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公開番号2025056937
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2023166479
出願日2023-09-27
発明の名称定着装置および画像形成装置
出願人富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G03G 15/20 20060101AFI20250401BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】折り目のあるフッ素樹脂の筒を表面層として使用する定着装置において、画像形成装置の稼働後に悪化した折り目には対応しない従来技術に比べて、折り目に起因する画質低下を抑制すること。
【解決手段】媒体(S)の表面の像を加熱しながら加圧して定着する定着手段(Fh,Fp)であって、基層(2)と、折り目(3a)がある筒が基層(2)に被覆されて構成され且つ基層(2)とは熱膨張率が異なる表面層(3)と、を有する定着手段(Fh,Fp)と、定着手段(Fh,Fp)を制御する制御手段(C)であって、定着動作が開始される場合に、予め定められた折り目(3a)が悪化する条件が満たされた場合には、定着動作の開始前に、折り目(3a)をのばす折り目解消動作を実行させる制御手段(C)と、を備えた定着装置(F)。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
媒体の表面の像を加熱しながら加圧して定着する定着手段であって、基層と、折り目がある筒が前記基層に被覆されて構成され且つ前記基層とは熱膨張率が異なる表面層と、を有する定着手段と、
前記定着手段を制御する制御手段であって、定着動作が開始される場合に、予め定められた前記折り目が悪化する条件が満たされた場合には、前記定着動作の開始前に、前記折り目をのばす折り目解消動作を実行させる前記制御手段と、
を備えたことを特徴とする定着装置。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
熱源で加熱されて回転する加熱手段と、前記加熱手段に対向して配置され且つ前記基層と前記表面層とを有する加圧手段と、を有する前記定着手段、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項3】
芯材と、芯材の外周に設けられ且つ弾性体で構成された前記基層と、前記折り目のあるフッ素樹脂の筒で構成された前記表面層、
を備えたことを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
【請求項4】
前回の定着動作での稼働時間が予め定められた第1の閾値に達し、且つ、前記前回の定着動作が終了してからの経過時間が予め定められた範囲である場合に、前記折り目が悪化する条件が満たされたと判別する前記制御手段、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項5】
前記定着手段の温度が予め定められた範囲である場合に、前記折り目が悪化する条件が満たされたと判別する前記制御手段、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項6】
前記定着手段を予め定められた温度に加熱する前記折り目解消動作、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項7】
前記定着動作時に比べて前記折り目にかかる負荷が低減された状態で実行される前記折り目解消動作、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項8】
前記定着手段にかかる圧力を前記定着動作時に比べて減少させることで、前記折り目にかかる負荷が低減された状態とする前記折り目解消動作、
を備えたことを特徴とする請求項7に記載の定着装置。
【請求項9】
前記定着動作時に比べて低速で前記定着手段を回転させることで、前記折り目にかかる負荷が低減された状態とする前記折り目解消動作、
を備えたことを特徴とする請求項7に記載の定着装置。
【請求項10】
像保持手段と、
前記像保持手段に保持された像を媒体に転写する転写手段と、
媒体に転写された像を定着する請求項1ないし9のいずれかに記載の定着装置と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、定着装置および定着装置を有する画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
画像記録装置で像を定着させる定着装置に関し、下記の特許文献1に記載の技術が従来公知である。
【0003】
特許文献1には、定着部材または加圧部材をフッ素樹脂チューブで被覆した構成が記載されている。特許文献1のフッ素樹脂チューブは、製造時の工程で折り目部凹凸が形成されており、平滑化処理で折り目部凹凸を平滑化している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2001-109295号公報(「0023」~「0035」、図3)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、折り目のあるフッ素樹脂の筒を表面層として使用する定着装置において、画像形成装置の稼働後に悪化した折り目には対応しない従来技術に比べて、折り目に起因する画質低下を抑制することを技術的課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記技術的課題を解決するために、請求項1に記載の発明の定着装置は、
媒体の表面の像を加熱しながら加圧して定着する定着手段であって、基層と、折り目がある筒が前記基層に被覆されて構成され且つ前記基層とは熱膨張率が異なる表面層と、を有する定着手段と、
前記定着手段を制御する制御手段であって、定着動作が開始される場合に、予め定められた前記折り目が悪化する条件が満たされた場合には、前記定着動作の開始前に、前記折り目をのばす折り目解消動作を実行させる前記制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の定着装置において、
熱源で加熱されて回転する加熱手段と、前記加熱手段に対向して配置され且つ前記基層と前記表面層とを有する加圧手段と、を有する前記定着手段、
を備えたことを特徴とする。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の定着装置において、
芯材と、芯材の外周に設けられ且つ弾性体で構成された前記基層と、前記折り目のあるフッ素樹脂の筒で構成された前記表面層、
を備えたことを特徴とする。
【0009】
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の定着装置において、
前回の定着動作での稼働時間が予め定められた第1の閾値に達し、且つ、前記前回の定着動作が終了してからの経過時間が予め定められた範囲である場合に、前記折り目が悪化する条件が満たされたと判別する前記制御手段、
を備えたことを特徴とする。
【0010】
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の定着装置において、
前記定着手段の温度が予め定められた範囲である場合に、前記折り目が悪化する条件が満たされたと判別する前記制御手段、
を備えたことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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