侵入検知手段の検知信号に応答して、少なくとも前記回転駆動部の回転動作および前記タイヤ台の昇降動作を停止するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のタイヤ着脱装置。
【請求項3】
画像情報を表示可能な表示部を、さらに含み、
前記制御部は、前記第1入力部、前記第2入力部、および前記第3入力部によって選択された情報に応答して、実行する作業内容を示す画像情報を前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1または2に記載のタイヤ着脱装置。
【請求項4】
前記タイヤ台に配設され、下限に位置する前記タイヤ台の上面と一側面との交差部から前記交差部から離反するにつれて下方に傾斜し、床面に支持される先端部を有する板状のタイヤ案内部材を、さらに含むことを特徴とする請求項1または2に記載のタイヤ着脱装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記第2入力部によって選択されたリム径およびリム断面幅に応答して、前記一対のビードローラを該ビードローラの軸線方向に移動させることを特徴とする請求項1または2に記載のタイヤ着脱装置。
【請求項6】
前記昇降手段に配設され、前記タイヤ台に乗載された前記タイヤを、前記タイヤ台から外部へ回転して移動する方向に押圧する払出し装置を、さらに含むことを特徴とする請求項1または2に記載のタイヤ着脱装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、大型トラックの後輪用シングルタイヤに用いられる広幅の偏平タイヤまたは超偏平タイヤをホイールから離脱させ、またはホイールに装着するためのタイヤ着脱装置に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、大型トラックの後輪用シングルタイヤとして、ホイールのリム径が17.5~22.5インチ、タイヤ断面幅が445mmまたは455mm、タイヤ径が1100mmの超偏平タイヤが使用される場合がある。このような広幅の超偏平タイヤは、従来使用されていなかったので、従来技術のタイヤ着脱装置が対象としているタイヤは、このような広幅の超偏平タイヤとタイヤ径は同一であるが、タイヤ断面幅が315mm以下の偏平タイヤまたは超偏平タイヤである。そのような従来技術のタイヤ着脱装置は、たとえば特許文献1に記載されている。
【0003】
特許文献1のタイヤ着脱装置は、回転駆動手段、支持手段、ガイドプレスローラ、ビードローラ、昇降手段、記憶部、第1入力部、第2入力部、読出し部、および制御手段を備える。制御手段は、第2入力部によって選択された偏平タイヤモード、およびハンプ越えモードのいずれかのモードに対応する第1押込み位置にガイドプレスローラを移動させ、かつ第2押込み位置にビードローラを移動させるように構成される。また、制御手段は、第2入力部によって軽点合わせモードが選択された場合には、回転駆動手段によって把持部を回転させ、回転するホイールに対してタイヤだけが停止する位置まで、支持手段を昇降手段によって上昇させるように構成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6203770号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1のタイヤ着脱装置は、タイヤ断面幅が445mmまたは455mmと広幅の偏平タイヤまたは超偏平タイヤをホイールに装着するためには、タイヤの押込み量および押込み力が不足し、広幅のタイヤの着脱には用いることができない。また、偏平タイヤまたは超偏平タイヤのホイールからの分離にも、タイヤの押込み量および押込み力が不足するので、用いることができない。したがって、自動車のタイヤ断面幅315mmを超える広幅のタイヤであっても、ホイールに容易に装着でき、ホイールから容易に離脱させることができるタイヤ着脱装置が求められている。
【0006】
また、近年、タイヤ内圧測定器(略称TPMS)がホイールに装着されたタイヤが用いられている場合がある。このようなタイヤ内圧測定器付きタイヤは、タイヤ内圧を測定する圧力測定器がワイヤまたはベルトなどの索条によってホイールに巻掛けられた状態でタイヤとホイールとの間の空間に収容されている。タイヤ内圧測定器付きタイヤを上記特許文献1のタイヤ着脱装置でタイヤ交換作業を行うと、タイヤをホイールから離脱させるとき、およびタイヤをホイールに装着するときのいずれの場合においても、ホイールに巻掛けられているタイヤ内圧測定器にタイヤのビード部が大きな力で接触し、タイヤ内圧測定器を破損してしまうので、上記の特許文献1のタイヤ着脱装置を用いてタイヤ内圧測定器付きタイヤに対し、自動モードでタイヤ交換作業を行うことができないという課題がある。
【0007】
さらに、前記特許文献1のタイヤ着脱装置は、ホイールの外周面から隆起して設けられるバルブに干渉せずにタイヤを円滑にホイールから離脱させるためのバルブ回避機能を備えないので、タイヤ離脱時にタイヤがバルブに引掛かり、自動モードでタイヤの交換作業を行うことができないという課題がある。
【0008】
したがって本発明の目的は、広幅の偏平タイヤまたは超偏平タイヤであっても、ホイールに容易に装着でき、ホイールから容易に離脱させることができるタイヤ着脱装置を提供することである。また本発明の他の目的は、タイヤ内圧測定器付きタイヤであっても、円滑にタイヤ着脱作業を行うことができる、タイヤ着脱装置を提供することである。さらに本発明の他の目的は、ホイールに設けられるバルブに引掛かることなく円滑にタイヤ着脱作業を行うことができるタイヤ着脱装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、タイヤ断面幅が315mmを超えるタイヤを装着可能なホイールを、着脱可能に把持する把持部、および前記把持部を水平な回転軸線まわりに回転させる回転駆動部を有するチャック手段と、
前記タイヤを、起立した状態で乗載可能なタイヤ台を有し、前記タイヤ台を前記タイヤが乗載された状態で昇降可能な昇降手段と、
前記タイヤの第1ビード部を第2ビード部側へ押圧可能なガイドプレスローラと、
一対のビードローラであって、いずれか一方のビードローラによって、前記第1ビード部および前記第2ビード部のいずれか一方を押圧可能な一対のビードローラと、
少なくともタイヤ径およびタイヤ断面幅の異なる複数種類のタイヤを個別に表すタイヤ情報、少なくともリム断面幅およびリム径の異なる複数種類のホイールを個別に表すホイール情報、前記タイヤ情報に関連付けて、前記ガイドプレスローラの前記複数種類のタイヤに対応する第1押込み位置を個別に表す第1押込み位置情報、および前記一対のビードローラの前記複数種類のタイヤに対応する第2押込み位置を個別に表す第2押込み位置情報が記憶された記憶部と、
前記タイヤを前記ホイールに装着する装着モードおよび前記タイヤを前記ホイールから離脱させる離脱モードのいずれか一方を選択するための第1入力部と、
前記ホイールのリム径およびリム断面幅を選択するための第2入力部と、
バルブ回避モードおよび軽点合わせモードのいずれかのモードを選択するための第3入力部と、
前記回転駆動部に設けられ、前記把持部の前記回転軸線まわりの回転量を検出する回転量検出部と、
前記第1入力部、前記第2入力部、および前記第3入力部によって選択された情報に応答して、前記記憶部に記憶された前記タイヤ情報、第1押込み位置情報、および第2押込み位置情報を読出し、前記チャック手段、前記昇降手段、前記ガイドプレスローラ、およびビードローラを動作させる制御部と、を含むことを特徴とするタイヤ着脱装置である。
【0010】
また本発明は、前記昇降手段および前記把持部に一側方から臨む検出領域を規定するように設けられ、物体が前記検出領域に侵入したとき、検知信号を出力する侵入検知手段を、さらに含み、
前記制御部は、前記侵入検知手段の検知信号に応答して、少なくとも前記回転駆動部の回転動作および前記タイヤ台の昇降動作を停止するように構成されていることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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