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公開番号2025053849
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-07
出願番号2023162920
出願日2023-09-26
発明の名称定着装置及び画像形成装置
出願人富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
代理人個人,個人
主分類G03G 15/20 20060101AFI20250331BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】回転部材に回転の駆動力が伝達されることにより回転部材の各端で定着用部材に対する距離が異なる場合に比べて、記録媒体への画像定着の影響を抑制する。
【解決手段】記録媒体上の画像の定着に用いられる定着用部材53と、定着用部材に押し当てられるとともに回転可能に設けられ、定着用部材53との間に、記録媒体が加圧される加圧部Nを形成する回転部材61と、回転部材61の軸芯から外れた位置に駆動力を入力して回転部材61を回転させる回転手段と、回転部材61の少なくとも一端を定着用部材53に対して近づける方向又は遠ざける方向に付勢する付勢手段83、84と、を備える定着装置14である。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
記録媒体上の画像の定着に用いられる定着用部材と、
前記定着用部材に押し当てられるとともに回転可能に設けられ、当該定着用部材との間に、記録媒体が加圧される加圧部を形成する回転部材と、
前記回転部材の軸芯から外れた位置に駆動力を入力して前記回転部材を回転させる回転手段と、
前記回転部材の少なくとも一端を前記定着用部材に対して近づける方向又は遠ざける方向に付勢する付勢手段と、
を備える定着装置。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
前記付勢手段は、カム部材を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項3】
前記カム部材は、前記一端に設けられる一のカム部材及び当該一端とは反対の他端に設けられる他のカム部材とを含み、
前記付勢手段は、前記一のカム部材と前記他のカム部材のいずれか一方を回転する動作及び両方を回転する動作が可能である、
ことを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
【請求項4】
前記一のカム部材と前記他のカム部材とは、カムの回転中心に対して設定される輪郭が互いに異なる部分を有する、
ことを特徴とする請求項3に記載の定着装置。
【請求項5】
前記一のカム部材と前記他のカム部材とは、前記回転中心に対して設定される輪郭が共通する部分を有する、
ことを特徴とする請求項4に記載の定着装置。
【請求項6】
前記一のカム部材と前記他のカム部材とは、位相が互いに異なる、
ことを特徴とする請求項3に記載の定着装置。
【請求項7】
前記付勢手段は、前記回転部材の前記一端に設けられるばね部材を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項8】
前記付勢手段は、前記回転手段における前記駆動力を発生させる駆動源の電流値を基に付勢する、
ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項9】
前記付勢手段は、前記回転手段における前記駆動力と前記付勢の度合いとの関係を示す情報を基に付勢する、
ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項10】
前記定着用部材と前記回転部材との間に回転する環状部材が設けられ、
前記環状部材は、前記回転部材の駆動力により回転する、
ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、定着装置及び画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 3,700 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、回転しつつトナーを加熱して記録媒体に定着する無端状の定着回転体と、定着回転体とでトナー及び記録媒体を挟んで加圧する加圧回転体と、定着回転体と加圧回転体とが接触する接触部において、記録媒体の出口側のピーク圧力が入口側のピーク圧力以下となるように定着回転体を内側から支持する支持部と、を有する定着装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-44257号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、記録媒体上の画像の定着に用いられる定着用部材に回転部材が押し当てられることで定着用部材との間に、記録媒体が加圧される加圧部を形成し、回転部材は軸芯から外れた位置に駆動力が入力されて回転する場合を考える。回転部材の各端部で定着用部材に対する距離が異なると、記録媒体への画像の定着に影響が及ぶ。
本発明の目的は、回転部材に回転の駆動力が伝達されることにより回転部材の各端で定着用部材に対する距離が異なる場合に比べて、記録媒体への画像定着の影響を抑制することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1に記載の発明は、記録媒体上の画像の定着に用いられる定着用部材と、前記定着用部材に押し当てられるとともに回転可能に設けられ、当該定着用部材との間に、記録媒体が加圧される加圧部を形成する回転部材と、前記回転部材の軸芯から外れた位置に駆動力を入力して前記回転部材を回転させる回転手段と、前記回転部材の少なくとも一端を前記定着用部材に対して近づける方向又は遠ざける方向に付勢する付勢手段と、を備える定着装置である。
請求項2に記載の発明は、前記付勢手段は、カム部材を含む、ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置である。
請求項3に記載の発明は、前記カム部材は、前記一端に設けられる一のカム部材及び当該一端とは反対の他端に設けられる他のカム部材とを含み、前記付勢手段は、前記一のカム部材と前記他のカム部材のいずれか一方を回転する動作及び両方を回転する動作が可能である、ことを特徴とする請求項2に記載の定着装置である。
請求項4に記載の発明は、前記一のカム部材と前記他のカム部材とは、カムの回転中心に対して設定される輪郭が互いに異なる部分を有する、ことを特徴とする請求項3に記載の定着装置である。
請求項5に記載の発明は、前記一のカム部材と前記他のカム部材とは、前記回転中心に対して設定される輪郭が共通する部分を有する、ことを特徴とする請求項4に記載の定着装置である。
請求項6に記載の発明は、前記一のカム部材と前記他のカム部材とは、位相が互いに異なる、ことを特徴とする請求項3に記載の定着装置である。
請求項7に記載の発明は、前記付勢手段は、前記回転部材の前記一端に設けられるばね部材を含む、ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置である。
請求項8に記載の発明は、前記付勢手段は、前記回転手段における前記駆動力を発生させる駆動源の電流値を基に付勢する、ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置である。
請求項9に記載の発明は、前記付勢手段は、前記回転手段における前記駆動力と前記付勢の度合いとの関係を示す情報を基に付勢する、ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置である。
請求項10に記載の発明は、前記定着用部材と前記回転部材との間に回転する環状部材が設けられ、前記環状部材は、前記回転部材の駆動力により回転する、ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置である。
請求項11に記載の発明は、請求項1に記載の定着装置を含む画像形成装置である。
【発明の効果】
【0006】
請求項1の発明によれば、回転部材に回転の駆動力が伝達されることにより回転部材の各端で定着用部材に対する距離が異なる場合に比べて、記録媒体への画像定着の影響を抑制することができる。
請求項2の発明によれば、付勢手段は、カム部材を含む構成を備えない場合に比べて、構成を簡易にすることができる。
請求項3の発明によれば、カム部材は、一端に設けられる一のカム部材及び一端とは反対の他端に設けられる他のカム部材とを含み、付勢手段は、一のカム部材と他のカム部材のいずれか一方を回転する動作及び両方を回転する動作が可能である構成を備えない場合に比べて、制御の簡易化を図ることができる。
請求項4の発明によれば、一のカム部材と他のカム部材とは、カムの回転中心に対して設定される輪郭が互いに異なる部分を有する構成を備えない場合に比べて、対応する範囲を広げることができる。
請求項5の発明によれば、一のカム部材と他のカム部材とは、回転中心に対して設定される輪郭が共通する部分を有する構成を備えない場合に比べて、回転部材による加圧部の形成を円滑に行うことができる。
請求項6の発明によれば、一のカム部材と他のカム部材とは、位相が互いに異なる構成を備えない場合に比べて、対応する範囲を広げることができる。
請求項7の発明によれば、付勢手段は、回転部材の一端に設けられるばね部材を含む構成を備えない場合に比べて、構成を簡易にすることができる。
請求項8の発明によれば、付勢手段は、回転手段における駆動力を発生させる駆動源の電流値を基に付勢する構成を備えない場合に比べて、精度を高めることができる。
請求項9の発明によれば、付勢手段は、回転手段における駆動力と付勢の度合いとの関係を示す情報を基に付勢する構成を備えない場合に比べて、制御の簡易化を図ることができる。
請求項10の発明によれば、定着用部材と回転部材との間に回転する環状部材が設けられ、環状部材は、回転部材の駆動力により回転する構成を備えない場合に比べて、環状部材の安定的な回転を行うことができる。
請求項11の発明によれば、回転部材に回転の駆動力が伝達されることにより回転部材の各端で定着用部材に対する距離が異なる場合に比べて、記録媒体への画像定着の影響を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本実施の形態に係る画像形成装置を示した図である。
本実施の形態に係る定着器の構成を説明する図である。
定着器が備える移動機構及び駆動伝達部を説明する図である。
第1の実施の形態に係る定着器を説明する図である。
加圧ロールの一端部及び他端部でのニップ荷重を説明する縦軸がニップ荷重であるグラフであり、(a)は、駆動伝達部から加圧ロールへの回転の駆動力が入力される前の状態、(b)は、回転の駆動力が入力された状態、(c)は、ばね部材による調整を行った状態を示す。
モータの駆動力とニップ荷重との関係を示すグラフであり、縦軸が加圧ロールの一端部側のニップ荷重変動、横軸は駆動トルクを示す。
第2の実施の形態に係る定着器を説明する図である。
第3の実施の形態に係る定着器で用いられるカム部材を説明する図である。
第4の実施の形態に係る定着器で用いられるカム部材を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係る画像形成装置1を示した図である。
同図に示す画像形成装置1は、用紙Pへの画像形成を行う装置である。この画像形成装置1には、画像形成部10、用紙搬送部20、制御部40が設けられている。
【0009】
画像形成部10には、画像形成ユニット11と、中間転写ベルト12と、二次転写部13と、定着器14とが設けられている。
本実施形態では、画像形成ユニット11として、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の4色のトナーのそれぞれに対応した4つの画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kが設けられている。
【0010】
画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kは、中間転写ベルト12の移動方向において並んで配置されており、電子写真方式によりトナー像を形成する。
画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kの各々は、感光体ドラム111、帯電部112、露光部113、現像部114、一次転写部115を有する。
画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kの各々は、YMCKの何れかの色のトナー像を形成し、このトナー像を中間転写ベルト12上に転写する。これにより、中間転写ベルト12上に、YMCKの各色のトナー像が重ねられたトナー像が形成される。
(【0011】以降は省略されています)

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