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公開番号2025037331
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-18
出願番号2023144195
出願日2023-09-06
発明の名称車載装置
出願人株式会社SUBARU
代理人個人
主分類G01C 21/34 20060101AFI20250311BHJP(測定;試験)
要約【課題】ルーフキャリア等に積載物を載せて走行することによる電費の悪化を考慮することにより、精度の高い充電タイミングを含んだ出発地から目的地までのルート情報をユーザに提示する車載装置を提供する。
【解決手段】車載装置1は、積載物の積載重量を取得する積載重量情報取得部11と、画像情報から積載サイズおよび積載形状を取得する積載情報取得部12と、取得した積載情報に基づいて、空力解析を行う空力解析部13と、積載重量および空力解析部13の解析結果に基づいて、電費を算出する電費算出部14と、現在の充電量と電費算出部14の算出結果に基づいて、出発地から目的地までの充電タイミングを含めたルート情報を検索するルート情報検索部15と、を含んで構成されている。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
ルーフレールあるいはルーフキャリアに設けられ、積載物の積載重量を取得する積載重量情報取得部と、
画像情報から積載サイズおよび積載形状を取得する積載情報取得部と、
取得した積載情報に基づいて、空力解析を行う空力解析部と、
前記積載重量および前記空力解析部の解析結果に基づいて、電費を算出する電費算出部と、
現在の充電量および前記電費算出部の算出結果に基づいて、出発地から目的地までの充電タイミングを含めたルート情報を検索するルート情報検索部と、
を備えた車載装置。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
携帯端末により撮像された積載画像を取り込む積載画像取得部を備え、
前記積載情報取得部は、前記積載画像取得部が取り込んだ前記積載画像から前記積載サイズおよび前記積載形状を取得する請求項1に記載の車載装置。
【請求項3】
前記携帯端末と通信を行う通信部を備え、
前記通信部は、前記携帯端末に前記積載画像の提供を促すメッセージを送信する請求項2に記載の車載装置。
【請求項4】
情報を表示する表示部を備え、
前記表示部は、前記空力解析部の解析結果に基づいて、前記積載サイズあるいは前記積載形状が不適切である場合に、エラーメッセージを表示する請求項1に記載の車載装置。
【請求項5】
前記積載物の形状と数量とを入力する入力部と、
前記入力部の入力情報に基づいて、最適な積載方法を提案する提案部と、
を備え、
提案内容を前記表示部に表示する請求項4に記載の車載装置。
【請求項6】
1つまたは複数のプロセッサと、前記1つまたは複数のプロセッサに通信可能に接続される1つまたは複数のメモリと、ルーフレールあるいはルーフキャリアに設けられ、積載物の積載重量を取得する積載重量情報取得部と、
を備え、
前記1つまたは複数のプロセッサは、
画像情報から積載サイズおよび積載形状を取得する積載情報取得部と、
取得した積載情報に基づいて、空力解析を行う空力解析部と、
前記積載重量および前記空力解析部の解析結果に基づいて、電費を算出する電費算出部と、
現在の充電量および前記電費算出部の算出結果に基づいて、出発地から目的地までの充電タイミングを含めたルート情報を検索するルート情報検索部と、
を備えた車載装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車載装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
近年、環境保護の観点から、外部電源より充電可能な蓄電池を備えた電気自動車等が普及している。
【0003】
一般に、電気自動車等による長距離のドライブを楽しむためには、蓄電池が完全放電状態にならないように、航続可能距離内にある充電施設において、充電を行う必要がある。
【0004】
例えば、この種の技術として、自車両の現在の充電量と電費とに基づいて、出発地から目的地までの充電タイミングを含めたルート情報を検索し、ルート案内を行う技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2013-152149号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
一般に、電気自動車の電費は、ルーフキャリア等に積載物を載せて走行した場合には、空気抵抗の増加および積載重量の増加により悪化する。
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、ルーフキャリア等に積載物を載せて走行することによる電費の悪化を考慮していないため、ユーザは、走行開始時に提示された充電タイミングとは異なるタイミングにおいて、蓄電池の充電を行わなければならないという課題があった。
【0007】
そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであって、ルーフキャリア等に積載物を載せて走行することによる電費の悪化を考慮することにより、精度の高い充電タイミングを含んだ出発地から目的地までのルート情報をユーザに提示する車載装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
形態1;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、ルーフレールあるいはルーフキャリアに設けられ、積載物の積載重量を取得する積載重量情報取得部と、画像情報から積載サイズおよび積載形状を取得する積載情報取得部と、取得した積載情報に基づいて、空力解析を行う空力解析部と、前記積載重量および前記空力解析部の解析結果に基づいて、電費を算出する電費算出部と、現在の充電量および前記電費算出部の算出結果に基づいて、出発地から目的地までの充電タイミングを含めたルート情報を検索するルート情報検索部と、を備えた車載装置を提案している。
【0009】
形態6;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、1つまたは複数のプロセッサと、前記1つまたは複数のプロセッサに通信可能に接続される1つまたは複数のメモリと、ルーフレールあるいはルーフキャリアに設けられ、積載物の積載重量を取得する積載重量情報取得部とを備え、前記1つまたは複数のプロセッサは、画像情報から積載サイズおよび積載形状を取得する積載情報取得部と、取得した積載情報に基づいて、空力解析を行う空力解析部と、前記積載重量および前記空力解析部の解析結果に基づいて、電費を算出する電費算出部と、現在の充電量および前記電費算出部の算出結果に基づいて、出発地から目的地までの充電タイミングを含めたルート情報を検索するルート情報検索部と、を備えた車載装置を提案している。
【発明の効果】
【0010】
本発明の1またはそれ以上の実施形態によれば、ルーフキャリア等に積載物を載せて走行することによる電費の悪化を考慮することにより、精度の高い充電タイミングを含んだ出発地から目的地までのルート情報をユーザに提示することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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