TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025047713
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-03
出願番号2023156372
出願日2023-09-21
発明の名称固形状油性クレンジング化粧料
出願人株式会社マンダム
代理人弁理士法人朝日奈特許事務所
主分類A61K 8/96 20060101AFI20250326BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】長時間の低摩擦状態が維持され、かつ、海シルトの凝集・沈降が抑制された海シルト配合固形状油性クレンジング化粧料を提供すること。
【解決手段】下記成分Aを4.0~15質量%、下記成分Bを50~90質量%、下記成分Cを5.0~30質量%、下記成分Dを0.1~5.0質量%、下記成分Eを0.1~20質量%、下記成分Fを0.001~2.0質量%含有する固形状油性クレンジング化粧料:
成分A:融点が50~120℃である固形油
成分B:液状油
成分C:HLB値が8~15のノニオン性界面活性剤
成分D:シリカ
成分E:海シルト
成分F:カチオン性ポリマー
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記成分A~Fを含有する固形状油性クレンジング化粧料であって、成分Aの含有量が4.0~15質量%、成分Bの含有量が50~90質量%、成分Cの含有量が5.0~30質量%、成分Dの含有量が固形状油性クレンジング化粧料中の0.1~5.0質量%、成分Eの含有量が0.1~20質量%、成分Fの含有量が0.001~2.0質量%である、固形状油性クレンジング化粧料。
成分A:融点が50~120℃である固形油
成分B:液状油
成分C:HLB値が8~15のノニオン性界面活性剤
成分D:シリカ
成分E:海シルト
成分F:カチオン性ポリマー
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
成分Eの含有量に対して、成分Fの含有割合(質量比)が0.01~0.1である、請求項1記載の固形状油性クレンジング化粧料。
【請求項3】
成分Fがポリクオタニウム-7、ポリクオタニウム-39、ポリクオタニウム-51およびグアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリドからなる群から選択される少なくともひとつである、請求項1または2記載の固形状油性クレンジング化粧料。
【請求項4】
成分Dの含有量が1.0~3.0質量%、成分Eの含有量が0.5~10質量%、成分Fの含有量が0.01~1.0質量%である、請求項1記載の固形状油性クレンジング化粧料。
【請求項5】
さらに、水を0.1~5.0質量%含有する、請求項1または4記載の固形状油性クレンジング化粧料。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、固形状油性クレンジング化粧料に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
近年、クレンジング化粧料として固形状油性クレンジング化粧料が提案されている。固形状油性クレンジング化粧料は固形油分と液状油とノニオン性界面活性剤とを主成分とし、常温で固形状であることから使用時の垂れ落ちがなく、また油性クレンジング化粧料であることからクレンジング力に優れ、メイクアップ化粧料の除去性能に優れるとともに、洗顔では落ちきれない毛穴汚れなどの肌汚れの除去性能も優れるという特徴を有する。
【0003】
特許文献1には、固形油分、液状油、特定のHLB値を有するノニオン性界面活性剤と共に、粉体および煙霧状シリカを特定比率で含有させることで、たれ落ちがなく、クレンジング力およびマッサージ効果が高く、洗い流しやすさと洗い流し後のさっぱり感に優れ、かつ、品質の安定性に優れる油性固形クレンジング化粧料が得られることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-26420号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
固形状油性クレンジング化粧料における化粧汚れや毛穴汚れなどの肌汚れの除去には、使用時に、塗布する指・掌と塗布部表面との間にクレンジング化粧料を存在させ、指や掌と塗布部表面を直接接触させず低摩擦状態で塗布を維持することが重要となる。なぜなら低摩擦状態を維持したまま、汚れとクレンジング化粧料との接触時間を長くすることで、効率的な汚れの除去が可能となるからである。このような低摩擦状態の維持は、使用感として現れる。しかしながら、従来の一般的な固形状油性クレンジング化粧料では、塗布時に生じる押圧力やせん断力により、クレンジング化粧料に含まれる合成ワックス等固形油分のカードハウス構造が容易に崩壊し、比較的短時間でオイル状になり低摩擦状態を維持することが困難という問題があった。
【0006】
また、化粧料の原料として、海シルトが知られている。海シルトは粒子径が非常に細かく、汚れの吸着能に優れ、毛穴汚れなどの汚れの除去効果に優れるという特徴を有する。しかし、海シルトを固形状油性クレンジング化粧料に配合すると、海シルト同士が凝集し化粧料中に凝集物が生じるとともに、海シルトの配合量が多い場合には凝集物が容器の底に沈降することが見いだされた。沈降すると、海シルトの分散が不均一になり、化粧料の上下方向における海シルトの含有率の偏りが発生し、その結果として、クレンジング化粧料の外観が損なわれるとともに、品質の安定性も損なわれることとなる。
【0007】
本発明の目的は、長時間の低摩擦状態が維持され、かつ、化粧料中の海シルトの凝集・沈降が抑制された海シルト含有固形状油性クレンジング化粧料を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、特定の固形油、液状油、およびHLB値が8~15のノニオン性界面活性剤、という固形状油性クレンジング化粧料の骨格処方に、所定量の海シルトを配合し、さらに所定量のシリカおよび所定量のカチオン性ポリマーを配合することで、海シルト同士の凝集を抑制することができ、さらに使用時の低摩擦状態を長時間維持できる固形状油性クレンジング化粧料が得られることを見出し、本発明を完成させた。
【0009】
すなわち、本発明は、
下記成分A~Fを含有する固形状油性クレンジング化粧料であって、成分Aの含有量が4.0~15質量%、成分Bの含有量が50~90質量%、成分Cの含有量が5.0~30質量%、成分Dの含有量が0.1~5.0質量%、成分Eの含有量が0.1~20質量%、成分Fの含有量が0.001~2.0質量%である、固形状油性クレンジング化粧料:
成分A:融点が50~120℃である固形油
成分B:液状油
成分C:HLB値が8~15のノニオン性界面活性剤
成分D:シリカ
成分E:海シルト
成分F:カチオン性ポリマー
に関する。
【発明の効果】
【0010】
本発明の海シルト含有固形状油性クレンジング化粧料は、長時間の低摩擦状態を維持し、かつ、化粧料中の海シルトの凝集・沈降を抑制するという効果を奏する。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
健康器具
1か月前
個人
鼾防止用具
1か月前
個人
歯茎みが品
2か月前
個人
塗り薬塗り具
4か月前
個人
脈波測定方法
1か月前
個人
導電香
2か月前
個人
白内障治療法
26日前
個人
脈波測定方法
1か月前
個人
マッサージ機
2か月前
個人
洗井間専家。
12日前
個人
ホバーアイロン
今日
個人
健康器具
3か月前
個人
片足歩行支援具
2か月前
個人
収納容器
3か月前
個人
クリップ
2か月前
個人
眼科診療車
3か月前
三生医薬株式会社
錠剤
23日前
個人
口内洗浄具
1か月前
個人
車椅子持ち上げ器
26日前
株式会社コーセー
化粧料
2か月前
株式会社結心
手袋
1か月前
株式会社コーセー
美爪料
2か月前
個人
避難困難者救出台車
3か月前
個人
服薬支援装置
21日前
株式会社 MTG
浴用剤
2か月前
個人
除菌システム
2か月前
株式会社ファンケル
化粧料
4か月前
個人
Dr.なかまつよい耳
4か月前
株式会社ダリヤ
毛髪化粧料
1か月前
株式会社ファンケル
化粧料
1か月前
個人
腰用サポーター
1か月前
株式会社ニデック
眼科装置
2か月前
個人
尿バッグカバー
2か月前
個人
立位姿勢支持具
4か月前
株式会社MIC
陰茎補助具
3か月前
個人
歯列矯正用器具
1か月前
続きを見る