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公開番号
2025056981
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-09
出願番号
2023166559
出願日
2023-09-27
発明の名称
骨プレート装置
出願人
株式会社日本エム・ディ・エム
代理人
個人
主分類
A61B
17/80 20060101AFI20250401BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】骨プレートを脛骨の内側面に配置固定したときに、当該骨プレートの一部が鵞足と干渉することのない骨プレート装置の提供。
【解決手段】骨プレート10と、複数の締結具20とからなり、骨プレート10は、帯板状の遠位部13と、湾曲板状の近位部14と、両者を連結する中間部15とからなり、遠位部13には、その長手方向に沿って貫通孔16a~16dが配列され、近位部14には、その長手方向に沿って貫通孔17a~17cが配列され、貫通孔の各々には、締結具20の頭部22に形成された雄ねじ24と螺合する雌ねじ19が形成されており、骨プレート10の上面視において、近位部14の長手方向に沿って配列された貫通孔17a~17cのすべてが、遠位部13の後側面の延長線L3よりも後側に位置している。
【選択図】 図3A
特許請求の範囲
【請求項1】
脛骨の内側面に下面が対向するよう配置される骨プレートと、当該骨プレートを脛骨に固定するための複数の締結具とからなる高位脛骨骨切術用の骨プレート装置であって、
前記締結具は、スクリューねじが形成された軸部と、当該軸部より大径で雄ねじが形成された頭部とを有し、
前記骨プレートは、骨幹部の内側面に配置されるよう近位遠位方向に延びる帯板状の遠位部と、骨端部の内側面に配置されるよう前後方向に延びる湾曲板状の近位部と、前記遠位部と前記近位部を連結する中間部とからなり、
前記遠位部には、当該遠位部の長手方向に沿って複数の貫通孔が配列され、前記近位部には、当該近位部の長手方向に沿って複数の貫通孔が配列され、前記貫通孔の各々は前記軸部を挿通可能で、前記貫通孔の各々には、前記頭部に形成された前記雄ねじと螺合する雌ねじが形成されており、
前記骨プレートの上面視において、前記近位部の長手方向に沿って配列された前記貫通孔のすべてが、前記遠位部の後側面の延長線よりも後側に位置していることを特徴とする骨プレート装置。
続きを表示(約 540 文字)
【請求項2】
前記骨プレートの上面視において、前記中間部と前記近位部とは、それぞれの前側面が実質的に1つの直線上にあり、当該直線と、前記遠位部の前側面の延長線とのなす角αが25°以上であることを特徴とする請求項1に記載の骨プレート装置。
【請求項3】
前記近位部には、当該近位部の長手方向に沿って配列された前記貫通孔の遠位側に少なくとも1つの貫通孔が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の骨プレート装置。
【請求項4】
前記遠位部の前記貫通孔に挿通されて、前記骨プレートの下面から延び出ている前記締結具の軸部が、上下に延びる軸に対して20°±5°前側に傾斜していることを特徴とする請求項1または2に記載の骨プレート装置。
【請求項5】
前記遠位部に形成された前記貫通孔における上面開口の周囲に、部分雌ねじが形成された隆起部が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の骨プレート装置。
【請求項6】
前記近位部に形成された少なくとも1つの前記貫通孔における上面開口および下面開口のそれぞれの周囲に、部分雌ねじが形成された隆起部が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の骨プレート装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、高位脛骨骨切術(HTO)に使用する骨プレート装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
HTOに使用する骨プレート装置は、脛骨の内側面に配置固定される骨プレートと、この骨プレートを脛骨に固定するための締結具とからなる。
【0003】
従来、骨プレート装置を構成する骨プレートとして、下記特許文献1には、図6に示すように、長尺の帯板状の遠位部(本体部)3と、短尺の近位部(横行部)4と、これらを連結する連結部(中間部)5とを備え、遠位部3が、近位部4に対して、遠位部3の長手軸に平行な軸線回りにねじれている略T字型の骨プレート1が提案されている。
【0004】
同図に示すように、遠位部3には、その長手方向に沿って貫通孔6a~6dが配列され、近位部4には、その長手方向(遠位部3の長手方向と交差する方向)に沿って貫通孔7a~7cが配列されるとともに、その遠位側に貫通孔7dが形成されている。
遠位部3および近位部4は、それぞれ、脛骨の骨幹部および骨端部の内側面に配置され、貫通孔6a~6dおよび7a~7dに装着される締結具により、脛骨に固定される。
【0005】
また、近位部4の貫通孔7a,7c,7dの周囲には隆起部8が設けられている。
この隆起部8によれば、図7に示すように、近位部4の下面の接平面の法線に対して傾斜して挿入された締結具2の頭部2bの角部が近位部4の上面から突出することを防止できるとされる。
また、締結具2の頭部2bの角部(雄ねじの一部)が隆起部8に覆われることにより、頭部2bと近位部4との接合面積が増加して、骨プレートの近位部4に対する締結具2の固定強度を高めることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
国際公開第2021/250853号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記特許文献1に記載の骨プレートは下記のような問題がある。
(1)骨プレートを脛骨の内側面に配置するとき、遠位部3および中間部5の一部が、筋肉(縫工筋、半腱様筋および薄筋)の腱の付着部である鵞足と干渉し、脛骨に固定された骨プレート1により、これらの筋肉の伸縮が阻害されることがある。
【0008】
(2)遠位部3の貫通孔6a~6dから挿入される締結具2の軸部2aは、通常、遠位部3の下面が接触している骨幹部の内側面に対して垂直に刺入される。このとき、刺入された軸部2aの先端部分が脛骨の骨幹部を貫通し、深腓骨神経や動脈が通っている部位に到達し、これら神経や動脈を傷つけることがある。
【0009】
(3)図7に示したように、隆起部8により、傾斜して挿入された締結具2の頭部2bの角部が近位部4の上面から突出することを防止できるものの、頭部2bの角部が、近位部4の下面から突出している。このため、貫通孔に形成されている雌ねじとの噛み合いピッチ数が不足して、骨プレートの近位部4に対する締結具2の固定強度、延いては、脛骨の骨端部に対する骨プレートの締結強度が低下する。
【0010】
本発明は以上のような事情に基いてなされたものである。
本発明の第1の目的は、骨プレートを脛骨の内側面に配置固定したときに、当該骨プレートの遠位部および中間部の一部が鵞足と干渉することのない骨プレート装置を提供することにある。
(【0011】以降は省略されています)
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