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公開番号
2025054974
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-08
出願番号
2023164239
出願日
2023-09-27
発明の名称
画像形成装置、処理システムおよびプログラム
出願人
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G03G
21/00 20060101AFI20250401BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】帯電や露光を行わずにトナー像を形成する場合を含む種々の条件で画像を形成する場合に、形成された画像に基づいて画像と画像が形成された際の条件との対応を識別する。
【解決手段】電子写真方式により像保持体に形成されたトナー像を記録媒体に転写する画像形成部と、画像形成部の動作を制御する1または複数のプロセッサと、を備え、プロセッサは、少なくとも、像保持体に対して帯電および露光を行って記録媒体にトナー像を形成する動作と、像保持体に対して帯電または露光を行わずに記録媒体にトナー像を形成する動作と、を含む、帯電および露光に関する条件の異なる複数の動作を予め定められた順序で実行し、条件の異なる複数の動作の各々において、記録媒体に対して異なる態様の余白が形成されるように画像形成部を制御すること、を特徴とする、画像形成装置。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
電子写真方式により像保持体に形成されたトナー像を記録媒体に転写する画像形成部と、
前記画像形成部の動作を制御する1または複数のプロセッサと、を備え、
前記プロセッサは、少なくとも、像保持体に対して帯電および露光を行って前記記録媒体にトナー像を形成する動作と、像保持体に対して帯電または露光を行わずに前記記録媒体にトナー像を形成する動作と、を含む、帯電および露光に関する条件の異なる複数の動作を予め定められた順序で実行し、当該条件の異なる複数の動作の各々において、前記記録媒体に対して異なる態様の余白が形成されるように前記画像形成部を制御すること、
を特徴とする、画像形成装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記プロセッサは、
前記予め定められた順序に従って、前記条件の異なる複数の動作の各々において、前記記録媒体に対して段階的に異なる態様の前記余白を形成するように前記画像形成部を制御すること
を特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記プロセッサは、
前記予め定められた順序に従って行われる複数の動作において、段階的に異なる大きさの前記余白を形成するように前記画像形成部を制御すること
を特徴とする、請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記プロセッサは、
前記予め定められた順序に従って行われる複数の動作において、段階的に異なる濃度のトナー像を前記余白に形成するように前記画像形成部を制御すること
を特徴とする、請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記プロセッサは、
前記記録媒体のうち、前記画像形成部による画像形成時の当該記録媒体の送り方向における先端側および後端側の少なくとも一方に、当該送り方向と交差する方向へ帯状に延びる前記余白を形成するように前記画像形成部を制御すること
を特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記プロセッサは、
前記予め定められた順序に従って行われる複数の動作の各々において異なる幅の前記余白を形成するように前記画像形成部を制御すること
を特徴とする、請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項7】
請求項1乃至請求項6に記載の画像形成装置と、
前記画像形成装置によりトナー像が形成された前記記録媒体を読み取る読取装置と、
前記読取装置により読み取られた前記記録媒体から前記余白を抽出し、抽出した当該余白に基づいて前記画像形成装置において異なる前記条件で実行された複数の動作の実行順を識別する処理を行う処理装置と、
を備えることを特徴とする、処理システム。
【請求項8】
前記処理装置は、
前記複数の動作の各々で形成された前記トナー像を解析し、
識別した前記複数の動作の実行順に基づき、当該複数の動作の各々に適用された前記条件を特定し、
前記トナー像の解析結果と特定した前記条件とに基づき、前記画像形成装置の状態を判断すること、
を特徴とする、請求項7に記載の処理システム。
【請求項9】
電子写真方式により像保持体に形成されたトナー像を記録媒体に転写すると共に、帯電および露光を行わずにトナー像を形成する機能を有する画像形成部と、
前記画像形成部の動作を制御するコンピュータと、
を備える画像形成装置の前記コンピュータを制御するプログラムであって
前記コンピュータに、
少なくとも、像保持体に対して帯電および露光を行って前記記録媒体にトナー像を形成する動作と、像保持体に対して帯電または露光を行わずに前記記録媒体にトナー像を形成する動作と、を含む、帯電および露光に関する条件の異なる複数の動作を予め定められた順序で前記画像形成部に実行させる機能と、
前記条件の異なる複数の動作の各々において、前記記録媒体に対して異なる態様の余白を形成させる機能と、
を実現させることを特徴とする、プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置、処理システムおよびプログラムに関する。
続きを表示(約 3,900 文字)
【背景技術】
【0002】
電子写真方式による画像形成装置において、感光体ドラムに対して帯電や露光を行わずにトナー像を形成する機能を有し、帯電および露光に関して種々の条件で形成した画像を用いて装置の不具合を調べることが行われている。
先行技術文献1には、感光体と、感光体を帯電させる帯電装置と、感光体に形成される静電潜像を現像剤で現像する現像装置とを備える画像形成装置において、像保持手段の像形成可能範囲を帯電手段で帯電させて現像剤で現像する動作と、像保持手段の像形成可能範囲を帯電手段で帯電させずに現像剤で現像する動作とを実行し得るように構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-139004
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
感光体ドラムの帯電や露光に関して異なる条件で形成した画像を用いて装置の状態を診断する場合、何れの画像が何れの条件で形成された画像かを識別することが必要である。
【0005】
本発明は、帯電や露光を行わずにトナー像を形成する場合を含む種々の条件で画像を形成する場合に、形成された画像に基づいて画像と画像が形成された際の条件との対応を識別する手段を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載された発明は、電子写真方式により像保持体に形成されたトナー像を記録媒体に転写する画像形成部と、前記画像形成部の動作を制御する1または複数のプロセッサと、を備え、前記プロセッサは、少なくとも、像保持体に対して帯電および露光を行って前記記録媒体にトナー像を形成する動作と、像保持体に対して帯電または露光を行わずに前記記録媒体にトナー像を形成する動作と、を含む、帯電および露光に関する条件の異なる複数の動作を予め定められた順序で実行し、当該条件の異なる複数の動作の各々において、前記記録媒体に対して異なる態様の余白が形成されるように前記画像形成部を制御すること、を特徴とする、画像形成装置である。
請求項2に記載された発明は、前記プロセッサは、前記予め定められた順序に従って、前記条件の異なる複数の動作の各々において、前記記録媒体に対して段階的に異なる態様の前記余白を形成するように前記画像形成部を制御することを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項3に記載された発明は、前記プロセッサは、前記予め定められた順序に従って行われる複数の動作において、段階的に異なる大きさの前記余白を形成するように前記画像形成部を制御することを特徴とする、請求項2に記載の画像形成装置である。
請求項4に記載された発明は、前記プロセッサは、前記予め定められた順序に従って行われる複数の動作において、段階的に異なる濃度のトナー像を前記余白に形成するように前記画像形成部を制御することを特徴とする、請求項2に記載の画像形成装置である。
請求項5に記載された発明は、前記プロセッサは、前記記録媒体のうち、前記画像形成部による画像形成時の当該記録媒体の送り方向における先端側および後端側の少なくとも一方に、当該送り方向と交差する方向へ帯状に延びる前記余白を形成するように前記画像形成部を制御することを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項6に記載された発明は、前記プロセッサは、前記予め定められた順序に従って行われる複数の動作の各々において異なる幅の前記余白を形成するように前記画像形成部を制御することを特徴とする、請求項5に記載の画像形成装置である。
請求項7に記載された発明は、請求項1乃至請求項6に記載の画像形成装置と、前記画像形成装置によりトナー像が形成された前記記録媒体を読み取る読取装置と、前記読取装置により読み取られた前記記録媒体から前記余白を抽出し、抽出した当該余白に基づいて前記画像形成装置において異なる前記条件で実行された複数の動作の実行順を識別する処理を行う処理装置と、を備えることを特徴とする、処理システムである。
請求項8に記載された発明は、前記処理装置は、前記複数の動作の各々で形成された前記トナー像を解析し、識別した前記複数の動作の実行順に基づき、当該複数の動作の各々に適用された前記条件を特定し、前記トナー像の解析結果と特定した前記条件とに基づき、前記画像形成装置の状態を判断すること、を特徴とする、請求項7に記載の処理システムである。
請求項9に記載された発明は、電子写真方式により像保持体に形成されたトナー像を記録媒体に転写すると共に、帯電および露光を行わずにトナー像を形成する機能を有する画像形成部と、前記画像形成部の動作を制御するコンピュータと、を備える画像形成装置の前記コンピュータを制御するプログラムであって前記コンピュータに、少なくとも、像保持体に対して帯電および露光を行って前記記録媒体にトナー像を形成する動作と、像保持体に対して帯電または露光を行わずに前記記録媒体にトナー像を形成する動作と、を含む、帯電および露光に関する条件の異なる複数の動作を予め定められた順序で前記画像形成部に実行させる機能と、前記条件の異なる複数の動作の各々において、前記記録媒体に対して異なる態様の余白を形成させる機能と、を実現させることを特徴とする、プログラムである。
【発明の効果】
【0007】
請求項1の発明によれば、形成された画像に基づいて、画像と画像が形成された際の条件との対応を識別することができる。
請求項2の発明によれば、段階的に余白の態様を異ならせることにより、記録媒体の出力順の特定が容易となる。
請求項3の発明によれば、段階的に変化する余白の大きさにより、記録媒体の出力順の特定が容易となる。
請求項4の発明によれば、余白に形成されたトナー像の段階的に変化する濃度により、記録媒体の出力順の特定が容易となる。
請求項5の発明によれば、余白の位置を特定することにより、条件ごとに形成された画像における余白の比較が容易となる。
請求項6の発明によれば、帯状の余白において識別が容易となる。
請求項7の発明によれば、形成された画像に基づいて、画像と画像が形成された際の条件との対応を識別することができる。
請求項8の発明によれば、形成された画像に基づいて、画像と画像が形成された際の条件との対応を識別し、画像形成装置を診断することができる。
請求項9の発明によれば、形成された画像に基づいて、画像と画像が形成された際の条件との対応を識別することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態が適用される処理システムの構成を示す図である。
本実施形態における画像形成装置を示した図である。
画像形成部の例を説明する図である。
制御装置のハードウェア構成例を示した図である。
診断モードにおける画像形成部の状態を示した図であり、図5(A)は、第1画像形成条件における画像形成部の状態を示す図、図5(B)は、第2画像形成条件における画像形成部の状態を示す図、図5(C)は、第3画像形成条件における画像形成部の状態を示す図、図5(D)は、第4画像形成条件における画像形成部の状態を示す図、図5(E)は、第5画像形成条件における画像形成部の状態を示す図である。
診断用画像が形成された用紙に対し余白を形成した例を示す図であり、図6(A)は、用紙に対し、一の余白を形成した例を示す図、図6(B)は、用紙Pに対し、一の余白より幅の広い余白を形成した例を示す図、図6(C)は、それぞれ異なる余白を形成した用紙を重ねた状態を示す図である。
診断用画像が形成された用紙の余白に濃度の異なる画像を形成した例を示す図であり、図7(A)は、余白に対し、一の濃度の画像を形成した例を示す図、図7(B)は、余白に対し、一の濃度とは異なる濃度の画像を形成した例を示す図、図7(C)は、余白に対し、それぞれ異なる濃度の画像を形成した用紙を重ねた状態を示す図である。
情報処理装置の構成例を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
<処理システムの構成>
図1は、本実施形態が適用される処理システム1の構成を示す図である。処理システム1は、画像形成装置2と情報処理装置3とを備える。各装置2、3はネットワークを介して接続されている。ネットワークは、画像形成装置2と情報処理装置3との情報通信に用いられる通信手段であり、例えば、LAN(Local Area Network)が用いられる。また、インターネットや公衆回線を用いて接続しても良いし、画像形成装置2と情報処理装置3とを通信ケーブルにより直接接続しても良い。
【0010】
画像形成装置2は、ユーザの操作により、原稿の読み取りや記録媒体の一例である用紙Pに対し画像形成を行う装置である。また、情報処理装置3は、画像形成が行われた用紙Pを読み取り、画像形成装置2の状態を判断する装置である。情報処理装置3については後述する。
(【0011】以降は省略されています)
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