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公開番号
2025098696
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-02
出願番号
2023215015
出願日
2023-12-20
発明の名称
効率的にページングを行う基地局、ネットワーク装置、通信方法、及びプログラム
出願人
KDDI株式会社
代理人
弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類
H04W
68/02 20090101AFI20250625BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】移動通信システムにおいて、効率的にページングを行う基地局、ネットワーク装置、通信方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】移動通信システムにおいて、第3世代パートナーシッププロジェクトのセルラ通信規格で規定されるトラッキング・エリア・コードが共通する複数のビームを形成できる基地局112は、複数のビームに含まれ、端末101の位置登録の際の位置に対応して特定される1つ以上の第1のビーム144を特定し、ページング信号の配信の制御を行う制御手段を有し、所定の条件が満たされた場合に、第1のビーム144を用いてページング信号の配信を行うとともに、第1のビーム144と異なる第2のビーム145、146を用いたページング信号の配信を行わない。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)のセルラ通信規格において規定されるトラッキング・エリア・コードが共通する、複数のビームを形成できる基地局であって、
前記複数のビームに含まれる第1のビームであって、端末の位置登録の際の位置に対応して特定される1つ以上の前記第1のビームを特定する特定手段と、
ページング信号の配信の制御を行う制御手段であって、所定の条件が満たされた場合に、前記第1のビームを用いて前記ページング信号の配信を行うとともに前記第1のビームと異なる第2のビームを用いた前記ページング信号の配信を行わない前記制御を行う制御手段と、を有する
ことを特徴とする基地局。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記端末の位置登録の際の位置情報、前記端末の位置登録の際に使用されたビームを示す情報、又は、前記特定手段により特定された前記第1のビームを示す情報のいずれか1つ以上を、ネットワーク装置に通知する通知手段をさらに有する
ことを特徴とする請求項1に記載の基地局。
【請求項3】
前記特定手段は、前記第1のビームを指定する情報をネットワーク装置から取得する
ことを特徴とする請求項1に記載の基地局。
【請求項4】
前記制御手段は、前記所定の条件が満たされなかった場合、前記第1のビーム及び前記第2のビームを用いて前記ページング信号を配信する前記制御を行う
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の基地局。
【請求項5】
前記制御手段は、前記第1のビームを用いて前記ページング信号の配信を行うとともに前記第2のビームを用いた前記ページング信号の配信を行わない前記制御を実行すべきことの指示をネットワーク装置から受信した場合に、前記制御を行う
ことを特徴とする請求項1に記載の基地局。
【請求項6】
前記制御手段は、前記所定の条件が満たされたか否かの判定を行い、前記所定の条件が満たされた場合に、前記第1のビームを用いて前記ページング信号の配信を行うとともに前記第2のビームを用いた前記ページング信号の配信を行わない前記制御を行う
ことを特徴とする請求項1に記載の基地局。
【請求項7】
前記制御手段は、前記第1のビームを特定してから経過した時間が所定の閾値より短いこと、連続する所定の回数に渡って特定の1つのビームを用いて端末の位置登録が行われたこと、または、所定の期間に渡って又は連続する所定の回数に渡って前記端末の位置情報の変化が所定の範囲内にあることを検出したこと、のいずれか1つ以上が満たされたことにより、前記所定の条件が満たされたと判定する
ことを特徴とする請求項6に記載の基地局。
【請求項8】
前記制御手段は、ネットワーク装置から前記第1のビームを用いて前記ページング信号の配信を行うとともに前記第2のビームを用いた前記ページング信号の配信を行わない前記制御を実行してよいことの許可をネットワークから受信した場合に、前記判定を行う
ことを特徴とする請求項6又は7に記載の基地局。
【請求項9】
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)のセルラ通信規格において規定されるトラッキング・エリア・コードが共通する複数のビームを形成できる基地局と通信し、アクセス及びモビリティマネジメント機能(Access and Mobility Function)として動作するネットワーク装置であって、
ページング信号の配信の所定の制御を、所定の条件が満たされた場合に前記基地局に実行させるための通知を行う通知手段を含み、
前記所定の制御は、端末の位置登録の際の位置情報に基づいて前記複数のビームの中から決定された1つ以上の第1のビームを用いて前記ページング信号の配信を行うとともに前記複数のビームのうちの前記第1のビームと異なる第2のビームを用いた前記ページング信号の配信を行わない
ことを特徴とするネットワーク装置。
【請求項10】
前記基地局により特定された前記第1のビームを示す情報を、前記基地局から取得する取得手段をさらに有する
ことを特徴とする請求項9に記載のネットワーク装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、効率的にページングを行う技術に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)の第5世代移動通信システム(5G)では、基地局において送信ビーム・フォーミングを適用することにより、信号の受信強度を特定の方向に集中させて通信距離を伸ばすことが可能となっている。一方、他の方向に対しては受信強度が下がるため信号が届く範囲が狭くなることから、複数のビームを用いてカバレッジを形成するマルチビーム運用が行われる。例えば、非特許文献1には、複数のビームを形成できるマルチビーム基地局におけるページングの配信方法が規定されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
3GPP TS 38.304「5G;NG;User Equipment(UE) procedures in idle mode and in RRC Inactive state」
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
非特許文献1では、基地局は、全てのビームが同じページング信号を送信することが規定されている。この規定に従い、基地局が、全てのビームにおいてページング信号を配信すると、オーバヘッドが増加することとなる。この結果、データの送信に使用できるリソースが減少し、実効スループットが低下することとなる。本発明は、移動通信システムにおいて、効率的にページングを行い、リソースの有効利用を可能とする技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様による基地局は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)のセルラ通信規格において規定されるトラッキング・エリア・コードが共通する、複数のビームを形成できる基地局であって、前記複数のビームに含まれる第1のビームであって、端末の位置登録の際の位置に対応して特定1つ以上の前記第1のビームを特定する特定手段と、ページング信号の配信の制御を行う制御手段であって、所定の条件が満たされた場合に、前記第1のビームを用いて前記ページング信号の配信を行うとともに前記第1のビームと異なる第2のビームを用いた前記ページング信号の配信を行わない前記制御を行う制御手段と、を有する。
【0006】
本発明の一態様によるネットワーク装置は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)のセルラ通信規格において規定されるトラッキング・エリア・コードが共通する複数のビームを形成できる基地局と通信し、アクセス及びモビリティマネジメント機能(Access and Mobility Function)として動作するネットワーク装置であって、ページング信号の配信の所定の制御を、所定の条件が満たされた場合に前記基地局に実行させるための通知を行う通知手段を含み、前記所定の制御は、端末の位置登録の際の位置情報に基づいて前記複数のビームの中から決定された1つ以上の第1のビームを用いて前記ページング信号の配信を行うとともに前記複数のビームのうちの前記第1のビームと異なる第2のビームを用いた前記ページング信号の配信を行わない。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、移動通信システムにおいて、効率的にページングを行うことにより、リソースの有効な利用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
移動通信システムの構成例を示す図である。
端末を登録する際のシーケンスの一例を示す図である。
ページングを行う際のシーケンスの一例を示す図である。
ビーム・フォーミングを行わない場合のページング・オケージョンの配置例を示す図である。
ビーム・フォーミングを行なう場合のページング・オケージョンの配置例を示す図である。
基地局が条件判定を行ってページングを行う際のシーケンスの一例を示す図である。
AMFが条件判定を行ってページングを行う際のシーケンスの一例を示す図である。
基地局及びAMFの回路構成の一例を示す図である。
基地局の機能構成の一例を示す図である。
AMFの機能構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうち2つ以上の特徴は任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0010】
(システム構成)
図1に、本実施形態に係る移動通信システムの構成例を示す。移動通信システムは、例えば、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))のセルラ通信規格に準拠したセルラ通信システムである。ただし、これに限られず、任意の無線通信規格に準拠した移動通信システムにおいて、以下の議論を適用することができる。移動通信システムは、例えば、端末101、基地局111、112、113、114及び115、AMF121を含んで構成される。AMFは、Access and Mobility Management Functionの略語である。なお、基地局111~基地局115を総称して、基地局110と呼ぶことがある。TAa131及びTAb132は、端末101の位置情報を管理するために用いられるエリアの単位である。TAは、Tracking Areaの略語である。各TAは、複数の基地局110を含んで構成されうる。例えば、TAa131は、基地局111、基地局112、及び、基地局113を含んで構成される。また、TAb132は、基地局114と基地局115とを含んで構成される。なお、それぞれのTAは、4つ以上の基地局110を含みうる。ビーム141~ビーム143は、基地局111により形成されるビームである。また、ビーム144~ビーム146は、基地局112により形成されるビームである。ビーム141~ビーム146のそれぞれは、互いに異なるエリアをカバーするように形成される。また、各ビームがカバーするエリアは、例えば、ビーム141とビーム144のように、一部が重複しうる。なお、ビーム141~ビーム143及びビーム144~ビーム146は、それぞれ基地局111及び基地局112が形成する複数のビームの一部を示しており、各基地局は、それぞれ4つ以上のビームを形成しうる。
(【0011】以降は省略されています)
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