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公開番号2025043214
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-28
出願番号2023150606
出願日2023-09-15
発明の名称液体処理装置
出願人株式会社日本トリム
代理人個人
主分類A61M 1/16 20060101AFI20250321BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】水素を溶解させるための水素溶解装置等を通過する経路で液体を通過させる主流路と、主流路を外れる経路で水を通過させる副流路とを備えつつ、副流路の洗浄を十分に行うことが可能な液体処理装置の実現を目的とした。
【解決手段】液体処理装置1は、水素溶解装置30と、逆浸透膜処理装置40と、液体の中に気泡を生成させる気泡生成装置100と、水素溶解装置30、逆浸透膜処理装置40、及び気泡生成装置100を通液可能に接続することにより形成された流路Sと、を有し、流路Sが、水素溶解装置30及び逆浸透膜処理装置40の双方を通過する経路で液体を通過させる主流路S1と、主流路S1を外れる経路で液体を通過させる副流路S2と、を有し、気泡生成装置100により生成された気泡を含む液体を副流路S2に通過させることができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
液体に対して水素を溶解させる水素溶解装置と、
前記液体に対して逆浸透膜処理を行う逆浸透膜処理装置と、
前記液体の中に気泡を生成させる気泡生成装置と、
前記水素溶解装置、逆浸透膜処理装置、及び前記気泡生成装置を通液可能に接続することにより形成された流路と、
を有し、
前記流路が、
前記水素溶解装置及び前記逆浸透膜処理装置の双方を通過する経路で前記液体を通過させる主流路と、
前記主流路を外れる経路で前記液体を通過させる副流路と、
を有し、
前記気泡生成装置により生成された気泡を含む液体を前記副流路に通過させることができること、を特徴とする液体処理装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記主流路が、前記水素溶解装置及び前記逆浸透膜処理装置の双方を通過する経路で前記液体が循環する循環流を形成可能なものであり、
前記循環流を形成するように前記主流路に液体を循環させることにより、前記主流路、前記水素溶解装置、及び前記逆浸透膜処理装置を含む構成を洗浄する主流路洗浄運転と、
前記気泡生成装置により生成された気泡を含む液体を前記副流路に通過させることにより、前記副流路を含む構成を洗浄する副流路洗浄運転と、
を行えること、を特徴とする請求項1に記載の液体処理装置。
【請求項3】
前記気泡生成装置が前記主流路に設けられており、
前記主流路及び前記副流路が連通した状態において、前記気泡生成装置により生成された気泡を含む液体を前記主流路及び前記副流路に流すことにより、前記主流路洗浄運転及び前記副流路洗浄運転を行えること、を特徴とする請求項2に記載の液体処理装置。
【請求項4】
前記気泡生成装置が、前記副流路に対して接続されていること、を特徴とする請求項1又は2に記載の液体処理装置。
【請求項5】
前記気泡生成装置が、前記流路において前記水素溶解装置と前記逆浸透膜処理装置との間となる位置、及び前記水素溶解装置の少なくともいずれかに接続されていること、を特徴とする請求項1又は2に記載の液体処理装置。
【請求項6】
水素を溶解させた前記液体から脱気した水素を前記気泡生成装置に対して供給する脱気水素供給路を有すること、を特徴とする請求項1又は2に記載の液体処理装置。
【請求項7】
水素を選択的に抽出するフィルタが前記脱気水素供給路に設けられること、を特徴とする請求項6に記載の液体処理装置。
【請求項8】
前記気泡生成装置が、前記液体に含まれている水素を微細化した気泡を生成するものであること、を特徴とする請求項1又は2に記載の液体処理装置。
【請求項9】
前記流路において前記液体を圧送する圧送装置と、
制御装置と、
を有し、
前記気泡生成装置が、前記液体内の圧力を低下させることで、前記液体に含まれる水素を微細化した気泡を生成するものであり、
前記制御装置が、前記気泡生成装置における圧力低下に応じて、前記気泡生成装置から送出される前記液体の圧力が所定の圧力条件を満足するように前記圧送装置の出力を制御すること、を特徴とする請求項1又は2に記載の液体処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体処理装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、血液透析において透析患者に酸化ストレスが発生することが知られている。これは、透析時に発生する活性酸素が原因であると考えられており、この活性酸素を消去して酸化ストレスの軽減を図ることが提案されている。
【0003】
このような知見に基づき、例えば、逆浸透膜(RO膜)で処理され、純化した水(以下、「逆浸透水」という。)に水素を溶存させることにより、高濃度の水素が溶存する透析液を製造する方法が提案されている。そして、この透析液を使用することにより、水素を生体内のヒドロキシラジカルと反応させ、酸化ストレスや炎症反応を抑制することができる。このような透析液を生成するために現粉末を希釈する透析用水を製造するための装置として、例えば下記特許文献1に開示されているような透析用水製造装置が提供されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平9-77672号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、本発明者らは、上記特許文献1に開示されているような透析用水製造装置において、メンテナンスのために洗浄を行うための構成について検討した。特許文献1の透析用水製造装置等においては、電解槽等の装置や機器類、及びこれらの装置等に対して接続された管路によって構成される流路(主流路)おいて、洗浄用の水や薬液を循環させる等して、洗浄運転を行うことが考えられる。しかしながら、このような構成とした場合には、例えば電解槽から酸素が溶存した水を排出するための管路等のように、主流路を外れる経路で水を通過させる副流路には洗浄用の水や薬液が流れず、主流路に比べて洗浄しにくい可能性があるとの知見が得られた。
【0006】
そこで本発明は、水素を溶解させるための水素溶解装置等を通過する経路で液体を通過させる主流路と、主流路を外れる経路で水を通過させる副流路とを備えつつ、副流路の洗浄を十分に行うことが可能な液体処理装置の実現を目的とした。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)本発明の液体処理装置は、液体に対して水素を溶解させる水素溶解装置と、前記液体に対して逆浸透膜処理を行う逆浸透膜処理装置と、前記液体の中に気泡を生成させる気泡生成装置と、前記水素溶解装置、逆浸透膜処理装置、及び前記気泡生成装置を通液可能に接続することにより形成された流路と、を有し、前記流路が、前記水素溶解装置及び前記逆浸透膜処理装置の双方を通過する経路で前記液体を通過させる主流路と、前記主流路を外れる経路で前記液体を通過させる副流路と、を有し、前記気泡生成装置により生成された気泡を含む液体を前記副流路に通過させることができること、を特徴とするものである。
【0008】
(2)本発明の液体処理装置は、前記主流路が、前記水素溶解装置及び前記逆浸透膜処理装置の双方を通過する経路で前記液体が循環する循環流を形成可能なものであり、前記循環流を形成するように前記主流路に液体を循環させることにより、前記主流路、前記水素溶解装置、及び前記逆浸透膜処理装置を含む構成を洗浄する主流路洗浄運転と、前記気泡生成装置により生成された気泡を含む液体を前記副流路に通過させることにより、前記副流路を含む構成を洗浄する副流路洗浄運転と、を行えるものであると良い。
【0009】
(3)本発明の液体処理装置は、前記気泡生成装置が前記主流路に設けられており、前記主流路及び前記副流路が連通した状態において、前記気泡生成装置により生成された気泡を含む液体を前記主流路及び前記副流路に流すことにより、前記主流路洗浄運転及び前記副流路洗浄運転を行えるものであると良い。
【0010】
(4)本発明の液体処理装置は、前記気泡生成装置が、前記副流路に対して接続されているものであると良い。
(【0011】以降は省略されています)

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