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公開番号
2025054480
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-08
出願番号
2023163541
出願日
2023-09-26
発明の名称
カテーテルおよびカテーテルの製造方法
出願人
テルモ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
A61M
25/098 20060101AFI20250331BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】シャフトに必要な構造を設けながら外径を抑えることのできるカテーテルおよびその製造方法を提供する。
【解決手段】長尺な管状のシャフト2を備えたカテーテル1であって、シャフト2は、長軸方向に沿って金属の線材41が巻回されたマーカー40を肉厚内部に備え、マーカー40は、線材41が一定の形状を有する第1形状部位43と、第1形状部位43と長軸方向に沿って隣接するとともに線材41が第1形状部位43と異なる形状を有する第2形状部位44と、を有するカテーテル1である。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
長尺な管状のシャフトを備えたカテーテルであって、
前記シャフトは、長軸方向に沿って金属の線材が巻回されたマーカーを肉厚内部に備え、
前記マーカーは、前記線材が一定の形状を有する第1形状部位と、前記第1形状部位と長軸方向に沿って隣接するとともに前記線材が前記第1形状部位と異なる形状を有する第2形状部位と、を有するカテーテル。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記マーカーは、前記第1形状部位における前記線材の断面形状と前記第2形状部位における前記線材の断面形状とが異なる請求項1に記載のカテーテル。
【請求項3】
前記シャフトは、長軸方向の少なくとも一部の領域に金属の素線を編組した補強体を肉厚内部に備え、
前記マーカーは、長軸方向の少なくとも一部が前記補強体と径方向に重なり合う請求項2に記載のカテーテル。
【請求項4】
前記第1形状部位は、前記第2形状部位と前記線材のピッチが異なる請求項1~3のいずれか1項に記載のカテーテル。
【請求項5】
前記第1形状部位は、断面形状が一方向に沿って長い扁平形状を有しており、前記第2形状部位は、断面形状が円形状を有している請求項3に記載のカテーテル。
【請求項6】
前記マーカーは、前記補強体の径方向外側に前記第1形状部位が位置するように配置される請求項5に記載のカテーテル。
【請求項7】
前記マーカーは、前記補強体の先端より先端側に前記第1形状部位の基端が位置し、前記補強体の径方向外側に前記第2形状部位が位置するように配置される請求項5に記載のカテーテル。
【請求項8】
前記補強体は、第1領域と、前記第1領域と長軸方向に沿って隣接するとともに前記素線のピッチが前記第1領域における前記素線のピッチより大きい第2領域と、を有し、
前記第1形状部位は、前記第2形状部位より前記線材のピッチが大きく、
前記マーカーは、前記第1形状部位が前記補強体の前記第2領域と径方向に重なり合うように配置される請求項3に記載のカテーテル。
【請求項9】
長尺な管状のシャフトの肉厚内部にマーカーを有するカテーテルの製造方法であって、
内層シャフトの外表面に前記マーカーとなる線材を巻回するステップと、
前記内層シャフトの前記線材が巻回された領域のうち長軸方向一部の領域につき、前記線材を径方向に押し潰す加工を行うことで、前記内層シャフトの外表面に、第1形状部位と、前記第1形状部位と長軸方向に沿って隣接するとともに前記線材が前記第1形状部位と異なる形状を有する第2形状部位と、を有するマーカーを形成するステップと、
前記内層シャフトの外側に外層を形成するステップと、
を有するカテーテルの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、血管等の管腔内で使用されるカテーテルおよびその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
血管に生じた狭窄や閉塞などの病変を治療する方法として、血管に経皮的に挿入されたデバイスを使用して血管内から治療を行う血管内治療がある。血管内治療において、病変部に診断用の造影剤やガイドワイヤを到達させるために、カテーテルが使用される。
【0003】
血管内に挿入したカテーテルをX線造影下で視認するため、カテーテルにはX線造影性を有するマーカーが設けられる。マーカーは、カテーテルを構成するシャフトの内部に設けられて、例えばX線造影性を有する金や白金、タングステンなどの金属をコイル状に巻回したものが知られている。このようなマーカーを有するカテーテルとして、例えば特許文献1に挙げるようなものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-278905号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
カテーテルのシャフトは、長さ方向に沿って、剛性が確保されている領域や柔軟性の高い領域など、異なる特性を有している領域を複数有している。このため、外径や補強体の有無など、シャフトの長さ方向に沿って異なる構造を有している。マーカーを構成する線材は、視認性確保のため、ある程度の厚みを有している必要がある。マーカーがシャフトの長さ方向に沿って異なる構造にまたがって設けられている場合に、マーカーがそれらの構造の外周側に位置し、シャフトの外径が大きくなってシャフトの通過性向上の障害となることがある。
【0006】
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、シャフトに必要な構造を設けながら外径を抑えることのできるカテーテルおよびその製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成する(1)カテーテルは、長尺な管状のシャフトを備えたカテーテルであって、前記シャフトは、長軸方向に沿って金属の線材が巻回されたマーカーを肉厚内部に備え、前記マーカーは、前記線材が一定の形状を有する第1形状部位と、前記第1形状部位と長軸方向に沿って隣接するとともに前記線材が前記第1形状部位と異なる形状を有する第2形状部位と、を有する。
【0008】
上記目的を達成する(9)カテーテルの製造方法は、長尺な管状のシャフトの肉厚内部にマーカーを有するカテーテルの製造方法であって、内層シャフトの外表面に前記マーカーとなる線材を巻回するステップと、前記内層シャフトの前記線材が巻回された領域のうち長軸方向一部の領域につき、前記線材を径方向に押し潰す加工を行うことで、前記内層シャフトの外表面に、第1形状部位と、前記第1形状部位と長軸方向に沿って隣接するとともに前記線材が前記第1形状部位と異なる形状を有する第2形状部位と、を有するマーカーを形成するステップと、前記内層シャフトの外側に外層を形成するステップと、を有する。
【発明の効果】
【0009】
上記のように構成した(1)カテーテルは、シャフトが有する構造に合わせてマーカーの第1形状部位と第2形状部位とを配置することで、シャフトに必要な構造を設け、マーカーとしての機能を確保しながら、シャフトの外径を抑えることができる。
【0010】
(2)上記(1)のカテーテルにおいて、前記マーカーは、前記第1形状部位における前記線材の断面形状と前記第2形状部位における前記線材の断面形状とが異なってもよい。これにより、カテーテルは、第1形状部位と第2形状部位との厚みが異なるため、シャフトの外径を抑えたい部分にマーカーの薄い部分を配置して、外径が大きくならないようにすることかできる。
(【0011】以降は省略されています)
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