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公開番号
2025051565
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-04
出願番号
2024003000
出願日
2024-01-12
発明の名称
塩化ビニル系樹脂粒子及びそれを含む塩化ビニル系樹脂組成物
出願人
東ソー株式会社
代理人
主分類
C08L
27/06 20060101AFI20250327BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】 可塑剤と混練した際の組成物であるゾルの粘度経時変化が少なく、特に40℃以上の環境における貯蔵安定性に優れると共に、特に自動車アンダーボディコート用、自動車シーラント用として優れた特性を有する塩化ビニル系樹脂粒子を提供する。
【解決手段】 外表面に無機フィラーが存在する塩化ビニル系樹脂粒子であって、該無機フィラーが粒径60~7000nmかつアスペクト比20~2000の板状無機フィラーである塩化ビニル系樹脂粒子。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
外表面に無機フィラーが存在する塩化ビニル系樹脂粒子であって、該無機フィラーが粒径60~7000nmかつアスペクト比20~2000の板状無機フィラーであることを特徴とする塩化ビニル系樹脂粒子。
続きを表示(約 700 文字)
【請求項2】
無機フィラーが、塩化ビニル系樹脂粒子表面のコート層として存在することを特徴とする請求項1に記載の塩化ビニル系樹脂粒子。
【請求項3】
塩化ビニル系樹脂粒子が、ペースト加工用塩化ビニル系樹脂粒子であることを特徴とする請求項1に記載の塩化ビニル系樹脂粒子。
【請求項4】
塩化ビニル系樹脂粒子が、酢酸ビニル残基含量1~20wt%のペースト加工用塩化ビニル-酢酸ビニル共重合樹脂粒子であることを特徴とする請求項1に記載の塩化ビニル系樹脂粒子。
【請求項5】
塩化ビニル系樹脂100重量部に対して板状無機フィラーが0.1~25重量部で存在することを特徴とする請求項1に記載の塩化ビニル系樹脂粒子。
【請求項6】
板状無機フィラーが、モンモリロナイト、ベントナイト、サポナイト、ヘクトライト、板状アルミナ、カオリン、ハイドロタルサイトから選択される1種以上であることを特徴とする請求項1に記載の塩化ビニル系樹脂粒子。
【請求項7】
請求項1に記載の塩化ビニル系樹脂粒子100重量部に対し、少なくとも可塑剤50~200重量部を含むことを特徴とする塩化ビニル系樹脂組成物。
【請求項8】
請求項7に記載の塩化ビニル系樹脂組成物製であることを特徴とするシート。
【請求項9】
請求項7に記載の塩化ビニル系樹脂組成物製であることを特徴とする自動車アンダーボディコート。
【請求項10】
請求項7に記載の塩化ビニル系樹脂組成物製であることを特徴とする自動車シーラント。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、外表面に特定の無機フィラーが存在する新規な塩化ビニル系樹脂粒子に関するものであり、特に外表面に特定の無機フィラーが存在することから可塑剤と混練した際の組成物であるゾルの粘度経時変化が少なく、更には40℃以上の環境における貯蔵安定性に優れることから、自動車アンダーボディコート用、自動車シーラント用として有用な塩化ビニル系樹脂粒子、塩化ビニル系樹脂組成物及びその用途に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
可塑剤を媒体とし重合体微粒子を分散させてなるプラスチゾルは、自動車アンダーコート、自動車ボディーシーラー、壁紙、カーペットバッキング材、床材、塗料、玩具など多岐に亘る産業分野で使用されている。
【0003】
汎用的に用いられるプラスチゾルとして、塩化ビニル系樹脂が挙げられ、一般に可塑剤、充填剤、安定剤又はその他の配合剤などと共に混練することにより塩ビゾルを調製し、種々の成形加工法により壁紙、タイルカーペット、手袋などの様々な成形加工品に用いられている。
【0004】
また、加工温度の低い用途用として、比較的低温でも機械的強度が得られるゲル化溶融性に優れた特性を持つ、塩化ビニルに酢酸ビニルを共重合させた塩化ビニル/酢酸ビニル共重合樹脂が知られており、さらに、塩ビゾル調製後から加工までの長期の保存安定性に対する対策として、ゾル粘度の経時変化が少ない塩化ビニル系樹脂が求められている。
【0005】
ゾル粘度の経時変化の少ない塩化ビニル系樹脂を製造する方法として、特定の界面活性剤を使用したペースト加工用塩化ビニル樹脂の製造方法が提案されている(例えば特許文献1参照。)。
【0006】
その他に、ペースト塩ビゾルに特定の化合物を配合する塩化ビニル系樹脂組成物が提案されている(例えば特許文献2参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開平06-056915号公報
特開2010-241977号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかし、特許文献1に提案の方法によって得られる塩化ビニル系樹脂は、ゾル粘度の経時変化に対する厳しい安定性を要求される用途、例えば自動車用アンダーコート、自動車用シーラント等の用途に用いる場合には、市場要求を満足できるものではなかった。また、特許文献2に提案の方法において、粘度の経時変化が比較的少ない塩ビゾルを提供することが可能なものの、長期の粘度安定性については検討されていないものであった。
【0009】
そこで、本発明は、ゾル粘度の経時変化が極めて少なく、コート剤、特に自動車アンダーボディコート用、自動車用シーラント用として優れた特性を有する塩化ビニル系樹脂粒子及びその用途を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明者は、上記の課題について鋭意検討を重ねた結果、特定の板状無機フィラーが外表面に存在する塩化ビニル系樹脂粒子が、可塑剤を含む塩化ビニル系樹脂ゾルとした際に貯蔵安定性に優れ、コート剤、特に自動車アンダーボディコート用、自動車用シーラント用として優れた物性を有するものとなることを見出し、本発明を完成させるに至った。
(【0011】以降は省略されています)
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