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公開番号2025043230
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-28
出願番号2023181640
出願日2023-10-23
発明の名称ミシン目形成刃、分包袋、および包装装置
出願人株式会社タカゾノ
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類B26D 1/09 20060101AFI20250321BHJP(切断手工具;切断;切断機)
要約【課題】分包袋の取扱性を向上する。
【解決手段】ミシン目形成刃は、板状の基部と、基部から突出方向に突出し、突出方向に直交する並び方向に並ぶ、複数の刃部130とを備えている。複数の刃部130の各々は、表面側に平坦な第1刃面131と平坦な第2刃面132とを有し、裏面側に平坦な第3刃面を有し、刃部130の頂点を構成する切っ先130Pを有している。第1刃面131と第2刃面132とは、突出方向に対して傾斜するとともに並び方向に対して傾斜するように切っ先130Pから基部に向かって延び、互いに交差する稜線が第1刃先141を形成している。第3刃面は、突出方向に対して傾斜するとともに並び方向と平行に切っ先から基部に向かって延びている。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
板状の基部と、
前記基部から突出方向に突出し、前記突出方向に直交する並び方向に並ぶ、複数の刃部とを備え、
前記複数の刃部の各々は、表面側に平坦な第1刃面と平坦な第2刃面とを有し、裏面側に平坦な第3刃面を有し、前記刃部の頂点を構成する切っ先を有し、
前記第1刃面と前記第2刃面とは、前記突出方向に対して傾斜するとともに前記並び方向に対して傾斜するように前記切っ先から前記基部に向かって延び、互いに交差する稜線が刃先を形成し、
前記第3刃面は、前記突出方向に対して傾斜するとともに前記並び方向と平行に前記切っ先から前記基部に向かって延びる、ミシン目形成刃。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
前記第1刃面と前記第2刃面とは、前記並び方向における前記刃部の中央部において交差する、請求項1に記載のミシン目形成刃。
【請求項3】
前記第1刃面と前記第2刃面とは、前記刃先に対して対称である、請求項2に記載のミシン目形成刃。
【請求項4】
前記刃先は、前記並び方向に対して直交して延びる、請求項1に記載のミシン目形成刃。
【請求項5】
前記突出方向に対して前記刃先が傾斜する角度と、前記突出方向に対して前記第3刃面が傾斜する角度と、が互いに等しい、請求項1に記載のミシン目形成刃。
【請求項6】
前記突出方向に対して前記刃先が傾斜する角度は、前記突出方向に対して前記第3刃面が傾斜する角度よりも大きい、請求項1に記載のミシン目形成刃。
【請求項7】
前記突出方向に前記刃部を見て、前記第1刃面と前記第2刃面とは合同な台形状を有し、前記第3刃面は2角が直角である五角形状を有する、請求項1に記載のミシン目形成刃。
【請求項8】
包装対象物が一包装分ずつ包装された分包袋であって、
隣り合う2つの前記分包袋を仕切る区画部に、複数の細孔が一方向に並ぶミシン目が形成されており、
前記複数の細孔の各々は、前記一方向に対して折れ曲がる平たいV字形状の分断用ミシン目と、前記分断用ミシン目の折れ曲がり部に連続して前記一方向に直交する方向に延びる開封用切込部と、を有する、分包袋。
【請求項9】
前記開封用切込部は、前記V字形状の底から、前記分断用ミシン目の両端部から離れる向きに延びる、請求項8に記載の分包袋。
【請求項10】
前記分断用ミシン目は、前記一方向に対して傾斜して延びる一対の斜め切込部を有し、前記一対の斜め切込部の端部同士が連続している、請求項8または請求項9に記載の分包袋。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ミシン目形成刃、分包袋、および包装装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
特開2012-131551号公報(特許文献1)には、重ね合わされたシートに薬剤が封入される複数の分包体領域が形成され、隣接する分包体領域の間に複数の切込部を列設してなる分断用ミシン目が形成され、切込部が、分断方向に延在する分断用切込部と、分断用切込部に連続して分断方向の側方へ延びる開封用切込部とを備えてなる、薬剤分包体が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-131551号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
長尺シート状の包材を用いて包装対象物が一包装分ずつ包装された分包袋を形成する包装装置において、隣り合う2つの分包袋の間に、分包袋を個々に分断するためのミシン目が形成される。分包袋の取扱者は、ミシン目に沿って分包袋を分断した後に、分包袋を開封して、包装対象物を分包袋から取り出す。
【0005】
分包袋を開封するときの取扱性の向上が求められている。本開示では、分包袋の取扱性を向上するための技術が提案される。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のある局面に従ったミシン目形成刃は、板状の基部と、基部から突出方向に突出し、突出方向に直交する並び方向に並ぶ、複数の刃部とを備えている。複数の刃部の各々は、表面側に平坦な第1刃面と平坦な第2刃面とを有し、裏面側に平坦な第3刃面を有し、刃部の頂点を構成する切っ先を有している。第1刃面と第2刃面とは、突出方向に対して傾斜するとともに並び方向に対して傾斜するように切っ先から基部に向かって延び、互いに交差する稜線が刃先を形成している。第3刃面は、突出方向に対して傾斜するとともに並び方向と平行に切っ先から基部に向かって延びている。
【0007】
本開示のある局面に従った分包袋は、包装対象物が一包装分ずつ包装された分包袋であって、隣り合う2つの分包袋を仕切る区画部に、複数の細孔が一方向に並ぶミシン目が形成されており、複数の細孔の各々は、一方向に対して折れ曲がる平たいV字形状の分断用ミシン目と、分断用ミシン目の折れ曲がり部に連続して一方向に直交する方向に延びる開封用切込部と、を有している。
【0008】
本開示のある局面に従った包装装置は、長尺シート状の包材を用いて、包装対象物が一包装分ずつ包装された分包袋を形成する、包装部を備えている。包装部は、包材の長手方向に隣り合う2つの分包袋を仕切る区画部に、複数の細孔が包材の短手方向に並ぶミシン目を形成する、ミシン目形成刃を含んでいる。ミシン目形成刃は、板状の基部と、基部から突出方向に突出し突出方向に直交する並び方向に並ぶ複数の刃部と、を有している。複数の刃部の各々は、表面側に平坦な第1刃面と平坦な第2刃面とを有し、裏面側に平坦な第3刃面を有し、刃部の頂点を構成する切っ先を有している。第1刃面と第2刃面とは、突出方向に対して傾斜するとともに並び方向に対して傾斜するように切っ先から基部に向かって延び、互いに交差する稜線が刃先を形成している。第3刃面は、突出方向に対して傾斜するとともに並び方向と平行に切っ先から基部に向かって延びている。
【発明の効果】
【0009】
本開示に従うと、分包袋の取扱性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態に係る包装装置の概略構成図である。
図1に示す包装装置における、薬剤供給部および収容部形成部の概略斜視図である。
図1に示す包装装置における、ミシン目形成部の概略構成を示す模式図である。
ミシン目形成刃の斜視図である。
表面側から見たミシン目形成刃を示す図である。
裏面側から見たミシン目形成刃を示す図である。
ミシン目形成刃の表面側から見た刃部を拡大して示す斜視図である。
ミシン目形成刃の裏面側から見た刃部を拡大して示す斜視図である。
平面視した刃部を拡大して示す図である。
図9に示されるX-X線に沿う、ミシン目形成刃の断面図である。
ミシン目が形成された分包袋を示す模式図である。
ミシン目を拡大して示す模式図である。
他の例のミシン目形成刃の斜視図である。
表面側から見た他の例のミシン目形成刃を示す図である。
裏面側から見た他の例のミシン目形成刃を示す図である。
他の例のミシン目形成刃の表面側から見た刃部を拡大して示す斜視図である。
他の例のミシン目形成刃の裏面側から見た刃部を拡大して示す斜視図である。
他の例のミシン目形成刃の刃部を平面視し拡大した図である。
図18に示されるXIX-XIX線に沿う、ミシン目形成刃の断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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