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公開番号
2025056643
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-08
出願番号
2023166241
出願日
2023-09-27
発明の名称
差動排気装置、及び電子デバイスの製造方法
出願人
ギガフォトン株式会社
代理人
個人
主分類
G03F
7/20 20060101AFI20250401BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】EUV光生成システムの差動排気装置の提供
【解決手段】差動排気装置は、極端紫外光を出力する第1のチャンバと、第2のチャンバと、を連結する連結管と、第1の開口911と、第1の開口911を囲む第1の仕切り板912と、を含み、極端紫外光が第1の開口911を通るように連結管に配置された第1の隔壁と、第1の開口911より小さい第2の開口921と、第2の開口921を囲む第2の仕切り板922と、を含み、第1の開口911を通った極端紫外光が第2の開口921を通るように連結管に配置された第2の隔壁92と、第1の隔壁91aと第2の隔壁92との間の第1の差動排気室のガスを排気する第1の排気口61と、を備え、第2の仕切り板922の第1の差動排気室側の圧力分布において最も圧力が高い第1の高圧領域より外側の部分に第2の開口921が囲まれるように、第1の隔壁91aが配置される。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
極端紫外光を出力する第1のチャンバと、前記極端紫外光が入力される第2のチャンバであって前記第1のチャンバより圧力の低い前記第2のチャンバと、を連結する連結管と、
第1の開口と、前記第1の開口を囲む第1の仕切り板と、を含み、前記極端紫外光が前記第1の開口を通るように前記連結管に配置された第1の隔壁と、
前記第1の開口より小さい第2の開口と、前記第2の開口を囲む第2の仕切り板と、を含み、前記第1の開口を通った前記極端紫外光が前記第2の開口を通るように前記連結管に配置された第2の隔壁と、
前記第1の隔壁と前記第2の隔壁との間の第1の差動排気室のガスを排気する第1の排気口と、
を備え、
前記第2の仕切り板の前記第1の差動排気室側の圧力分布において最も圧力が高い第1の高圧領域より外側の部分に前記第2の開口が囲まれるように、前記第1の隔壁が配置された、差動排気装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の差動排気装置であって、
前記第2の開口は、前記第2の仕切り板の前記第1の差動排気室側の圧力分布における中央値の等圧線よりも低圧側の部分に囲まれる、差動排気装置。
【請求項3】
請求項1に記載の差動排気装置であって、
前記第2の開口は、前記第2の仕切り板の前記第1の差動排気室側の圧力分布における閉じた等圧線のうちの最長の等圧線の外側に位置する、差動排気装置。
【請求項4】
請求項1に記載の差動排気装置であって、
前記第1の開口から前記第1の差動排気室に流入するガス流れの中心軸が前記第2の仕切り板と交差する、差動排気装置。
【請求項5】
請求項1に記載の差動排気装置であって、
前記第1の排気口は、前記第1の開口を通る前記極端紫外光の光路軸を含む第1の面であって前記第1の開口から前記第1の差動排気室に流入するガス流れの中心軸と前記光路軸とを含む第2の面に垂直な前記第1の面よりも、前記ガス流れの下流側の空間に位置する、
差動排気装置。
【請求項6】
請求項1に記載の差動排気装置であって、
前記第1の隔壁と前記第1の排気口との距離は、前記第2の隔壁と前記第1の排気口との距離よりも大きい、差動排気装置。
【請求項7】
請求項1に記載の差動排気装置であって、
前記第1の開口を通る前記極端紫外光の光路軸が前記第1の隔壁と非垂直である、差動排気装置。
【請求項8】
請求項7に記載の差動排気装置であって、
前記第1の開口の中心と前記第2の開口の中心との間隔をD
1
とし、前記第2の開口の直径をd
2
としたとき、前記光路軸と前記第1の隔壁に垂直な垂直軸との角度θ
1
が以下の式を満たす、差動排気装置。
tanθ
1
>d
2
/2D
1
【請求項9】
請求項7に記載の差動排気装置であって、
前記第1の開口の中心と前記第2の開口の中心との間隔をD
1
とし、前記第1の開口の直径をd
1
とし、前記第2の開口の直径をd
2
としたとき、前記光路軸と前記第1の隔壁に垂直な垂直軸との角度θ
1
が以下の式を満たす、差動排気装置。
tanθ
1
>(d
1
+d
2
)/2D
1
【請求項10】
請求項7に記載の差動排気装置であって、
前記第1の排気口は、前記光路軸を含む第1の面であって前記第1の隔壁に垂直で前記第1の開口の中心を通る軸である垂直軸と前記光路軸とを含む第2の面に垂直な前記第1の面よりも、前記垂直軸と前記第2の隔壁とが交差する側の空間に位置する、
差動排気装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、差動排気装置、及び電子デバイスの製造方法に関する。
続きを表示(約 3,200 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、半導体プロセスの微細化に伴って、半導体プロセスの光リソグラフィにおける転写パターンの微細化が急速に進展している。次世代においては、10nm以下の微細加工が要求されるようになる。このため、波長約13nmの極端紫外(EUV)光を生成するための装置と縮小投影反射光学系とを組み合わせた半導体露光装置の開発が期待されている。
【0003】
EUV光生成装置としては、ターゲット物質にレーザ光を照射することによって生成されるプラズマが用いられるLPP(Laser Produced Plasma)式の装置の開発が進んでいる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
米国特許出願公開第2009/314967号明細書
米国特許出願公開第2004/046949号明細書
【概要】
【0005】
本開示の1つの観点に係る差動排気装置は、極端紫外光を出力する第1のチャンバと、極端紫外光が入力される第2のチャンバであって第1のチャンバより圧力の低い第2のチャンバと、を連結する連結管と、第1の開口と、第1の開口を囲む第1の仕切り板と、を含み、極端紫外光が第1の開口を通るように連結管に配置された第1の隔壁と、第1の開口より小さい第2の開口と、第2の開口を囲む第2の仕切り板と、を含み、第1の開口を通った極端紫外光が第2の開口を通るように連結管に配置された第2の隔壁と、第1の隔壁と第2の隔壁との間の第1の差動排気室のガスを排気する第1の排気口と、を備え、第2の仕切り板の第1の差動排気室側の圧力分布において最も圧力が高い第1の高圧領域より外側の部分に第2の開口が囲まれるように、第1の隔壁が配置される。
【0006】
本開示の1つの観点に係る電子デバイスの製造方法は、差動排気装置であって極端紫外光を出力する第1のチャンバと、極端紫外光が入力される第2のチャンバであって第1のチャンバより圧力の低い第2のチャンバと、を連結する連結管と、第1の開口と、第1の開口を囲む第1の仕切り板と、を含み、極端紫外光が第1の開口を通るように連結管に配置された第1の隔壁と、第1の開口より小さい第2の開口と、第2の開口を囲む第2の仕切り板と、を含み、第1の開口を通った極端紫外光が第2の開口を通るように連結管に配置された第2の隔壁と、第1の隔壁と第2の隔壁との間の第1の差動排気室のガスを排気する第1の排気口と、を備え、第2の仕切り板の第1の差動排気室側の圧力分布において最も圧力が高い第1の高圧領域より外側の部分に第2の開口が囲まれるように、第1の隔壁が配置された、差動排気装置と、第1のチャンバと、を備える極端紫外光生成システムによって極端紫外光を生成し、極端紫外光を第2のチャンバを含む露光装置に出力し、電子デバイスを製造するために、露光装置内で感光基板上に極端紫外光を露光することを含む。
【0007】
本開示の1つの観点に係る電子デバイスの製造方法は、差動排気装置であって極端紫外光を出力する第1のチャンバと、極端紫外光が入力される第2のチャンバであって第1のチャンバより圧力の低い第2のチャンバと、を連結する連結管と、第1の開口と、第1の開口を囲む第1の仕切り板と、を含み、極端紫外光が第1の開口を通るように連結管に配置された第1の隔壁と、第1の開口より小さい第2の開口と、第2の開口を囲む第2の仕切り板と、を含み、第1の開口を通った極端紫外光が第2の開口を通るように連結管に配置された第2の隔壁と、第1の隔壁と第2の隔壁との間の第1の差動排気室のガスを排気する第1の排気口と、を備え、第2の仕切り板の第1の差動排気室側の圧力分布において最も圧力が高い第1の高圧領域より外側の部分に第2の開口が囲まれるように、第1の隔壁が配置された、差動排気装置と、第1のチャンバと、を備える極端紫外光生成システムによって生成した極端紫外光をマスクに照射してマスクの欠陥を検査し、検査の結果を用いてマスクを選定し、選定したマスクに形成されたパターンを感光基板上に露光転写することを含む。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示のいくつかの実施形態を、単なる例として、添付の図面を参照して以下に説明する。
図1は、比較例に係るLPP式のEUV光生成システムの構成を示す。
図2は、図1に示されるEUV光生成装置の構成を示す。
図3は、図1に示される差動排気装置の構成を示す。
図4は、第1の実施形態に係る差動排気装置の構成を示す。
図5は、図4に示される差動排気装置の各部の寸法を示す。
図6は、比較例における第2の仕切り板の第1の差動排気室側の圧力分布のシミュレーション結果を示す。
図7は、第1の実施形態における第2の仕切り板の第1の差動排気室側の圧力分布のシミュレーション結果を示す。
図8は、図4に示される差動排気装置における第1の排気口の位置を示す。
図9は、第2の実施形態に係る差動排気装置の構成を示す。
図10は、図9に示される差動排気装置の各部の寸法を示す。
図11は、図9に示される差動排気装置における第1の排気口の位置を示す。
図12は、第2の実施形態の変形例に係る差動排気装置の構成を示す。
図13は、第3の実施形態に係る差動排気装置の構成を示す。
図14は、図13に示される第1の隔壁の斜視図である。
図15は、第3の実施形態の変形例に係る差動排気装置の構成を示す。
図16は、図15に示される第1の隔壁の斜視図である。
図17は、第4の実施形態に係る差動排気装置の構成を示す。
図18は、EUV光生成システムに接続された露光装置の構成を概略的に示す。
図19は、EUV光生成システムに接続された検査装置の構成を概略的に示す。
【実施形態】
【0009】
<内容>
1.比較例
1.1 構成
1.2 動作
2.比較例の課題
3.第1の隔壁91aが斜めに配置された差動排気装置90a
3.1 構成
3.2 第2の仕切り板922の第1の差動排気室910側の圧力分布
3.3 第1の排気口61の位置
3.4 作用
4.第1の開口911が斜めに形成された差動排気装置90b及び90c
4.1 構成
4.2 第1の排気口61の位置
4.3 変形例
4.4 作用
5.第1の仕切り板912の厚さが部分的に異なる差動排気装置90d及び90e
5.1 構成
5.2 変形例
5.3 作用
6.複数の差動排気室910、920、及び930を含む差動排気装置90f
6.1 構成
6.2 第2及び第3の排気口62及び63の位置
6.3 作用
7.その他
7.1 EUV光利用装置6の例
7.2 補足
【0010】
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。以下に説明される実施形態は、本開示のいくつかの例を示すものであって、本開示の内容を限定するものではない。また、各実施形態で説明される構成及び動作の全てが本開示の構成及び動作として必須であるとは限らない。なお、同一の構成要素には同一の参照符号を付して、重複する説明を省略する。
(【0011】以降は省略されています)
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