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公開番号2025099303
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023215856
出願日2023-12-21
発明の名称報酬設定装置、報酬設定方法、及び報酬設定プログラム
出願人KDDI株式会社,国立大学法人静岡大学
代理人個人,個人
主分類G06Q 30/0217 20230101AFI20250626BHJP(計算;計数)
要約【課題】複数のモチベーション理論に基づき生成した多段階の報酬が設定された複数の報酬候補ルールのうち1つの報酬候補ルールをユーザの最適な報酬ルールとして設定する報酬設定装置、報酬設定方法、及び報酬設定プログラムを提供すること。
【解決手段】報酬設定装置は、複数のモチベーション理論に基づきセキュリティ対策の実施に対する報酬を定義する複数の報酬候補ルールを作成する報酬ルール作成部と、複数の報酬候補ルールのうち予め設定した報酬候補ルールに関するアンケートを作成して、アンケートをユーザ端末に配信し、アンケートに対する回答に基づき1つの報酬候補ルールをユーザ端末の最適な報酬ルールとして選定するアンケート配信部と、ユーザ端末のユーザが好感を持つ推しの画像を少なくとも1つ登録する設定登録部と、選定した報酬ルールと登録した画像とに基づいて、報酬ルールにおけるレベル毎の報酬を生成する報酬確定部と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
複数のモチベーション理論に基づいて、ユーザ端末におけるセキュリティ対策の実施に対する報酬を定義する複数の報酬候補ルールを作成する報酬ルール作成部と、
前記複数の報酬候補ルールのうち予め設定した報酬候補ルールに関するアンケートを作成して、作成した前記アンケートを前記ユーザ端末に配信し、配信した前記アンケートに対する回答に基づいて1つの報酬候補ルールを前記ユーザ端末の最適な報酬ルールとして選定するアンケート配信部と、
前記ユーザ端末のユーザが好感を持つ推しの画像を少なくとも1つ登録する設定登録部と、
選定した前記報酬ルールと、登録した前記画像とに基づいて、前記報酬ルールにおけるレベル毎の報酬の表示データを生成する報酬確定部と、
を備える報酬設定装置。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
前記アンケート配信部は、前記アンケートに対する回答に基づいて、前記セキュリティ対策の実施のモチベーションの向上に貢献していない報酬のレベルを前記報酬ルールから削除する、請求項1に記載の報酬設定装置。
【請求項3】
前記アンケート配信部は、前記アンケートに対する回答に基づいて、新たな報酬のレベルとして前記報酬ルールに追加する、請求項1又は請求項2に記載の報酬設定装置。
【請求項4】
前記アンケート配信部は、前記アンケートに対する回答に基づいて、他の報酬候補ルールを前記報酬ルールとして設定する、請求項1又は請求項2に記載の報酬設定装置。
【請求項5】
複数のモチベーション理論に基づいて、ユーザ端末におけるセキュリティ対策の実施に対する報酬を定義する複数の報酬候補ルールを作成する報酬ルール作成ステップと、
前記複数の報酬候補ルールのうち予め設定した報酬候補ルールに関するアンケートを作成して、作成した前記アンケートを前記ユーザ端末に配信し、配信した前記アンケートに対する回答に基づいて1つの報酬候補ルールを前記ユーザ端末の最適な報酬ルールとして選定するアンケート配信ステップと、
前記ユーザ端末のユーザが好感を持つ推しの画像を少なくとも1つ登録する設定登録ステップと、
選定した前記報酬ルールと、登録した前記画像とに基づいて、前記報酬ルールにおけるレベル毎の報酬の表示データを生成する報酬確定ステップと、
をコンピュータが実行する報酬設定方法。
【請求項6】
請求項1又は請求項2に記載の報酬設定装置としてコンピュータを機能させるための報酬設定プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、セキュリティ対策の実施に対してユーザ端末毎に報酬ルールを設定する報酬設定装置、報酬設定方法、及び報酬設定プログラムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、マルウェアを利用したサイバー攻撃が高度化し、迷惑メール又は不正アクセス等による被害が多数発生している。このような状況において、ユーザが利用する端末におけるセキュリティ対策の実施は、一層重要となっている。
そこで、ユーザにセキュリティ対策を実施させるために、セキュリティ対策を実施したユーザに対して報酬を提供する技術が開発されている。
【0003】
特許文献1では、各スポットにスタンプが用意されてスタンプを集めるスタンプラリーを実施することで、ユーザの行動を促進し、ユーザに特典が付与される技術が提案されている。
【0004】
特許文献2では、ユーザが行動を実施することによりユーザのリスクを軽減した際に、ユーザのリスク低減に対する他人の貢献度を算出し、貢献度に応じて他人に対して報酬を付与する装置が提案されている。
【0005】
特許文献3では、信頼できるサイトから収集したセキュリティ情報のうち、現状のパッチ適用状況等から必要な情報をユーザに通知する装置が提案されている。これにより、ユーザは、セキュリティ情報をタイムリーに入手でき、また、パッチ情報に従ってパッチを適用することにより、常にホストを安全に使用することができる。
【0006】
非特許文献1では、自分の顔画像を変化させることでOS更新を促進する方式を提案している。OSを更新することで、自分の顔画像が理想的な画像に美化され、OSを更新しないことで自分の顔画像が理想的ではない画像になるという方式が示されている。ここでは、自分の顔画像が美化されることが報酬に該当し、更新を促進する効果がある。
【0007】
非特許文献2では、観光行動の中に推し消費と呼ばれる行動が存在し、推し消費は同行者や消費金額の面で一般的な観光行動と異なるスタイルで存在し、性別や年代問わず幅広く行われることが示されている。ここで、推しとは、ユーザが好感を持っているアイドルやアニメのキャラクター等を示す。
【0008】
非特許文献3では、モチベーション理論の1つとして、ブルームの期待理論という心理効果が提唱されている。ここで、期待理論は、モチベーションを「期待」、「誘意性」、「道具性」で示し、誘意性は、ある行動を実施した結果に対する魅力の度合いを示す。すなわち、報酬の魅力が高いほど、誘意性が向上すると言われている。
【0009】
非特許文献4では、モチベーション理論の1つとして、マズローの自己実現理論が提唱されている。マズローの自己実現理論では、人間の5段階欲求が示され、1段階目の「生理的欲求」、2段階目の「安全の欲求」、3段階目の「社会的欲求」、4段階目の「承認欲求」、5段階目の「自己実現の欲求」で構成されている。
【0010】
非特許文献5では、モチベーション理論の1つとして、ポーターとローラーの期待理論が提唱されている。ポーターとローラーの期待理論では、成果によって得られた報酬の満足度に応じて、次回以降の行動のモチベーションに影響することが示されている。
(【0011】以降は省略されています)

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