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公開番号
2025052686
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-07
出願番号
2023161522
出願日
2023-09-25
発明の名称
オートファジー活性化剤
出願人
有限会社河内菌本舗
代理人
個人
,
個人
主分類
A61K
36/82 20060101AFI20250328BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】オートファジー活性を亢進させることができ、安全性にも優れたオートファジー活性化剤を提供する。
【解決手段】本発明のオートファジー活性化剤は、茶葉の麹菌発酵物又は茶葉の麹菌発酵物の抽出物を含有する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
茶葉の麹菌発酵物又は該茶葉の麹菌発酵物の抽出物を含有することを特徴とするオートファジー活性化剤。
続きを表示(約 540 文字)
【請求項2】
前記麹菌が黄麹菌又は黒麹菌であることを特徴とする請求項1に記載のオートファジー活性化剤。
【請求項3】
前記麹菌発酵物中の麹菌が生菌であることを特徴とする請求項1又は2に記載のオートファジー活性化剤。
【請求項4】
前記麹菌発酵物の抽出物が、前記麹菌発酵物の水抽出物又は含水アルコール抽出物であることを特徴とする請求項1又は2に記載のオートファジー活性化剤。
【請求項5】
茶葉又は茶葉を由来とする発酵原料に麹菌を播種する工程、及び、該麹菌で前記発酵原料を発酵させて麹菌発酵物を得る工程を有することを特徴とするオートファジー活性化剤の製造方法。
【請求項6】
前記麹菌が黄麹菌又は黒麹菌であることを特徴とする請求項5に記載のオートファジー活性化剤の製造方法。
【請求項7】
さらに、前記麹菌発酵物を水又は含水アルコールで抽出して、麹菌発酵物の抽出物を得る工程を有することを特徴とする請求項5又は6に記載のオートファジー活性化剤の製造方法。
【請求項8】
前記麹菌発酵物中の麹菌が生菌であることを特徴とする請求項7に記載のオートファジー活性化剤の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、茶葉の麹菌発酵物又はその抽出物を含有するオートファジー活性化剤に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
オートファジーとは、真核生物における細胞内の不要なタンパク質や細胞小器官等を分解・リサイクルするシステムである。オートファジーには、タンパク質等を分解することによりアミノ酸等の栄養源を取得するという役割のみならず、損傷した細胞内小器官を除去したり、古くなった細胞のターンオーバーを促進する等、細胞内を浄化することで、細胞の恒常性を維持するという重要な役割を有している。
【0003】
近年、オートファジーに関する研究が進められた結果、オートファジー不全が、パーキンソン病やアルツハイマー病等の神経変性疾患、腎疾患等の主要な原因であることが明らかとなっている(特許文献1,2参照)。これによれば、オートファジー活性が抑制されたことにより、細胞内に有害なタンパク質や異常な細胞内小器官が蓄積し、これらの疾患が発生する原因となっている。また、上述した疾患以外にも、オートファジー活性の抑制や低下が、生活習慣病や発がん等の様々な疾患に関与している他、老化関連疾患の発症の原因となることが知られている。
【0004】
他方、近年、日本酒・焼酎・甘酒・味噌・醤油等の麹を利用した日本の伝統的な麹発酵食品の価値が再認識され、麹の人気が高まっている。麹とは、米、米ぬか、麦又は豆等を蒸して麹菌を繁殖させたものであり、たとえば、米に麹菌を繁殖させたものは米麹と呼ばれている。麹菌は、発酵食品の製造を可能とする多種類の酵素を生産する機能を有していることが知られているが、この種の分野に留まらず、麹菌のもつ新たな機能の研究及びそれに基づく用途の開発が進められている。例えば、特許文献3では、麹菌で発酵された麹菌発酵物が男性不妊症の改善効果を有することが報告され、特許文献4では、麹菌で発酵された麹菌発酵物が育毛・発毛効果を有することが報告されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2023/276828号
国際公開第2022/054927号
国際公開第2020/008821号
国際公開第2020/226022号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述したように、オートファジー活性の低下や抑制は、さまざまな疾患の発症原因となり得ることから、これら疾患の発症を予防・治療し、健康長寿を実現するために、オートファジー活性を亢進させることのできるオートファジー活性化剤が求められている。さらに、医薬や機能性食品として安全に日常的に摂取できるような安全性の高いオートファジー活性化剤が期待されている。
【0007】
また、特許文献3、4には、穀物や茶葉を麹菌で発酵させて得られる麹菌発酵物がそれぞれ記載されているが、この麹菌発酵物をオートファジー活性の亢進のために用いることについての検討はこれまでなされておらず、その有効性は不明であった。
【0008】
したがって、本発明は上述した点に鑑みてなされたもので、その目的は、オートファジー活性を亢進させることができ、安全性にも優れたオートファジー活性化剤を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するため、本発明のオートファジー活性化剤は、茶葉の麹菌発酵物又はこの茶葉の麹菌発酵物の抽出物を含有する。この麹菌発酵物及び抽出物は、優れたオートファジー活性の亢進作用を有し、オートファジー活性の抑制に起因する疾病の治療、予防又は改善にも有用である。また、茶葉の麹菌発酵物は、茶葉と麹菌から得られるものであるため、安全性も高い。
【0010】
また、上述した麹菌は黄麹菌又は黒麹菌であることも好ましい。これにより、本発明のオートファジー活性化剤の有効成分である麹菌発酵物をもたらす麹菌として、オートファジー活性の亢進作用に優れる麹菌が選択される。また、黄麹菌及び黒麹菌は発酵食品の製造に用いられる麹菌であるため、これらより得られる麹菌発酵物は安全性が高く、日常的に摂取することが可能である。
(【0011】以降は省略されています)
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