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公開番号2025064207
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-17
出願番号2023173784
出願日2023-10-05
発明の名称メッシュ復号装置、メッシュ復号方法及びプログラム
出願人KDDI株式会社
代理人フェリシテ弁理士法人
主分類G06T 9/00 20060101AFI20250410BHJP(計算;計数)
要約【課題】変位量に対して算術符号化方式が利用される際に、変位量のTemporal scalability機能を実現すること。
【解決手段】本発明に係るメッシュ復号装置200は、NALユニットによりカプセル化されているアトラス、基本メッシュ、変位量及びテクスチャのビットストリームを受信し、NALヘッダ内の最後の3ビットとして定義されたTIDは、Temporal_IDプラス1であり、前記TIDの直前の6ビットとして定義されたLayerID/R6である。
【選択図】図21
特許請求の範囲【請求項1】
メッシュ復号装置であって、
ネットワーク抽象レイヤ(NAL)ユニットによりカプセル化されているアトラス、基本メッシュ、変位量及びテクスチャのビットストリームを受信し、
NALヘッダ内の最後の3ビットとして定義されたTIDは、Temporal_IDプラス1であり、前記TIDの直前の6ビットとして定義されたLayerID/R6であることを特徴とするメッシュ復号装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
算術符号化を利用する変位量復号部を備え、
前記変位量復号部は、符号化された変位量フレームの全てのDCL NALユニットのLayerID/R6の値が、前記NALユニットが属するレイヤの識別子を指定し、0から62の範囲内でなければならないようにすることを特徴とする請求項1に記載のメッシュ復号装置。
【請求項3】
算術符号化を利用する変位量復号部を備え、
前記変位量復号部は、前記TIDの範囲が、1から7までとし、ゼロを禁止するようにすることを特徴とする請求項1に記載のメッシュ復号装置。
【請求項4】
同じフレームであれば、前記アトラス、基本メッシュ、前記変位量及び前記テクスチャの制御信号におけるTemporal_IDを一致させることを特徴とする請求項1に記載のメッシュ復号装置。
【請求項5】
同じ表示順を持つ前記アトラス、基本メッシュ、前記変位量及び前記テクスチャの復号順を一致させることを特徴とする請求項1に記載のメッシュ復号装置。
【請求項6】
復号対象フレームの制御信号におけるTemporal_IDよりも高いTemporal_IDを持つフレームは、前記復号対象フレームの参照フレームにしないことを特徴とする請求項1に記載のメッシュ復号装置。
【請求項6】
メッシュ復号方法であって、
ネットワーク抽象レイヤ(NAL)ユニットによりカプセル化されているアトラス、基本メッシュ、変位量及びテクスチャのビットストリームを受信する工程を有し、
NALヘッダ内の最後の3ビットとして定義されたTIDは、Temporal_IDプラス1であり、前記TIDの直前の6ビットとして定義されたLayerID/R6であることを特徴とするメッシュ復号方法。
【請求項7】
コンピュータを、メッシュ復号装置として機能させるプログラムであって、
前記メッシュ復号装置は、ネットワーク抽象レイヤ(NAL)ユニットによりカプセル化されているアトラス、基本メッシュ、変位量及びテクスチャのビットストリームを受信し、
NALヘッダ内の最後の3ビットとして定義されたTIDは、Temporal_IDプラス1であり、前記TIDの直前の6ビットとして定義されたLayerID/R6であることを特徴とするプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、メッシュ復号装置、メッシュ復号方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 4,700 文字)【背景技術】
【0002】
非特許文献1及び非特許文献4には、非特許文献5のフレームワークに従って、非特許文献2又は3を用いてメッシュを符号化する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
Khaled Mammou, Jungsun Kim, Alexis M Tourapis, Dimitri Podborski, and Krasimir Kolarov, “[V-CG] Apple’s Dynamic Mesh Coding CfP Response,” April 2022, ISO/IEC JTC 1/SC 29/WG 7 m59281.
Google Draco、2022年5月26日アクセス[Online]、https://google.github.io/draco
Jean-Eudes Marvie, Olivier Mocquard, “[V-DMC][EE4.4-related] An efficient EdgeBreaker implementation,” April 2023, ISO/IEC JTC 1/SC 29/WG 7 m63344.
“WD 4.0 of V-DMC,” July 2023, ISO/IEC JTC 1/SC 29/WG 7 N00680.
“Information technology - Coded Representation of Immersive Media - Part 5: Visual Volumetric Video-based Coding (V3C) and Video-based Point Cloud Compression (V-PCC),” ISO/IEC JTC 1/SC 29/WG 7, ISO/IEC 23090-5:2021(2E).
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来技術では、メッシュの一部として変位量に対して算術符号化方式が利用されている際に、変位量のTemporal scalability機能が実現されていないという問題点があった。 そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、変位量に対して算術符号化方式が利用される際に、変位量のTemporal scalability機能を実現することができるメッシュ復号装置、メッシュ復号方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の第1の特徴は、メッシュ復号装置であって、ネットワーク抽象レイヤ(NAL)ユニットによりカプセル化されているアトラス、基本メッシュ、変位量及びテクスチャのビットストリームを受信し、NALヘッダ内の最後の3ビットとして定義されたTIDは、Temporal_IDプラス1であり、前記TIDの直前の6ビットとして定義されたLayerID/R6であることを要旨とする。
【0006】
本発明の第2の特徴は、メッシュ復号方法であって、ネットワーク抽象レイヤ(NAL)ユニットによりカプセル化されているアトラス、基本メッシュ、変位量及びテクスチャのビットストリームを受信する工程を有し、NALヘッダ内の最後の3ビットとして定義されたTIDは、Temporal_IDプラス1であり、前記TIDの直前の6ビットとして定義されたLayerID/R6であることを要旨とする。
【0007】
本発明の第3の特徴は、コンピュータを、メッシュ復号装置として機能させるプログラムであって、前記メッシュ復号装置は、ネットワーク抽象レイヤ(NAL)ユニットによりカプセル化されているアトラス、基本メッシュ、変位量及びテクスチャのビットストリームを受信し、NALヘッダ内の最後の3ビットとして定義されたTIDは、Temporal_IDプラス1であり、前記TIDの直前の6ビットとして定義されたLayerID/R6であることを要旨とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、変位量に対して算術符号化方式が利用される際に、変位量のTemporal scalability機能を実現することができるメッシュ復号装置、メッシュ復号方法及びプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、一実施形態に係るメッシュ処理システム1の構成の一例を示す図である。
図2は、一実施形態に係るメッシュ復号装置200の機能ブロックの一例を示す図である。
図3Aは、基本メッシュ及び細分割メッシュの一例を示す図である。
図3Bは、基本メッシュ及び細分割メッシュの一例を示す図である。
図4は、一実施形態に係るメッシュ復号装置200の基本メッシュ復号部202の機能ブロックの一例を示す図である。
図5は、一実施形態に係るメッシュ復号装置200の基本メッシュ復号部202のイントラ復号部202Bの機能ブロックの一例を示す図である。
図6は、Pフレームの基本メッシュの頂点とIフレームの基本メッシュの頂点との間の対応関係の一例を示す図である。
図7は、一実施形態に係るメッシュ復号装置200の基本メッシュ復号部202のインター復号部202Eの機能ブロックの一例を示す図である。
図8は、一実施形態に係るメッシュ復号装置200の基本メッシュ復号部202のインター復号部202Eの動きベクトル予測部202E3による復号対象の頂点のMVPの算出方法の一例を説明するための図である。
図9は、一実施形態に係るメッシュ復号装置200の基本メッシュ復号部202のインター復号部202Eの動きベクトル予測部202E3の動作の一例を示すフローチャートを示す。
図10Aは、メッシュに対する復号順の一例を示す図である。
図10Bは、復号対象の頂点の周りにある頂点のリストの一例である。
図11は、復号済みの動きベクトル数と復号対象の頂点の周りにある頂点の数との関係を示す統計データの一例を示す図である。
図12は、Worst caseの一例を説明するための図である。
図13は、一実施形態に係るメッシュ復号装置200の基本メッシュ復号部202のインター復号部202Eの変更例2について説明するための図である。
図14は、一実施形態に係るメッシュ復号装置200の基本メッシュ復号部202のインター復号部202Eの変更例2について説明するための図である。
図15は、一実施形態に係るメッシュ復号装置200の基本メッシュ復号部202の変更例1の機能ブロックの変更例を示す図である。
図16は、一実施形態に係るメッシュ復号装置200の基本メッシュ復号部202の変更例1について説明するための図である。
図17は、一実施形態に係るメッシュ復号装置200の基本メッシュ復号部202のメッシュバッファ部202Cについて説明するための図である。
図18は、一実施形態に係るメッシュ復号装置200の基本メッシュ復号部202のメッシュバッファ部202Cについて説明するための図である。
図19は、変更例2に係るメッシュ復号装置200の基本メッシュ復号部202の変更例について説明するための図である。
図20は、変更例2に係るメッシュ復号装置200の基本メッシュ復号部202の変更例について説明するための図である。
図21は、NALヘッダの一例を示す図である。
図22は、一実施形態に係るメッシュ復号装置200の細分割部203の機能ブロックの一例について示す図である。
図23は、一実施形態に係るメッシュ復号装置200の細分割部203の基本メッシュ細分割部203Aの機能ブロックの一例を示す図である。
図24は、一実施形態に係るメッシュ復号装置200の細分割部203の基本メッシュ細分割部203Aの基本面分割部203A5による基本面の分割方法の一例について説明するための図である。
図25は、一実施形態に係るメッシュ復号装置200の細分割部203の基本メッシュ細分割部203Aの動作の一例を示すフローチャートである。
図26は、一実施形態に係るメッシュ復号装置200の細分割部203の細分割メッシュ調整部203Bの機能ブロックの一例を示す図である。
図27は、一実施形態に係るメッシュ復号装置200の細分割部203の細分割メッシュ調整部203Bの辺分割点移動部701によって基本面ABC上の辺分割点が移動されたケースの一例を示す図である。
図28は、一実施形態に係るメッシュ復号装置200の細分割部203の細分割メッシュ調整部203Bの細分割面分割部702によって基本面内の細分割面Xに対して再度細分割が行われたケースの一例を示す図である。
図29は、一実施形態に係るメッシュ復号装置200の細分割部203の細分割メッシュ調整部203Bの細分割面分割部702によって全ての細分割面に対して再度細分割が行われたケースの一例を示す図である。
図30は、一実施形態に係るメッシュ復号装置200の変位量復号部206の機能ブロックの一例について示す図である(空間領域でインター予測が行われる場合)。
図31は、変位量ビットストリームの構成の一例について示す図である。
図32は、DPSのシンタックス構成の一例について示す図である。
図33は、DPHのシンタックス構成の一例について示す図である。
図34は、空間領域でインター予測が行われる場合の参照フレームと復号対象フレームとの間の周波数の対応関係の一例について説明するための図である。
図35は、一実施形態に係るメッシュ復号装置200の変位量復号部206の機能ブロックの一例について示す図である(周波数領域でインター予測が行われる場合)。
図36は、周波数領域でインター予測が行われる場合の参照フレームと復号対象フレームとの間の周波数の対応関係の一例について説明するための図である。
図37は、一実施形態に係るメッシュ復号装置200の変位量復号部206の動作の一例を示すフローチャートである。
図38は、変形例1に係る変位量復号部206の機能ブロックの一例を示す図である。
図39は、変形例2に係る変位量復号部206の機能ブロックの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態における構成要素は、適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、また、他の既存の構成要素との組み合わせを含む様々なバリエーションが可能である。したがって、以下の実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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