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公開番号2025044575
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-02
出願番号2023152232
出願日2023-09-20
発明の名称キャリアテープ及びテープ包装体
出願人信越ポリマー株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B65D 85/86 20060101AFI20250326BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】収納凹部への部品挿入性を向上させたキャリアテープ及びテープ包装体を提供する。
【解決手段】部品EPを収納可能な収納凹部3を有するキャリアテープ1であって、収納凹部3の底面32は、平面視において、収納凹部3の上部開口33の外形S33よりも大きく、収納凹部3の上部開口33は、平面視において、収納される部品EPの外形Seよりも大きいものである。また、収納凹部3は、上部開口33側が収納凹部3の内方に向かって傾斜する側壁31を有し、断面視において、側壁31と底面32とが交差する交差角度θは、70度以上90度未満であってもよく、側壁31のせり出し量Xが最大となる位置のせり出し高さYは、収納される部品EPの高さhの0.5倍以上1倍以下であってもよい。
【選択図】図2A
特許請求の範囲【請求項1】
部品を収納可能な収納凹部を有するキャリアテープであって、
前記収納凹部の底面は、平面視において、前記収納凹部の上部開口の外形よりも大きく、
前記収納凹部の上部開口は、平面視において、収納される前記部品の外形よりも大きい、
ことを特徴とするキャリアテープ。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
前記収納凹部は、上部開口側が前記収納凹部の内方に向かって傾斜する側壁を有し、
断面視において、前記側壁と前記底面とが交差する交差角度は、70度以上90度未満である、
ことを特徴とする請求項1に記載のキャリアテープ。
【請求項3】
前記収納凹部は、上部開口側が前記収納凹部の内方に向かって傾斜する側壁を有し、
前記側壁のせり出し量が最大となる位置のせり出し高さは、収納される前記部品の高さの0.5倍以上1倍以下である、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のキャリアテープ。
【請求項4】
前記収納凹部の深さは、前記収納凹部を除くテープ部分の厚み以下である、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のキャリアテープ。
【請求項5】
前記収納凹部は、四角錐台状又は巾着状である、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のキャリアテープ。
【請求項6】
収納凹部に部品を収納したキャリアテープと、
前記収納凹部を封止するカバーテープと、を備えるテープ包装体であって、
前記収納凹部の底面は、平面視において、前記収納凹部の上部開口の外形よりも大きく、
前記収納凹部の上部開口は、平面視において、収納された前記部品の外形よりも大きい、
ことを特徴とするテープ包装体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、部品を収納可能な収納凹部を有するキャリアテープ及びテープ包装体に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ベアチップ(ベアダイ)やICチップなどの部品は、キャリアテープの収納凹部に収納されて、輸送や保管に利用されたり、また、電子部品の実装機への供給などに利用されたりしている(特許文献1参照)。
【0003】
例えば、ベアチップ用のキャリアテープでは、通常、収納凹部の側壁は、底面に対して90度から110度程度の外方に傾斜している(図3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-083424号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、ベアチップは角張っているため、ベアチップを収納凹部に挿入する際、収納凹部の側壁に干渉(接触)することがある(図3参照)。このとき、ベアチップが収納凹部の側壁に引っかかった状態、つまり、ベアチップが収納凹部から突出した状態で搬送されると、カバーテープでキャリアテープの収納凹部をテーピング(封止)する際、テーピング装置の構成器具・部品とベアチップとが干渉(接触)し、ベアチップが欠損することある。また、ベアチップが収納凹部で斜めの状態のままテーピングされると、画像認識を用いたチップ検査工程において、エラー判定になることがある。
【0006】
そこで、本発明は以上の課題に鑑みてなされたものであり、収納凹部への部品挿入性を向上させたキャリアテープ及びテープ包装体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)本発明に係る1つの態様は、部品を収納可能な収納凹部を有するキャリアテープであって、前記収納凹部の底面は、平面視において、前記収納凹部の上部開口の外形よりも大きく、前記収納凹部の上部開口は、平面視において、収納される前記部品の外形よりも大きいものである。
(2)上記(1)の態様において、前記収納凹部は、上部開口側が前記収納凹部の内方に向かって傾斜する側壁を有し、断面視において、前記側壁と前記底面とが交差する交差角度は、70度以上90度未満であってもよい。
(3)上記(1)又は(2)の態様において、前記収納凹部は、上部開口側が前記収納凹部の内方に向かって傾斜する側壁を有し、前記側壁のせり出し量が最大となる位置のせり出し高さは、収納される前記部品の高さの0.5倍以上1倍以下であってもよい。
(4)上記(1)から(3)までのいずれか1つの態様において、前記収納凹部の深さは、前記収納凹部を除くテープ部分の厚み以下であってもよい。
(5)上記(1)から(4)までのいずれか1つの態様において、前記収納凹部は、四角錐台状又は巾着状であってもよい。
(6)本発明に係る別の1つの態様は、収納凹部に部品を収納したキャリアテープと、前記収納凹部を封止するカバーテープと、を備えるテープ包装体であって、前記収納凹部の底面は、平面視において、前記収納凹部の上部開口の外形よりも大きく、前記収納凹部の上部開口は、平面視において、収納された前記部品の外形よりも大きいものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、収納凹部への部品挿入性を向上させたキャリアテープ及びテープ包装体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明に係る実施形態のテープ包装体を示す斜視図である。
本発明に係る実施形態のキャリアテープの収納凹部の形状を示す平面図である。
本発明に係る実施形態のキャリアテープの収納凹部の形状を示す断面図である。
従来技術のキャリアテープの収納凹部における部品収納状態を示す断面図である。
せり出し高さが高いキャリアテープの収納凹部における部品収納状態を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明に係る実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、本明細書の実施形態においては、全体を通じて、同一の部材には同一の符号を付している。
(【0011】以降は省略されています)

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