TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025050570
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-04
出願番号2023159437
出願日2023-09-25
発明の名称高濃度イソマルトース麹発酵食品の製造法
出願人長野県
代理人
主分類A23L 5/00 20160101AFI20250328BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】
酵素剤を添加することなく、高濃度イソマルトースの麹発酵食品を製造すること
【解決手段】
麹発酵食品の製造方法であって、出麹した麹(A2麹)と、それより短い製麹時間の麹(A1麹)を作る製麹工程と、次に、短い製麹時間の麹 A1麹を糖化した1次糖化物を作る1次糖化工程(糖化工程B1)と、それに出麹した麹 A2麹を加え、さらに糖化させる2次糖化工程(糖化工程B2)を経ることを特徴とする高濃度イソマルト―スの麹発酵食品の製造方法。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
麹発酵食品の製造方法であって、出麹した麹(A2麹)と、それより短い製麹時間の麹(A1麹)を作る製麹工程と、次に、短い製麹時間の麹 A1麹を糖化した1次糖化物を作る1次糖化工程(糖化工程B1)と、それに出麹した麹 A2麹を加え、さらに糖化させる2次糖化工程(糖化工程B2)を経ることを特徴とする高濃度イソマルト―スの麹発酵食品の製造方法。
続きを表示(約 190 文字)【請求項2】
前記出麹した麹(A2麹)を作る工程において、出麹前に分取し、この分取した麹をA1麹とする請求項1記載の高濃度イソマルトース麹発酵食品の製造方法。
【請求項3】
2次糖化工程(糖化工程B1)において、所望の発酵食品に適合する副原料を添加し、混合し、2次糖化させることを特徴とする請求項1から3記載の高濃度イソマルトースの麹発酵食品の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、高濃度イソマルトースの麹発酵食品の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
麹発酵食品のひとつである麹甘酒は、米麹に等量から倍量の水を加え、適切な温度で一定時間加温して作られる。このような工程で作られた麹甘酒のイソマルトース含有率は1.73~3.01%、イソマルトオリゴ糖は1.86~4.37%、グルコース濃度は23.20~28.91%であった(非特許文献1)。
【0003】
麹甘酒の製造において、米麹を糖化する温度を40℃、50℃、60℃または70℃とし、それぞれの温度の加温時間0時間、2時間、4時間、6時間、8時間でサンプリングした試料の各糖の濃度は、イソマルトース1.5%程度、イソマルトオリゴ糖1.7%程度、グルコース15%程度であり(非特許文献2)、このように糖化条件を変えるだけでは、麹甘酒中のイソマルトース濃度は、非特許文献1で示した通常の製造工程の麹甘酒の場合と大きく変わらず同等程度であり、低かった。
【0004】
イソマルトースは健康効果が知られており、イソマルトースを1日あたり10g摂取すると便通と腸内細菌叢の改善が期待できる(非特許文献3)。
【0005】
現状、麹甘酒で健康効果を得るに足る1日あたり10gのイソマルトースを摂取するためには、多量に摂取することまたはイソマルトースを添加することが挙げられる。前者は多量の麹甘酒摂取による、過剰なカロリー摂取の懸念があり、後者は添加によるコスト増大が問題となる。
【0006】
イソマルトースの効率的な製造方法として、澱粉または澱粉分解物に、目的に適う酵素を添加し、反応させる方法がある(特許文献1)。
【0007】
酵素を添加することなく、麹が生成した酵素及び麹の澱粉分解物である糖類を活用し、高濃度イソマルトースの麹発酵食品の製法が開発できれば、イソマルトースの健康効果を、最低限の摂取時カロリーで得ることでき、かつ安価で市場に提供できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2022-24332号公報
【非特許文献】
【0009】
麹甘酒に含まれる成分について 日本醸造協会誌112巻10号 668-674 2017
Effect of temperature on saccharification and oligosaccharide production efficiency in koji amazake Journal of Bioscience and Bioengineering Vol.127 No. 5, 570-574, 2019
イソマルトオリゴ糖摂取が健常人の便通と腸内環境に及ぼす影響 日本家政学会誌Vol.44 No.4 245-254,1993
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
酵素剤を添加することなく、高濃度イソマルトースの麹発酵食品を製造すること。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

長野県
軟らかい食肉製品の製造方法
3か月前
長野県
高濃度イソマルトース麹発酵食品の製造法
2か月前
タカノ株式会社
シリコン構造体の製造方法
10か月前
株式会社永田製作所
研磨用工具、研磨用支持駆動構造、及び、研磨装置
1か月前
デンカ株式会社
きのこ栽培用人工培養基、きのこ栽培用培地、きのこの人工栽培方法
11か月前
個人
清浄塩水、清浄自然塩、清浄苦汁、ミネラル飲料
2か月前
個人
堤防構造物
11か月前
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
調味液含浸加工食品を製造する方法
1か月前
個人
檜のサイクルバイオ燃料からの檜精油回収装置
1か月前
国立大学法人信州大学
オルニチンおよび/またはシトルリンの産生能に優れた新規微生物
2か月前
株式会社ペリカン
全脂組織状蛋白及びその製造方法
8か月前
FLOATBASE株式会社
移動型医療・ヘルスケアボックス
6か月前
個人
古代食品塩梅醤
26日前
個人
ジャム
20日前
ライソン株式会社
焙煎機
6日前
株式会社ソディック
計量装置
11日前
株式会社ソディック
計量装置
11日前
不二製油株式会社
チーズ様食品
7日前
SoPros株式会社
経口養毛剤
28日前
株式会社寺田製作所
散茶装置
18日前
大山食品株式会社
お好み焼き
1か月前
株式会社和田機械
皮剥き機の刃物円盤
26日前
個人
黒ニンニク加工品及びその製造方法
21日前
個人
インスタントおにぎり
14日前
池田食研株式会社
風味付与増強用組成物
11日前
ライソン株式会社
豆発火による自動消火機能
6日前
キユーピー株式会社
酸性水中油型乳化調味料
29日前
日本メナード化粧品株式会社
筋力低下抑制剤
29日前
不二製油株式会社
澱粉含有食品用ほぐれ改良剤
1日前
株式会社Biozero1
栄養補助食品
6日前
オリザ油化株式会社
毛乳頭細胞の増殖活性化剤
12日前
池田食研株式会社
乳化剤添加による食品の改善
27日前
株式会社八べえ
ウナギの加工方法
今日
花王株式会社
飲料
29日前
キユーピー株式会社
酸性液状調味料
7日前
花王株式会社
飲料
20日前
続きを見る