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公開番号2025054548
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-08
出願番号2023163649
出願日2023-09-26
発明の名称基地局装置、端末装置及び無線通信方法
出願人KDDI株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H04B 7/0413 20170101AFI20250331BHJP(電気通信技術)
要約【課題】基地局装置が端末装置にフィードバックするコードブックの選択に要する演算量のオーバーヘッドを削減基地局装置、端末装置及び無線通信方法を提供する。
【解決手段】基地局装置は、端末装置が見通し環境に存在する場合に予め決定されているトランスミッションプレコーディングマトリクスインジケータを選択する選択部と、選択部が選択したトランスミッションプレコーディングマトリクスインジケータを送信時間毎に端末装置へ送信する通信部とを備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
端末装置が見通し環境に存在する場合に予め決定されているトランスミッションプレコーディングマトリクスインジケータを選択する選択部と、
前記選択部が選択した前記トランスミッションプレコーディングマトリクスインジケータを送信時間毎に前記端末装置へ送信する通信部と
を備える、基地局装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記通信部は、前記端末装置が送信した物理上りリンク制御チャネルを受信し、
前記基地局装置は、
前記通信部が受信した前記物理上りリンク制御チャネルに見通し環境であることを示す情報および送信時間を示す情報が含まれるか否かを判定する判定部
をさらに備え、
前記選択部は、前記判定部が前記物理上りリンク制御チャネルに見通し環境であることを示す情報が含まれると判定した場合に予め決定されている前記トランスミッションプレコーディングマトリクスインジケータを選択し、
前記通信部は、前記判定部が前記送信時間を示す情報が含まれると判定した場合に前記選択部が選択した前記トランスミッションプレコーディングマトリクスインジケータを送信時間毎に前記端末装置へ送信する、請求項1に記載の基地局装置。
【請求項3】
前記端末装置が送信した上りリンク参照信号に基づいて前記端末装置が見通し環境に存在するかを判定する判定部
をさらに備え、
前記選択部は、前記判定部が、前記端末装置が見通し環境に存在すると判定した場合に予め決定されている前記トランスミッションプレコーディングマトリクスインジケータを選択する、請求項1に記載の基地局装置。
【請求項4】
ユニフォームレクタングラーアレーアンテナ
をさらに備え、
前記通信部は、前記ユニフォームレクタングラーアレーアンテナから、前記トランスミッションプレコーディングマトリクスインジケータを、ユニフォームレクタングラーアレーアンテナを備える前記端末装置へ送信する、請求項1に記載の基地局装置。
【請求項5】
ユニフォームサーキュラーアレーアンテナ
をさらに備え、
前記通信部は、前記ユニフォームサーキュラーアレーアンテナから、前記トランスミッションプレコーディングマトリクスインジケータを、ユニフォームサーキュラーアレーアンテナを備える前記端末装置へ送信する、請求項1に記載の基地局装置。
【請求項6】
下りリンク参照信号に基づいて、基地局装置が見通し環境に存在するかを判定する判定部と、
前記判定部が、前記基地局装置が見通し環境に存在すると判定した場合に、前記基地局装置に、見通し環境であることを示す情報および送信時間を示す情報を含むフィードバック信号を作成する信号作成部と、
前記信号作成部が作成した前記フィードバック信号を、前記基地局装置へ送信する通信部と
を備える、端末装置。
【請求項7】
前記信号作成部は、物理上りリンク制御チャネルに、見通し環境であることを示す情報および送信時間を示す情報を含めることによって前記フィードバック信号を作成する、請求項6に記載の端末装置。
【請求項8】
前記信号作成部は、物理上りリンク制御チャネルの上りリンク制御情報に、見通し環境であることを示す情報および送信時間を示す情報を含めることによって前記フィードバック信号を作成する、請求項6に記載の端末装置。
【請求項9】
ユニフォームレクタングラーアレーアンテナ
をさらに備え、
前記通信部は、前記ユニフォームレクタングラーアレーアンテナによって、ユニフォームレクタングラーアレーアンテナを備える前記基地局装置が送信したトランスミッションプレコーディングマトリクスインジケータを受信する、請求項6に記載の端末装置。
【請求項10】
ユニフォームサーキュラーアレーアンテナ
をさらに備え、
前記通信部は、前記ユニフォームサーキュラーアレーアンテナによって、ユニフォームサーキュラーアレーアンテナを備える前記基地局装置が送信したプレコーディングマトリクスインジケータを受信する、請求項6に記載の端末装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、基地局装置、端末装置及び無線通信方法に関する。
続きを表示(約 4,000 文字)【背景技術】
【0002】
上りリンクにおいて、基地局装置は、端末装置が送信した上りリンク参照信号に基づいてコードブックの中からトランスミッションプレコーディングマトリクスインジケータ(TPMI: Transmission Precoding Matrix Indicator)インデックスを選択し、端末装置へ通知する。
端末装置は、基地局装置から通知されたTPMIインデックスに基づいて、プレコーディングを行う(例えば、非特許文献1参照)。基地局装置は、端末装置が存在する環境にかかわらず、端末装置が送信した上りリンク参照信号に基づいてコードブックの中からトランスミッションプレコーディングマトリクスインジケータインデックスを選択する。
【0003】
無線通信システムに関して、見通し環境(LoS: Line Of Site)に存在するか見通し外環境(NLoS: Non-Line-Of-Sight)に存在するかを判定する技術が知られている(例えば、非特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
3GPP, TS 38.211, NR; Physical channels and modulation, v17.5.0, 6.3.1.5 Precoding
Chen Huang, Andreas F. Molisch, Ruisi He, Rui Wang, Pan Tang, Bo Ai, and Zhangdui Zhong, “Machine Learning-Enabled LOS/NLOS Identification for MIMO Systems in Dynamic Environments,” IEEE Transactions on Wireless Communications, vol. 19, NO. 6, pp. 3643-3657, June 2020
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
基地局装置は、端末装置が送信した上りリンク参照信号を用いて伝搬チャネル行列を推定し、伝搬チャネル行列の推定結果を特異値分解することによって左特異行列、右特異行列を取得する。仮に、基地局装置が右特異行列をプリコーダとして端末装置にフィードバックする場合、特異値分解で必要となる演算量やフィードバックされるデータ量が増大する。
本発明の目的は、基地局装置が端末装置にフィードバックするコードブックの選択に要する演算量のオーバーヘッドを削減できる基地局装置、端末装置及び無線通信方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明の一態様は、端末装置が見通し環境に存在する場合に予め決定されているトランスミッションプレコーディングマトリクスインジケータを選択する選択部と、前記選択部が選択した前記トランスミッションプレコーディングマトリクスインジケータを送信時間毎に前記端末装置へ送信する通信部とを備える、基地局装置である。
(2)本発明の一態様は、上記(1)に記載の基地局装置において、前記通信部は、前記端末装置が送信した物理上りリンク制御チャネルを受信し、前記基地局装置は、前記通信部が受信した前記物理上りリンク制御チャネルに見通し環境であることを示す情報および送信時間を示す情報が含まれるか否かを判定する判定部をさらに備え、前記選択部は、前記判定部が前記物理上りリンク制御チャネルに見通し環境であることを示す情報が含まれると判定した場合に予め決定されている前記トランスミッションプレコーディングマトリクスインジケータを選択し、前記通信部は、前記判定部が前記送信時間を示す情報が含まれると判定した場合に前記選択部が選択した前記トランスミッションプレコーディングマトリクスインジケータを送信時間毎に前記端末装置へ送信する。
(3)本発明の一態様は、上記(1)に記載の基地局装置において、前記端末装置が送信した上りリンク参照信号に基づいて前記端末装置が見通し環境に存在するかを判定する判定部をさらに備え、前記選択部は、前記判定部が、前記端末装置が見通し環境に存在すると判定した場合に予め決定されている前記トランスミッションプレコーディングマトリクスインジケータを選択する。
(4)本発明の一態様は、上記(1)に記載の基地局装置において、ユニフォームレクタングラーアレーアンテナをさらに備え、前記通信部は、前記ユニフォームレクタングラーアレーアンテナから、前記トランスミッションプレコーディングマトリクスインジケータを、ユニフォームレクタングラーアレーアンテナを備える前記端末装置へ送信する。
(5)本発明の一態様は、上記(1)に記載の基地局装置において、ユニフォームサーキュラーアレーアンテナをさらに備え、前記通信部は、前記ユニフォームサーキュラーアレーアンテナから、前記トランスミッションプレコーディングマトリクスインジケータを、ユニフォームサーキュラーアレーアンテナを備える前記端末装置へ送信する。
【0007】
(6)本発明の一態様は、下りリンク参照信号に基づいて、基地局装置が見通し環境に存在するかを判定する判定部と、前記判定部が、前記基地局装置が見通し環境に存在すると判定した場合に、前記基地局装置に、見通し環境であることを示す情報および送信時間を示す情報を含むフィードバック信号を作成する信号作成部と、前記信号作成部が作成した前記フィードバック信号を、前記基地局装置へ送信する通信部とを備える、端末装置である。
(7)本発明の一態様は、上記(6)に記載の端末装置において、前記信号作成部は、物理上りリンク制御チャネルに、見通し環境であることを示す情報および送信時間を示す情報を含めることによって前記フィードバック信号を作成する。
(8)本発明の一態様は、上記(6)に記載の端末装置において、前記信号作成部は、物理上りリンク制御チャネルの上りリンク制御情報に、見通し環境であることを示す情報および送信時間を示す情報を含めることによって前記フィードバック信号を作成する。
(9)本発明の一態様は、上記(6)に記載の端末装置において、ユニフォームレクタングラーアレーアンテナをさらに備え、前記通信部は、前記ユニフォームレクタングラーアレーアンテナによって、ユニフォームレクタングラーアレーアンテナを備える前記基地局装置が送信したトランスミッションプレコーディングマトリクスインジケータを受信する。
(10)本発明の一態様は、上記(6)に記載の端末装置において、ユニフォームサーキュラーアレーアンテナをさらに備え、前記通信部は、前記ユニフォームサーキュラーアレーアンテナによって、ユニフォームサーキュラーアレーアンテナを備える前記基地局装置が送信したプレコーディングマトリクスインジケータを受信する。
【0008】
(11)本発明の一態様は、端末装置が見通し環境に存在する場合に予め決定されているトランスミッションプレコーディングマトリクスインジケータを選択するステップと、前記選択するステップで選択した前記トランスミッションプレコーディングマトリクスインジケータを送信時間毎に前記端末装置へ送信するステップとを有する、基地局装置が実行する無線通信方法である。
(12)本発明の一態様は、下りリンク参照信号に基づいて、基地局装置が見通し環境に存在するかを判定するステップと、前記判定するステップで、前記基地局装置が見通し環境に存在すると判定した場合に、前記基地局装置に、見通し環境であることを示す情報および送信時間を示す情報を含むフィードバック信号を作成するステップと、前記フィードバック信号を作成するステップで作成した前記フィードバック信号を、前記基地局装置へ送信するステップとを有する、端末装置が実行する無線通信方法である。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、基地局装置が端末装置にフィードバックするコードブックの選択に要する演算量のオーバーヘッドを削減できる基地局装置、端末装置及び無線通信方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態に係る無線通信システムの構成の一例を示す図である。
本実施形態に係る無線通信システムに含まれる基地局装置および端末装置を示す図である。
本実施形態に係る基地局装置および端末装置が備えるアンテナの一例を示す図である。
本実施形態に係る無線通信システムの動作の一例を示す図である。
本実施形態に係る基地局装置および端末装置が備えるアンテナの他の例を示す図である。
実施形態の変形例1に係る無線通信システムに含まれる基地局装置および端末装置を示す図である。
実施形態の変形例1に係る無線通信システムの動作の一例を示す図である。
実施形態の変形例2に係る無線通信システムに含まれる基地局装置および端末装置を示す図である。
実施形態の変形例2に係る無線通信システムの動作の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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