TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025052737
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-07
出願番号2023161597
出願日2023-09-25
発明の名称多層油脂折込みベーカリー製品及び多層油脂折込みベーカリー製品用穀粉組成物
出願人日東富士製粉株式会社
代理人デロイトトーマツ弁理士法人
主分類A21D 13/16 20170101AFI20250328BHJP(ベイキング;生地製造または加工の機械あるいは設備;ベイキングの生地)
要約【課題】より大きなボリュームを持ち、サクサクとした食感に優れる多層油脂折込みベーカリー製品及び多層油脂折込みベーカリー製品用穀粉組成物を提供する。
【解決手段】穀粉、油脂及び水を必須成分とし、前記穀粉は、蛋白質の含有量が10質量%以上であり、もち種小麦粉を10~80質量%含有することを特徴とする多層油脂折込みベーカリー製品、及び、もち種小麦粉を10~80質量%含有し、蛋白質の含有量が10質量%以上であることを特徴とする多層油脂折込みベーカリー製品用穀粉組成物である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
穀粉、油脂及び水を必須成分とする多層油脂折込みベーカリー製品であって、
前記穀粉は、蛋白質の含有量が10質量%以上であり、もち種小麦粉を10~80質量%含有することを特徴とする多層油脂折込みベーカリー製品。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
前記多層油脂折込みベーカリー製品は、デニッシュ、クロワッサン、パイから選ばれた1種である、請求項1に記載の多層油脂折込みベーカリー製品。
【請求項3】
前記もち種小麦粉は、蛋白質の含有量が6~11質量%である、請求項1に記載の多層油脂折込みベーカリー製品。
【請求項4】
前記穀粉は、もち種小麦粉と、準強力粉及び/又は強力粉とを含有する、請求項1~3のいずれか1項に記載の多層油脂折込みベーカリー製品。
【請求項5】
もち種小麦粉を10~80質量%含有し、蛋白質の含有量が10質量%以上であることを特徴とする多層油脂折込みベーカリー製品用穀粉組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、もち種小麦粉を含有する多層油脂折込みベーカリー製品及び多層油脂折込みベーカリー製品用穀粉組成物に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
クロワッサンやデニッシュ等の多層油脂折込みベーカリー製品は、バターやマーガリン等の油脂を穀粉からなる生地に層状に折り込んで焼成して製造される。その焼成時に、生地に折り込まれた油脂層が生地から発生する水蒸気や炭酸ガスの拡散をさえぎることにより生地が層状に膨張するため、サクサクとした食感とボリュームのある外観となる。消費者は多層油脂折込みベーカリー製品についてよりサクサクした食感とよりボリュームの大きい外観を求める傾向にあり、その要求に応えるべく様々な技術が提案されている。(特許文献1)。
【0003】
例えば、特許文献1には、澱粉質原料100質量部中に、小麦澱粉、タピオカ澱粉、甘藷澱粉及び馬鈴薯澱粉からなる群から選ばれる一種以上を原料とするリン酸架橋澱粉であって、沈降積が11~18であるリン酸架橋澱粉を17~71質量部配合した澱粉質原料を含む生地として発酵、焼成することにより、サクサクとした食感であってボリュームの向上したクロワッサンが得られることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第7197892号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1の技術では、クロワッサンのボリュームは限度があり、より大きなボリュームを望む消費者の嗜好に十分に対応できていなかった。
【0006】
そこで、本発明の目的は、より大きなボリュームを持ち、サクサクとした食感に優れる多層油脂折込みベーカリー製品及び多層油脂折込みベーカリー製品用穀粉組成物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意研究し、本発明を完成するに至った。
【0008】
すなわち、本発明の1つは、穀粉、油脂及び水を必須成分とする多層油脂折込みベーカリー製品であって、前記穀粉は、蛋白質の含有量が10質量%以上であり、もち種小麦粉を10~80質量%含有することを特徴とする多層油脂折込みベーカリー製品を提供するものである。
【0009】
本発明による多層油脂折込みベーカリー製品によれば、より大きなボリュームを持ち、サクサクとした食感に優れる多層油脂折込みベーカリー製品を得ることができる。
【0010】
本発明による多層油脂折込みベーカリー製品においては、前記多層油脂折込みベーカリー製品は、デニッシュ、クロワッサン、パイから選ばれた1種であることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

学校法人甲子園学院
カヌレの製造法
26日前
日清食品ホールディングス株式会社
麺帯カット装置
2か月前
日清食品ホールディングス株式会社
麺帯の厚み測定装置
2か月前
日清製粉株式会社
ベーカリー食品の製造方法
2か月前
日清製粉株式会社
ベーカリー食品の製造方法
2か月前
株式会社カネカ
冷凍用パン生地
2か月前
地方独立行政法人 岩手県工業技術センター
菓子成型器
2か月前
株式会社ADEKA
練りパイ用添加剤
22日前
株式会社ADEKA
冷凍パン生地改良剤
29日前
松谷化学工業株式会社
パン類、及びパン類の伸びを増大させる方法
2か月前
日油株式会社
ピザ生地用改質剤
2か月前
日清食品ホールディングス株式会社
麺線群の蒸煮・搬送装置及び蒸煮方法
2か月前
日清製粉株式会社
ベーカリー食品用小麦粉
2か月前
株式会社デンソーウェーブ
バウムクーヘンの製造システム
1か月前
株式会社ADEKA
ベーカリー生地、及びベーカリー食品
2か月前
日東富士製粉株式会社
電子レンジ加熱調理用蒸しパン用ミックス粉
1か月前
学校法人 尚絅学園
イヌリンを発酵させて製造されたパン、パン生地およびパンの製造方法
2か月前
テーブルマーク株式会社
発酵種の製造方法及びベーカリー食品の製造方法
1か月前
アサヒグループ食品株式会社
焼き菓子及びその製造方法、並びに焼き菓子の食感の評価方法
23日前
株式会社クボタ
パンまたはパン生地
2か月前
株式会社クボタ
パンまたはパン生地
2か月前
株式会社ADEKA
ベーカリー食品用組成物、およびベーカリー食品の卵代替方法
1か月前
レオン自動機株式会社
細長い生地の折曲げユニット及び折曲げシステム
2か月前
株式会社ADEKA
冷凍工程を有するパン類用製パン改良材、パン生地、及びパン類
2か月前
昭和産業株式会社
穀粉焼成和風食品用ミックス、穀粉焼成和風食品、及びその製造方法
15日前
日東富士製粉株式会社
多層油脂折込みベーカリー製品及び多層油脂折込みベーカリー製品用穀粉組成物
2か月前
株式会社J-オイルミルズ
シュー皮の膨化促進剤、シュー生地、シュー生地の製造方法、シュー皮の製造方法、並びにシュー皮の膨化促進方法
1か月前
物産フードサイエンス株式会社
シュー生地の膨化性向上用組成物ならびにシュー生地およびシュー皮の製造方法
21日前
株式会社ADEKA
菓子類の品質改良材、該品質改良材を含有する菓子類生地と菓子類、および菓子類の品質改良方法
14日前
株式会社日清製粉ウェルナ
揚げ菓子及びその製造方法並びに揚げ菓子の食感評価方法
6日前
昭和産業株式会社
パン生地の分割成形具、それを備えたパン生地の分割成形装置、およびパン生地の製造方法
1か月前
昭和産業株式会社
ベーカリー製品用品質改良剤、ベーカリー製品用組成物、ベーカリー製品用生地、ベーカリー製品、ベーカリー製品の製造方法、及びベーカリー製品の品質改良方法
1か月前
シージェイ チェイルジェダン コーポレーション
グルテンを含まない製菓用生地組成物及びその用途
2か月前
日本ペイント株式会社
多液型クリヤー塗料組成物、複層塗膜および複層塗膜の形成方法
26日前
株式会社明電舎
電力変換装置
2か月前
カシオ計算機株式会社
押釦装置
27日前
続きを見る