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公開番号
2025064211
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-17
出願番号
2023173788
出願日
2023-10-05
発明の名称
点群復号装置、点群復号方法及びプログラム
出願人
KDDI株式会社
代理人
フェリシテ弁理士法人
主分類
G06T
9/40 20060101AFI20250410BHJP(計算;計数)
要約
【課題】幾何情報符号化処理と属性情報符号化処理との間のレイテンシを削減することのできる点群復号装置、点群復号方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】点群符号化装置及び点群復号装置を有する群処理システムにおいて、点群復号装置200は、復号対象の空間を再帰的に8分木分割した手法Octreeから、所定の階層で所定サイズのノード毎に分割した複数のツリーを構成し、分割した複数のツリーのそれぞれに対して各点の属性情報を復号するRAHT(Region Adaptive Hierarchical Transform)処理を行うRAHT部2080を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
点群復号装置であって、
データユニット内を複数の領域に分割し、前記複数の領域ごとにツリーを構成し、前記複数のツリーに基づいてRAHT処理を行うRAHT部を備えることを特徴とする点群復号装置。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記RAHT部は、
既に復号済みの他のツリーのルートノードのDC係数を用いて復号対象のツリーのルートノードの予測値を生成し、
復号したDC係数の残差と前記予測値とを加算することで、前記復号対象のツリーのルートノードのDC係数を復号することを特徴とする請求項1に記載の点群復号装置。
【請求項3】
前記RAHT部は、復号順で直前に復号された他のツリーのルートノードのDC係数を、前記予測値とすることを特徴とする請求項2に記載の点群復号装置。
【請求項4】
前記RAHT部は、復号順で直前に復号された他のツリーのルートノードのうち、前記復号対象のツリーのルートノードに座標空間上で隣接するルートノードのDC係数を用いて、前記予測値を生成することを特徴とする請求項2に記載の点群復号装置。
【請求項5】
前記RAHT部は、
復号済みのノードのうち、前記復号対象のツリーに属するノードのみを用いて、前記復号対象のツリーに属するノードのAC係数の予測値を生成し、
復号したAC係数の残差と前記AC係数の予測値とを加算することで、前記復号対象のツリーに属するノードのAC係数を復号することを特徴とする請求項1に記載の点群復号装置。
【請求項6】
前記RAHT部は、
復号済みのノードのうち、前記復号対象のツリーに属する復号済みのノード及び復号済みの他のツリーに属するノードの両方を用いて、前記復号対象のツリーに属するノードのAC係数の予測値を生成し、
復号したAC係数の残差と前記AC係数の予測値とを加算することで、前記復号対象のツリーに属するノードのAC係数を復号することを特徴とする請求項1に記載の点群復号装置。
【請求項7】
前記RAHT部は、
算術復号を用いて複数のツリーの各々に属するDC係数及びAC係数の残差を復号し、
前記残差を復号するごとに前記算術復号に用いるコンテクストを更新し、
前記コンテクストは、ツリーごとに初期化されることを特徴とする請求項1に記載の点群復号装置。
【請求項8】
前記RAHT部は、
算術復号を用いて複数のツリーの各々に属するDC係数及びAC係数の残差を復号し、
前記残差を復号するごとに前記算術復号に用いるコンテクストを更新し、
前記コンテクストの初期化は、最初に復号するツリーの復号に先立って1回だけ実行されることを特徴とする請求項1に記載の点群復号装置。
【請求項9】
前記RAHT部は、
算術復号を用いて複数のツリーの各々に属するDC係数及びAC係数の残差を復号し、
前記残差を復号するごとに前記算術復号に用いるコンテクストを更新し、
前記コンテクストは、Octreeのレベル数分予め用意され、
前記複数のツリー間で同一のレベルに属するノードの残差の復号には、同一のコンテクストが用いられることを特徴とする請求項1に記載の点群復号装置。
【請求項10】
前記RAHT部は、
算術復号を用いて複数のツリーの各々に属するDC係数及びAC係数の残差を復号し、
前記残差を復号するごとに前記算術復号に用いるコンテクストを更新し、
前記コンテクストとしては、DC係数用及びAC係数用の2つが用意され、
各ルートノードのDC係数に対してはDC係数用のコンテクストが用いられ、それ以外のAC係数に対してはAC係数用のコンテクストが用いられることを特徴とする請求項1に記載の点群復号装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、点群復号装置、点群復号方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、スライスに含まれる全ての点を用いて、単一のOctreeを構成した上で、RAHT処理を実行する技術が知られている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
G-PCC codec description,ISO/IEC JTC 1/SC 29/WG 7 N 00271
G-PCC 2nd edition codec description, ISO/IEC JTC 1/SC 29/WG 7 N00506
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、Octree構成には、各点の座標が必要であるため、RAHT処理を開始する前に、全ての点の幾何情報(座標)の復号が完了している必要があり、レイテンシが大きくなるという問題点があった。
【0005】
そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、幾何情報符号化処理と属性情報符号化処理との間のレイテンシを削減することができる点群復号装置、点群復号方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の特徴は、点群復号装置であって、データユニット内を複数の領域に分割し、前記複数の領域ごとにツリーを構成し、前記複数のツリーに基づいてRAHT処理を行うRAHT部を備えることを要旨とする。
【0007】
本発明の第2の特徴は、点群復号方法であって、データユニット内を複数の領域に分割する工程と、前記複数の領域ごとにツリーを構成する工程と、前記複数のツリーに基づいてRAHT処理を行う工程と、を有することを要旨とする。
【0008】
本発明の第3の特徴は、コンピュータを、点群復号装置として機能させるプログラムであって、前記点群復号装置は、データユニット内を複数の領域に分割し、前記複数の領域ごとにツリーを構成し、前記複数のツリーに基づいてRAHT処理を行うRAHT部を備えることを要旨とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、幾何情報符号化処理と属性情報符号化処理との間のレイテンシを削減することができる点群復号装置、点群復号方法及びプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、一実施形態に係る点群処理システム10の構成の一例を示す図である。
図2は、一実施形態に係る点群復号装置200の機能ブロックの一例を示す図である。
図3は、一実施形態に係る点群復号装置200の幾何情報復号部2010で受信する符号化データ(ビットストリーム)の構成の一例を示す図である。
図4は、GPS2011のシンタックス構成の一例を示す図である。
図5は、一実施形態に係る点群復号装置200の属性情報復号部2060で受信する符号化データ(ビットストリーム)の構成の一例である。
図6は、図5に示すAPS2611のシンタックス構成の一例である。
図7は、RAHT部2080の処理の一例を示すフローチャートである。
図8は、ステップS28004の処理の一例を示すフローチャートである。
図9は、ステップS28104の処理の一例を示すフローチャートである。
図10は、ステップS28112のイントラ予測の処理の一例を示すフローチャートである。
図11は、復号対象ノードと上位の階層の隣接ノードとの関係を示す図である。
図12は、復号対象ノードとサブノード階層の隣接ノードとの関係を示す図である。
図13は、ステップS28112のイントラ予測の処理の一例を示すフローチャートである。
図14は、RAHT部2080の処理の一例を示すフローチャートである。
図15は、ステップS28111のインター予測処理の一例を示す図である。
図16は、一実施形態に係る点群復号装置200のツリー合成部2020の動作の一例を示すフローチャートである。
図17は、ステップS1604における予測器情報及び球面座標残差の復号処理の一例を示すフローチャートである。
図18は、一実施形態に係る点群符号化装置100の機能ブロックの一例について示す図である。
図19は、変更例1について説明するための図である。
図20は、変更例2について説明するための図である。
図21は、変更例2について説明するための図である。
図22は、変更例2について説明するための図である。
図23は、変更例2について説明するための図である。
図24は、変更例2について説明するための図である。
図25は、変更例2について説明するための図である。
図26は、変更例3について説明するための図である。
図27は、変更例3について説明するための図である。
図28は、変更例3について説明するための図である。
図29は、変更例3について説明するための図である。
図30は、変更例3について説明するための図である。
図31は、変更例3について説明するための図である。
図32は、変更例3について説明するための図である。
図33は、変更例3について説明するための図である。
図34は、変更例3について説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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