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公開番号2025050491
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-04
出願番号2023159316
出願日2023-09-25
発明の名称情報処理方法、情報処理システム、情報処理装置及びプログラム
出願人カシオ計算機株式会社
代理人弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類G06T 19/00 20110101AFI20250328BHJP(計算;計数)
要約【課題】アバターの特徴に合うようにオブジェクトをカスタマイズできるようにする。
【解決手段】コンピュータが実行する情報処理方法は、仮想空間において対象オブジェクトのカスタマイズに係る動作を行うアバターの特徴に係るアバター情報を取得し、アバター情報に基づいて、仮想空間においてカスタマイズに用いられるカスタマイズ用オブジェクトの構成を決定する。また、表示部及び入力部を備える端末装置のコンピュータが実行する情報処理方法は、仮想空間において対象オブジェクトのカスタマイズに用いられるカスタマイズ用オブジェクトを表示部に表示させ、カスタマイズ用オブジェクトの構成は、仮想空間においてカスタマイズに係る動作を行うアバターの特徴に係るアバター情報に基づいて決定される。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項１】
コンピュータが実行する情報処理方法であって、
仮想空間において対象オブジェクトのカスタマイズに係る動作を行うアバターの特徴に係るアバター情報を取得し、
前記アバター情報に基づいて、前記仮想空間において前記カスタマイズに用いられるカスタマイズ用オブジェクトの構成を決定する、
情報処理方法。
続きを表示（約 1,600 文字）【請求項２】
前記カスタマイズ用オブジェクトは、前記対象オブジェクトのカスタマイズ内容を前記アバターが選択するための複数の選択標識を有するインターフェースオブジェクトであり、
前記情報処理方法は、前記アバター情報に基づいて、前記複数の選択標識の配列を決定する、
請求項１に記載の情報処理方法。
【請求項３】
前記インターフェースオブジェクトは、前記対象オブジェクトが有する複数の部品ごとに、部品のカスタマイズ内容を前記アバターが選択するための前記複数の選択標識を有する、
請求項２に記載の情報処理方法。
【請求項４】
前記複数の選択標識は、前記複数の部品の各々の色を選択するための複数の色選択標識であり、
前記アバター情報は、前記アバターの全体又は所定の一部に用いられている複数の色の割合に係る情報を有し、
前記情報処理方法は、前記アバター情報に基づいて、前記複数の色の前記割合に応じた順序となるように前記複数の色選択標識の配列を決定する、
請求項３に記載の情報処理方法。
【請求項５】
前記複数の選択標識は、前記複数の部品の各々の色を選択するための複数の色選択標識であり、
前記アバター情報は、前記アバターの複数の部位であって、前記複数の部品との対応関係が予め定められている複数の部位の各々に用いられている少なくとも１つの色に係る情報を有し、
前記情報処理方法は、前記アバター情報における或る部位の前記少なくとも１つの色に係る情報に基づいて、前記或る部位に対応する部品の色を選択するための前記複数の色選択標識の配列を決定する、
請求項３に記載の情報処理方法。
【請求項６】
前記カスタマイズ用オブジェクトは、前記対象オブジェクトのカスタマイズ内容を示すための見本オブジェクトであり、
前記対象オブジェクト及び前記見本オブジェクトは、共通する複数の部品を有し、
前記アバター情報は、前記アバターの全体又は所定の一部に用いられている複数の色の割合に係る情報を有し、
前記情報処理方法は、前記アバター情報における前記複数の色の割合に応じて、前記アバターによる前記カスタマイズに係る前記動作の開始時における前記見本オブジェクトの前記複数の部品の各々の色を決定する、
請求項１に記載の情報処理方法。
【請求項７】
前記複数の部品には予め優先順位が定められており、
前記情報処理方法は、前記優先順位が高い部品ほど、前記前記アバター情報における前記割合が大きい色となるように、前記見本オブジェクトの前記複数の部品の各々の色を決定する、
請求項６に記載の情報処理方法。
【請求項８】
前記対象オブジェクトは、前記アバターの所定の部位に装着可能なオブジェクトであり、
前記情報処理方法は、前記アバター情報のうち前記所定の部位又は当該部位を含む部分に用いられている前記複数の色の割合に応じて、前記見本オブジェクトの前記複数の部品の各々の色を決定する、
請求項６に記載の情報処理方法。
【請求項９】
前記アバターによる前記カスタマイズに係る前記動作の開始前に、所定の表示時間が経過するごとに、前記アバター情報における前記複数の色の割合に応じて、前記見本オブジェクトの前記複数の部品の各々の色を変更する、
請求項６に記載の情報処理方法。
【請求項１０】
前記アバターによる前記カスタマイズに係る前記動作が開始された場合に、前記見本オブジェクトの前記複数の部品の各々の色の変更を停止する、
請求項９に記載の情報処理方法。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、情報処理方法、情報処理システム、情報処理装置及びプログラムに関する。
続きを表示（約 1,600 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、コンピュータにより構築された仮想空間において、ユーザの操作に応じてアバターを動作させることで、他のアバターを動作させている他のユーザとコミュニケーションを取ったり、仮想空間において開催されるイベントやゲームに参加したりすることのできるサービスが実現されている。このようなサービスの中には、服や装身具といった商品のオブジェクトをアバターに装着させることができるものがある（例えば、特許文献１）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２００８－２１７１４２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、上記の従来技術では、商品のオブジェクトの色及び形状等をアバターの特徴等に応じてカスタマイズすることができず、アバターの特徴に合わないオブジェクトであってもそのまま使用せざるを得ないという課題がある。
【０００５】
本発明は、アバターの特徴に合うようにオブジェクトをカスタマイズできるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記課題を解決するため、本発明に係る情報処理方法は、
コンピュータが実行する情報処理方法であって、
仮想空間において対象オブジェクトのカスタマイズに係る動作を行うアバターの特徴に係るアバター情報を取得し、
前記アバター情報に基づいて、前記仮想空間において前記カスタマイズに用いられるカスタマイズ用オブジェクトの構成を決定する。
【発明の効果】
【０００７】
本発明によれば、アバターの特徴に合うようにオブジェクトをカスタマイズできるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
情報処理システムの構成を示す図である。
ＶＲサーバの機能構成を示すブロック図である。
アバターデータの内容例を示す図である。
制御装置の機能構成を示すブロック図である。
ＶＲ機器の機能構成を示すブロック図である。
ＶＲ画面を示す図である。
ＩＦオブジェクトを示す図である。
ショートバンドアイコンを選択した状態を示す図である。
エクスポートボタンの選択に応じて商品オブジェクトが生成された状態を示す図である。
カラーパレットデータの内容を示す図である。
見本配色データの内容を示す図である。
カスタマイズ処理の制御手順を示すフローチャートである。
アバターの複数の部位を示す図である。
アバター部位情報の内容を示す図である。
変形例に係るカラーパレットデータの内容を示す図である。
変形例に係るカスタマイズ処理の制御手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【００１０】
（情報処理システムの概要）
図１は、情報処理システム１の構成を示す図である。
情報処理システム１は、ＶＲサーバ１０と、複数の制御装置２０（情報処理装置）と、複数のＶＲ機器３０（端末装置）と、を備える。情報処理システム１は、当該情報処理システム１を利用する複数のユーザに対し、コンピュータにより構築された３次元の仮想空間２（メタバース）（図６参照）における種々のサービスを提供する。また、情報処理システム１は、メタバースにおいてＶＲ（仮想現実）を適用したサービス（以下、「ＶＲサービス」と記す）をユーザに提供することができる。ＶＲは、仮想空間２に構築された仮想世界をあたかも現実であるかのようにユーザに体験させる技術である。
（【００１１】以降は省略されています）

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