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公開番号
2025054709
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-08
出願番号
2023163855
出願日
2023-09-26
発明の名称
脱落防止具
出願人
株式会社アドバネクス
代理人
弁理士法人あーく事務所
主分類
F16B
39/38 20060101AFI20250331BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】工具を用いることなく手操作でボルトおよびナットに着脱することが可能でかつ装着位置のずれを阻止可能とする。
【解決手段】脱落防止具5のボルト保持部7は、固定アーム71の基端側と可動アーム72の基端側とを連結するコイルバネ状の傾動支点部73を備える。傾動支点部73は、自然状態において両アーム71,72を離隔させる状態を保持するための捩じり抵抗を有する一方で、両アーム71,72を接近させる状態に傾動させるように前記捩じり抵抗に抗する捩じり操作を許容する。固定アーム71の第1操作部74の終端および可動アーム72の第2操作部75の終端には、両アーム71,72で軸部11を挟むように接近させた状態を保持するように係止されるキャッチ77およびフック76が振り分けて設けられている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
外周が多角形のナットが取り付けられたボルトに装着されることにより前記ナットの脱落を防止する脱落防止具であって、
前記ナットの外周に相対回転不可能に巻き掛けられるナット保持部と、前記ボルトの軸部を外径側から挟むボルト保持部と、を備え、
前記ナット保持部および前記ボルト保持部は、1本の金属線を屈曲することにより形成されており、
前記ボルト保持部は、前記ボルトの軸部を外径側から挟むように接近される状態と前記軸部から離隔される状態とに傾動可能な固定アームおよび可動アームと、
前記固定アームの基端側と前記可動アームの基端側とを連結しかつ自然状態において前記両アームを離隔させる状態を保持するための捩じり抵抗を有する一方で、前記両アームを接近させる状態に傾動させるように前記捩じり抵抗に抗する捩じり操作を許容するコイルバネ状の傾動支点部と、を備え、
前記固定アームの自由端側と前記可動アームの自由端側とには、当該両アームを手操作で接近させるための第1操作部および第2操作部が連接されており、
前記第1操作部の終端および前記第2操作部の終端には、前記両アームで前記軸部を挟むように接近させた状態を保持するように係止されるキャッチおよびフックが振り分けて設けられていることを特徴とする脱落防止具。
続きを表示(約 650 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の脱落防止具において、
前記ナット保持部は、前記ナットの外周形状に対応して前記金属線の一端を始端として多角形に巻回される巻き掛け環と、この巻き掛け環の巻回方向の終端を始端として内周が前記巻き掛け環に外接されるような円形に巻回される締め付け環と、を含み、
前記締め付け環の巻回方向の終端が、前記キャッチに連接されていることを特徴とする脱落防止具。
【請求項3】
請求項2に記載の脱落防止具において、
前記第2操作部は、その可動アーム寄りの途中部位から前記フック寄り部位までが直線棒形状に形成されており、当該直線棒形状部位が前記可動アームの中心軸線を側面から見た仮想直線に対して側面視で前記フック寄り端側が前記可動アーム寄り端側よりも前記ナット保持部に近づくように傾斜されており、
前記キャッチは、直線棒形状に形成されており、当該キャッチが前記締め付け環の中心軸線に対して側面視で前記締め付け環寄り端側が前記第1操作部寄り端側よりも径方向内向きに位置するように傾斜されており、
前記フックは、前記キャッチに径方向内側から係止されるような形状に形成されていることを特徴とする脱落防止具。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか1項に記載の脱落防止具において、
前記傾動支点部には、当該傾動支点部の存在位置を目視にて認識しやすくするためのマーカが装着されていることを特徴とする脱落防止具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、外周が多角形のナットが取り付けられたボルトに装着されることにより前記ナットの脱落を防止する脱落防止具に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1,2には、ボルトに取り付けられた六角形のナットを緩まなくするための脱落防止具が提示されている。
【0003】
前記特許文献1の脱落防止具は、前記ボルトの脚部(軸部)に巻き掛けられる第1のコイルバネ部と、ソケットレンチで脱落防止具を締め付ける方向に回転操作される第2のコイルバネ部と、前記ナットの上面に当接される第3のコイルバネ部と、前記ナットの外周面に嵌め合わされる第4のコイルバネ部と、前記六角形のナットの一面に引っ掛けられる延長部と、を備えている。
【0004】
例えば特許文献2の脱落防止具は、ナットの外周面に嵌め合わされる第1のコイルバネ部と、ボルトの脚部に巻き掛けられる第2のコイルバネ部と、第2のコイルバネ部の内径を手操作により拡げるための第1、第2のアーム部と、を備え、前記第1のコイルバネ部には、前記ナットの角部に当接させる頂部が設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-12545号公報
特開2021-32389号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
前記特許文献1では、段落番号0047に記載されているように、前記脱落防止具を前記ボルトおよび前記ナットに装着する際、ならびに前記ボルトおよび前記ナットから離脱させる際に、前記ソケットレンチ等の工具を用いる必要がある。そのため、前記工具が無ければ、前記脱落防止具を着脱することができない。
【0007】
前記特許文献2では、前記第1、第2のアーム部を接近させるように手操作することにより前記脱落防止具を前記ボルトおよび前記ナットに装着することが可能になっているものの、仮に、前記第1、第2のアーム部が接近する向きに押されたときに、第2のコイルバネ部の内径が拡がるために、前記第2のコイルバネ部が前記ボルトの脚部に対する装着位置からずれ動くおそれがあって、脱落防止効果が弱まるおそれがある。
【0008】
このような事情に鑑み、本発明は、工具を用いることなく手操作でボルトおよびナットに着脱することが可能でかつ装着位置のずれを阻止可能とする脱落防止具の提供を目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、外周が多角形のナットが取り付けられたボルトに装着されることにより前記ナットの脱落を防止する脱落防止具であって、前記ナットの外周に相対回転不可能に巻き掛けられるナット保持部と、前記ボルトの軸部を外径側から挟むボルト保持部と、を備え、前記ナット保持部および前記ボルト保持部は、1本の金属線を屈曲することにより形成されており、前記ボルト保持部は、前記ボルトの軸部を外径側から挟むように接近される状態と前記軸部から離隔される状態とに傾動可能な固定アームおよび可動アームと、前記固定アームの基端側と前記可動アームの基端側とを連結しかつ自然状態において前記両アームを離隔させる状態を保持するための捩じり抵抗を有する一方で、前記両アームを接近させる状態に傾動させるように前記捩じり抵抗に抗する捩じり操作を許容するコイルバネ状の傾動支点部と、を備え、前記固定アームの自由端側と前記可動アームの自由端側とには、当該両アームを手操作で接近させるための第1操作部および第2操作部が連接されており、前記第1操作部の終端および前記第2操作部の終端には、前記両アームで前記軸部を挟むように接近させた状態を保持するように係止されるキャッチおよびフックが振り分けて設けられていることを特徴としている。
【0010】
この構成によれば、前記ナットに前記ナット保持部を巻き掛けるとともに、前記第1操作部および前記第2操作部を接近させるように前記傾動支点部を捩じり操作しておいて前記固定アームと前記可動アームとを前記ボルトの軸部に挟ませるようにしてから、前記フックを前記キャッチに係止させると、前記脱落防止具を前記ボルトおよび前記ナットに装着した状態が保持されるようになる。
(【0011】以降は省略されています)
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