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公開番号
2025050453
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-04
出願番号
2023159251
出願日
2023-09-22
発明の名称
緩衝装置および懸架装置
出願人
日立Astemo株式会社
代理人
個人
主分類
B60G
13/06 20060101AFI20250327BHJP(車両一般)
要約
【課題】シリンダ部と外装体とを外側からアーク溶接により溶接した場合と比較して、美観を損なうことを抑制した緩衝装置等を提供する。
【解決手段】緩衝装置は、作動流体を収容するシリンダ部と、シリンダ部の中心線方向において、シリンダ部が挿入される外装体と、を備え、外装体は、シリンダ部が内側に挿入される筒状の被挿入部と、中心線方向における、被挿入部を除いた残余である残余部と、を有し、シリンダ部と外装体とは、被挿入部と残余部との境界において、外装体に対してシリンダ部が位置する方向からビームが照射されることで溶接されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
作動流体を収容するシリンダ部と、
前記シリンダ部の中心線方向において、前記シリンダ部が挿入される外装体と、を備え、
前記外装体は、
前記シリンダ部が内側に挿入される筒状の被挿入部と、
前記中心線方向における、前記被挿入部を除いた残余である残余部と、を有し、
前記シリンダ部と前記外装体とは、前記被挿入部と前記残余部との境界において、前記外装体に対して前記シリンダ部が位置する方向からビームが照射されることで溶接されている、
緩衝装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記残余部の前記中心線方向の長さLは、
TIFF
2025050453000004.tif
16
150
を満たす、
請求項1に記載の緩衝装置。
【請求項3】
筒状の筒状部材と、
前記筒状部材内を、作動流体を収容する収容部と作動流体を収容しない非収容部とに区画する区画部材と、
前記筒状部材の中心線方向において、前記筒状部材が挿入される外装体と、を備え、
前記外装体は、
前記筒状部材が挿入される被挿入部と、
前記中心線方向における、前記被挿入部を除いた残余である残余部と、を有し、
前記筒状部材と前記外装体とは、前記被挿入部と前記残余部との境界において、前記残余部側の前記外装体に対して前記筒状部材が位置する方向からビームが照射されることで溶接され、
前記区画部材は、前記外装体が前記溶接の後に加工されることにより成型される、
緩衝装置。
【請求項4】
筒状の筒状部材と、
前記筒状部材内を、作動流体を収容する収容部と前記収容部を除いた残余である残余部とに区画する区画部材と、を備え、
前記筒状部材と前記区画部材とは、前記残余部側の前記筒状部材に対し前記区画部材が位置する方向からビームが照射されることで溶接されている、
緩衝装置。
【請求項5】
前記残余部の前記筒状部材の中心線方向における長さLは、
TIFF
2025050453000005.tif
17
150
を満たす、
請求項4に記載の緩衝装置。
【請求項6】
車両に適用される緩衝装置であって、
前記車両の車輪に係る状態量を検出するセンサ、前記車両の制動に用いられるブレーキ、対向する2つの前記車輪の間の上下動を抑制するスタビライザのうち、少なくとも1つを取り付け可能なステーが、前記残余部に形成されている、
請求項1乃至5の何れか1項に記載の緩衝装置。
【請求項7】
車両に適用される懸架装置であって、
請求項1乃至5のいずれか1項に記載の緩衝装置と、
前記緩衝装置の周囲に配置されるスプリングと、
を備える懸架装置。
【請求項8】
前記残余部は、前記車両の車体と車輪とを接続する接続部材に対し、自装置を連結するための連結部材を備える、
請求項7に記載の懸架装置。
【請求項9】
前記連結部材は、前記車両の車輪が装着されるハブユニットに対し、自装置を連結するためのブラケットであり、
前記ブラケットは、筒状の前記残余部の一部を切り開くことで形成される、
請求項8に記載の懸架装置。
【請求項10】
前記連結部材は、前記車両の車軸を支持するロワアームに対し、自装置を連結するための継手であり、
前記継手は、筒状の前記残余部の一部を切り開くことで形成される、
請求項8に記載の懸架装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、緩衝装置および懸架装置に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、ストラット型の懸架装置において、軸方向に所定長さを有する円筒状の係止部材を、上端側のみストラット外筒に対して溶接固定し、ナックルのストラット連結部に設けられた貫通穴にストラット外筒の車輪側連結部分を挿入貫通し、下方に突出したストラット外筒の車輪側連結部分に形成された雄ねじ部に対してナットを螺合締結することにより、ナットと係止部材の下端面との間にナックルのストラット連結部を軸方向に固定した状態で連結固定する、ストラットの車輪側取付部の構造について記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-263110号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば特許文献1におけるストラット外筒と係止部材とのように、緩衝装置のシリンダ部とシリンダ部が挿入される外装体とを、外装体の外側からアーク溶接により溶接した場合、溶接した部分が外側に露出し、緩衝装置の美観を損なうこととなる。
本発明は、シリンダ部と外装体とを、外装体の外側からアーク溶接により溶接した場合と比較して、美観を損なうことを抑制した緩衝装置等を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
かかる目的のもと完成させた本発明は、作動流体を収容するシリンダ部と、前記シリンダ部の中心線方向において、前記シリンダ部が挿入される外装体と、を備え、前記外装体は、前記シリンダ部が内側に挿入される筒状の被挿入部と、前記中心線方向における、前記被挿入部を除いた残余である残余部と、を有し、前記シリンダ部と前記外装体とは、前記被挿入部と前記残余部との境界において、前記外装体に対して前記シリンダ部が位置する方向からビームが照射されることで溶接されている、緩衝装置である。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、シリンダ部と外装体とを外側からアーク溶接により溶接した場合と比較して、美観を損なうことを抑制した緩衝装置等を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1の実施形態が適用される緩衝装置を備える懸架装置を、車両の車輪と、車両の本体と、に取り付けた状態の概略構成を示す図である。
第1の実施の形態が適用される緩衝装置の概略構成を説明する図である。
緩衝装置におけるシリンダ部と外装体との溶接について説明する図である。
緩衝装置の中心線方向の長さについて説明する図であり、(a)は緩衝装置に要求される中心線方向の長さについて説明する図、(b)は外装体の取り付けによる緩衝装置の伸長について説明する図である。
アーク溶接を用いた比較例について説明する図である。
第2の実施形態が適用される緩衝装置の概略構成例を示す図である。
第3の実施形態が適用される緩衝装置を備える懸架装置を、車輪と車体とに取り付けた状態の概略構成を示す図である。
第3の実施の形態が適用される緩衝装置の概略構成を説明する図であり、(a)は緩衝装置における外装体の近傍を拡大した拡大図、(b)は緩衝装置を(a)における紙面左側から眺めた場合の拡大図である。
残余部の展開について説明する図であり、(a)、(b)は残余部を半径方向に展開する例を説明する図、(c)、(d)は残余部を中心線方向に展開する例を説明する図である。
残余部の利用の他の例について説明する図であり、(a)はスタビライザリンクに利用する例を示す図、(b)はブラケットストッパに利用する例を示す図である。
第5の実施形態が適用される緩衝装置の概略構成を説明する図である。
緩衝装置におけるピストンストッパの形成を説明する図であり、(a)は外筒と外装体とを溶接する工程を示す図、(b)~(d)は外装体の加工によりピストンストッパを形成する工程を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。
<第1実施形態>
[懸架装置100の全体構成]
図1は、第1の実施形態が適用される緩衝装置1を備える懸架装置100を、車両の車輪101と、車両の本体(「車体」と呼ぶ場合がある。)102と、に取り付けた状態の概略構成を示す図である。
図2は、第1の実施の形態が適用される緩衝装置1の概略構成を説明する図である。
なお、以下の説明においては、図1、図2に示す緩衝装置1の中心線(図中に符号Cで示す一点鎖線、「中心線C」と称する場合がある。)方向における図中下側を「一方側」と称し、図中上側を「他方側」と称する場合がある。また、緩衝装置1の半径方向(より詳しくは、後述するシリンダ部10の半径方向)の中心を「中央側」と称し、半径方向の外側を「外側」と称する場合がある。
【0009】
懸架装置100は、いわゆるストラット式サスペンションであり、図1に示すように、シリンダ部10を有する緩衝装置1と、緩衝装置1の外側に配置されたコイルスプリング103とを備えている。また、懸架装置100は、コイルスプリング103における一方側(図1では下側)の端部を支持する下スプリングシート104と、コイルスプリング103における他方側(図1では上側)の端部を支持する上スプリングシート105とを備えている。また、懸架装置100は、コイルスプリング103の下端部と下スプリングシート104との間に介在する下シートラバー106と、コイルスプリング103の上端部と上スプリングシート105との間に介在する上シートラバー107とを備えている。
【0010】
懸架装置100は、緩衝装置1のロッド11の他方側の端部に取り付けられて、この懸架装置100を車体102に取り付けるための車体側取付部108を備えている。また、懸架装置100は、緩衝装置1の一方側の端部に設けられ、懸架装置100を車輪101に取り付けるためのブラケット部203を備えている。より詳しくは、ブラケット部203は、緩衝装置1の外装体20に設けられる。なお、外装体20については、図2を用いて詳細を後述する。
(【0011】以降は省略されています)
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