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公開番号
2025054822
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-08
出願番号
2023163987
出願日
2023-09-26
発明の名称
制御装置、検出方法、及び検出プログラム
出願人
ローム株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
G06F
11/16 20060101AFI20250331BHJP(計算;計数)
要約
【課題】書換不可能な記憶部に書込用データの書き込み中に電源が遮断されたか否かを検出し、記憶されている書込用データを修復できるようにすることができる制御装置、検出方法、及び検出プログラムを提供する。
【解決手段】制御装置は、プロセッサが、書込用データを取得し、前記書込用データを、第1の書込用データとして誤り検出符号を付与して不揮発性の記憶部の第1の領域に記憶させ、前記第1の書込用データを、第2の書込用データとして書換不可能な記憶部の第2の領域に記憶させ、前記第2の書込用データを、第3の書込用データとして前記不揮発性の記憶部の第3の領域に記憶させる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
プロセッサが、
書込用データを取得し、
前記書込用データを、第1の書込用データとして誤り検出符号を付与して不揮発性の記憶部の第1の領域に記憶させ、
前記第1の書込用データを、第2の書込用データとして書換不可能な記憶部の第2の領域に記憶させ、
前記第2の書込用データを、第3の書込用データとして前記不揮発性の記憶部の第3の領域に記憶させる
制御装置。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記プロセッサが、さらに、
前記第1の書込用データと、前記第2の書込用データと、前記第3の書込用データとを比較した比較結果に基づいて、書き込みの際に電源が遮断されたか否かを判断する
請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記プロセッサは、
前記第1の書込用データと前記第3の書込用データとが同一であると判断した場合、書き込みの際に電源が遮断されなかったと判断する
請求項2に記載の制御装置。
【請求項4】
前記プロセッサは、
前記第1の書込用データと前記第2の書込用データとが異なっており、前記第2の書込用データと前記第3の書込用データとが同一であり、かつ、前記誤り検出符号に基づいて前記第1の書込用データが正常ではないと判断した場合、前記第1の書込用データを前記第1の領域に書き込む際に電源が遮断されたと判断する
請求項2に記載の制御装置。
【請求項5】
前記プロセッサは、
電源が遮断されたと判断した場合、
前記書込用データを取得し、
前記第3の書込用データを、前記第1の書込用データとして誤り検出符号を付与して前記第1の領域に記憶させる
請求項4に記載の制御装置。
【請求項6】
前記プロセッサは、
前記第1の書込用データと前記第2の書込用データとが異なっており、前記第2の書込用データと前記第3の書込用データとが同一であり、かつ、前記誤り検出符号に基づいて前記第1の書込用データが正常であると判断した場合、
または、前記第1の書込用データと、前記第2の書込用データと、前記第3の書込用データの全てが異なっており、かつ、前記誤り検出符号に基づいて前記第1の書込用データが正常であると判断した場合、
前記第2の書込用データを前記第2の領域に書き込む際に電源が遮断されたと判断する
請求項2に記載の制御装置。
【請求項7】
前記プロセッサは、
電源が遮断されたと判断した場合、
前記第1の書込用データを、前記第2の書込用データとして前記第2の領域に記憶させ、
前記第2の書込用データを、前記第3の書込用データとして前記第3の領域に記憶させる
請求項6に記載の制御装置。
【請求項8】
前記プロセッサは、
前記第1の書込用データと前記第2の書込用データとが同一であり、かつ前記第1の書込用データと前記第3の書込用データとが異なっている場合、
前記第3の書込用データを前記第3の領域に書き込む際に電源が遮断されたと判断する
請求項2に記載の制御装置。
【請求項9】
前記プロセッサは、
電源が遮断されたと判断した場合、
前記第2の書込用データを、前記第3の書込用データとして前記第3の領域に記憶させる
請求項8に記載の制御装置。
【請求項10】
制御装置のプロセッサが、書換不可能な記憶部に書込用データを記憶させる処理の際に電源が遮断されたが否かを検出する検出方法であって、
書込用データを取得し、
前記書込用データを、第1の書込用データとして誤り検出符号を付与して不揮発性の記憶部の第1の領域に記憶させ、
前記第1の書込用データを、第2の書込用データとして書換不可能な記憶部の第2の領域に記憶させ、
前記第2の書込用データを、第3の書込用データとして前記不揮発性の記憶部の第3の領域に記憶させ、
前記第1の書込用データと、前記第2の書込用データと、前記第3の書込用データとを比較した比較結果に基づいて、書き込む際に電源が遮断されたか否かを判断する
検出方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、制御装置、検出方法、及び検出プログラムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
一般に、ログ等の、消したくないデータを記憶させる媒体として、OTP(One Time Programmable ROM)等の書換不可能な記憶部に記憶させておくことがある。書換不可能な記憶部に書込用データを記憶させている際に電源が遮断されてしまう場合がある。書込用データを書換不可能な記憶部に書き込んでいる際に、電源が遮断されてしまうと、中途半端な状態で記憶されてしまったり、誤った状態で記憶されてしまったり等、異常な状態で記憶されてしまうことがある。
【0003】
このような場合に対し、正常な書込用データが記憶されているか否かを検査する技術が知られている。例えば、特許文献1には、回路情報が記憶される第1の領域と、第1の領域の回路情報とは異なる回路情報を記憶される第2の領域とを有し、 電源を投入した際に、第1の領域から回路情報を読み出し、この回路情報により第2の領域に正常な回路情報が格納されていることを検査する技術が記載されています。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平01-265343号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の技術では、記憶されている書込用データが、正常であるか否かを判断できない場合があった。例えば、特許文献1に記載の技術では、第1の領域に回路情報を記憶させる際に電源の遮断が生じ、記憶されている回路情報が異常となってしまった場合、第2の領域に記憶されている回路情報が正常であるか否かを検出することができない。このように、正常であるか否かの検出が適切になれない場合、異常となっている書込用データの修復が行われなくなるという問題が生じる。そのため、書込用データの書き込み中に電源が遮断されたことにより、記憶されている書込用データに異常が生じているか否かを適切に検出することができる技術が望まれている。
【0006】
本開示は、書換不可能な記憶部に書込用データの書き込み中に電源が遮断されたか否かを検出し、記憶されている書込用データを修復できるようにすることができる制御装置、検出方法、及び検出プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本開示の制御装置は、プロセッサが 書込用データを取得し、前記書込用データを、第1の書込用データとして誤り検出符号を付与して不揮発性の記憶部の第1の領域に記憶させ、前記第1の書込用データを、第2の書込用データとして書換不可能な記憶部の第2の領域に記憶させ、前記第2の書込用データを、第3の書込用データとして前記不揮発性の記憶部の第3の領域に記憶させる。
【0008】
また、上記目的を達成するために、本開示の検出方法は、制御装置のプロセッサが、書換不可能な記憶部に書込用データを記憶させる処理の際に電源が遮断されたか否かを検出する検出方法であって、書込用データを取得し、前記書込用データを、第1の書込用データとして誤り検出符号を付与して不揮発性の記憶部の第1の領域に記憶させ、前記第1の書込用データを、第2の書込用データとして書換不可能な記憶部の第2の領域に記憶させ、前記第2の書込用データを、第3の書込用データとして前記不揮発性の記憶部の第3の領域に記憶させ、前記第1の書込用データと、前記第2の書込用データと、前記第3の書込用データとを比較した比較結果に基づいて、書き込む際に電源が遮断されたか否かを判断する。
【0009】
また、上記目的を達成するために、本開示の検出プログラムは、書換不可能な記憶部に書込用データを記憶させる処理の際に電源が遮断されたか否かを検出する制御装置のプロセッサに、書込用データを取得し、前記書込用データを、第1の書込用データとして誤り検出符号を付与して不揮発性の記憶部の第1の領域に記憶させ、前記第1の書込用データを、第2の書込用データとして書換不可能な記憶部の第2の領域に記憶させ、前記第2の書込用データを、第3の書込用データとして前記不揮発性の記憶部の第3の領域に記憶させ、前記第1の書込用データと、前記第2の書込用データと、前記第3の書込用データとを比較した比較結果に基づいて、書き込む際に電源が遮断されたか否かを判断する処理を実行させるためのものである。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、書換不可能な記憶部に書込用データの書き込み中に電源が遮断されたか否かを検出し、記憶されている書込用データを修復できるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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