TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025045891
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-02
出願番号2023153923
出願日2023-09-20
発明の名称レーダ装置およびレーダ装置の信号処理方法
出願人JRCモビリティ株式会社
代理人個人
主分類G01S 7/292 20060101AFI20250326BHJP(測定;試験)
要約【課題】近傍に存在する物標までの距離を精度高く検出することが可能なレーダ装置およびレーダ装置の信号処理方法を提供する。
【解決手段】物標2からの反射波を受信して反射波から距離スペクトラムを生成し、距離スペクトラムにおいて、所定の距離範囲以内である近傍領域に所定の閾値を超える複数のピーク点が存在し、且つ、複数のピーク点のうち隣接する2つのピーク点間の距離が一定である場合に、物標2が所定の距離範囲内である近傍領域に存在するという判定結果を判定部19によって出力し、前記判定結果に基づいて、距離検出部18が距離スペクトラムにおける隣接する2つのピーク点間の距離を物標2までの距離として検出する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
物標に向けて送信波を送信し、前記物標からの反射波を受信する送受信手段と、
前記反射波から距離スペクトラムを生成する信号処理手段と、
前記距離スペクトラムにおいて、所定の距離範囲以内である近傍領域に所定の閾値を超える複数のピーク点が存在し、且つ、前記複数のピーク点のうち隣接する2つのピーク点間の距離が一定である場合に、前記物標が前記所定の距離範囲内である近傍領域に存在するという判定結果を出力する判定部と、
前記判定結果に基づいて、前記距離スペクトラムにおける前記隣接する2つのピーク点間の距離を前記物標までの距離として検出する距離検出部と、
を備えることを特徴とするレーダ装置。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
物標に向けて送信波を送信し、前記物標からの反射波を受信して前記物標までの距離を検出するレーダ装置の信号処理方法であって、
前記反射波から距離スペクトラムを生成し、
前記距離スペクトラムにおいて、所定の距離範囲以内である近傍領域に所定の閾値を超える複数のピーク点が存在し、且つ、前記複数のピーク点のうち隣接する2つのピーク点間の距離が一定である場合に、前記物標が前記所定の距離範囲内である近傍領域に存在するという判定結果を出力し、
前記判定結果に基づいて、前記距離スペクトラムにおける前記隣接する2つのピーク点間の距離を前記物標までの距離として検出する、
ことを特徴とするレーダ装置の信号処理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、物標までの距離を検出するレーダ装置およびレーダ装置の信号処理方法に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
物標に向けて送信波を送信し、物標からの反射波を受信して物標までの距離を検出するレーダ装置には、感度時間制御(STC:Sensitivity Time Control)機能を備えたものがある。STC機能は、物標からの反射波の信号強度が物標までの距離の4乗に反比例するという基本的原理に基づき、物標までの距離に応じて反射波の信号強度を減衰させるものである。レーダ装置では、このSTC機能により、アンテナ近傍の地面からの反射波(グランドクラッタ)などの信号を減衰することにより、受信系統における信号の飽和(サチュレーション)を抑制している。
【0003】
特許文献1に開示されている発明では、ハイパスフィルタ(HPF:High-pass filter)を用いてSTC機能を実現している。図4は、特許文献1に記載されているFMCW(Frequency Modulation Continuous Wave)レーダ装置10の概略構成を示す。FMCWレーダ装置10は、送信アンテナ101と、受信アンテナ102と、発振器103と、ミキサ104と、HPF105と、A/D変換部106と、高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform)部107と、距離検出部108と、を備えている。
【0004】
発振器103は、例えば、三角波を周波数変調した送信波を送信アンテナ101から送信させ、受信アンテナ102は、物標にて反射された送信波である反射波を受信する。ミキサ104は、送信波と反射波とを混合してビート信号を生成し、HPF105は、物標までの距離(ビート信号の周波数)に応じてビート信号を減衰する。A/D変換部106は、減衰されたビート信号をデジタル信号に変換し、FFT部107は、デジタル信号に変換されたビート信号に距離方向に対する高速フーリエ変換を行って距離スペクトラムを生成し、距離検出部108は、距離スペクトラムに基づいて物標までの距離を検出する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平07-055925号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述したように、ハイパスフィルタを用いることにより受信系統における信号の飽和を抑制することはできるが、ハイパスフィルタのフィルタ特性によっては極めて近い位置に存在する物標からの反射波の信号強度よりも、その物標との間で生じた多重反射による信号強度のほうが大きくなり、偽像(虚像ともいう)が発生し、物標が適切に検出できなくなることがある。また、物標までの距離が極めて近い場合、物標からの反射波のスペクトラムが、送信アンテナから受信アンテナへ直接漏れ込んだ電波のスペクトラムに埋もれてしまって検出できないことがある。
【0007】
例えば、図5(a)~(c)は、FMCWレーダ装置10のFFT部107により生成された距離スペクトラムを示している。図5(c)の距離スペクトラムは、物標からの反射波の信号Tの強度が多重反射の信号強度より大きくなっている理想的な距離スペクトラムの例であり、通常はこのピーク点の距離を物標までの距離として検出する。一方、図5(a)の距離スペクトラムでは、FMCWレーダ装置10から1mの位置に存在する物標の信号TはHPF105のフィルタ特性によって抑圧され、FMCWレーダ装置10から2m程度の位置に発生している偽像の信号Fの強度が物標の信号Tよりも大きくなっており、誤検出が生じてしまう。また、図5(b)の距離スペクトラムでは、FMCWレーダ装置10から1mの位置に存在する物標の信号Tが送信アンテナから受信アンテナへ直接漏れ込んだ電波のスペクトラムAによって埋もれて、検出できなくなっている。
【0008】
そこで本発明は、近傍に存在する物標までの距離を精度高く検出することが可能なレーダ装置およびレーダ装置の信号処理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、物標に向けて送信波を送信し、前記物標からの反射波を受信する送受信手段と、前記反射波から距離スペクトラムを生成する信号処理手段と、前記距離スペクトラムにおいて、所定の距離範囲以内である近傍領域に所定の閾値を超える複数のピーク点が存在し、且つ、前記複数のピーク点のうち隣接する2つのピーク点間の距離が一定である場合に、前記物標が前記所定の距離範囲内である近傍領域に存在するという判定結果を出力する判定部と、前記判定結果に基づいて、前記距離スペクトラムにおける前記隣接する2つのピーク点間の距離を前記物標までの距離として検出する距離検出部と、を備えることを特徴とするレーダ装置である。
【0010】
請求項2に記載の発明は、物標に向けて送信波を送信し、前記物標からの反射波を受信して前記物標までの距離を検出するレーダ装置の信号処理方法であって、前記反射波から距離スペクトラムを生成し、前記距離スペクトラムにおいて、所定の距離範囲以内である近傍領域に所定の閾値を超える複数のピーク点が存在し、且つ、前記複数のピーク点のうち隣接する2つのピーク点間の距離が一定である場合に、前記物標が前記所定の距離範囲内である近傍領域に存在するという判定結果を出力し、前記判定結果に基づいて、前記距離スペクトラムにおける前記隣接する2つのピーク点間の距離を前記物標までの距離として検出する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
通電検査装置
3日前
個人
光フアィバー距離計測器
5日前
個人
光フアィバー距離計測器
5日前
個人
バッテリ用交流電流供給装置
5日前
株式会社オービット
検査装置
12日前
株式会社ハシマ
検針機
2日前
有限会社フィット
外観検査装置
16日前
株式会社東芝
センサ
12日前
富士電機株式会社
回転機
13日前
株式会社SUBARU
車載装置
19日前
株式会社東芝
試験装置
19日前
アズビル株式会社
真空計測システム
13日前
アズビル株式会社
真空計測システム
13日前
DIC株式会社
測定装置
4日前
シスメックス株式会社
分析装置
9日前
富士電機株式会社
放射線検出器
4日前
個人
ネブライザー
11日前
株式会社タムラ製作所
電流検出器
9日前
株式会社アドバンテスト
試験装置
11日前
スタンレー電気株式会社
車両前方視認装置
2日前
ダイハツ工業株式会社
凹部の深さ測定方法
2日前
スタンレー電気株式会社
車両前方視認装置
2日前
日鉄テックスエンジ株式会社
情報処理装置
9日前
株式会社国際電気
調整装置
16日前
本田技研工業株式会社
物体検出装置
2日前
矢崎総業株式会社
電流センサ
3日前
株式会社デンソー
電流検出器
16日前
本田技研工業株式会社
物体検出装置
2日前
株式会社日本マイクロニクス
プローブ
9日前
愛知製鋼株式会社
測量方法及び測量システム
9日前
株式会社エイアンドティー
生体試料分析装置
9日前
株式会社レイズテック
部品寸法データ集計装置
18日前
アズビル株式会社
温度測定システムおよび方法
9日前
株式会社KRI
麹造り工程の計測装置および計測方法
19日前
株式会社テイエルブイ
厚さ測定装置及び厚さ測定方法
4日前
キヤノン株式会社
放射線撮影装置及びバッテリ
13日前
続きを見る