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公開番号2025042860
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-28
出願番号2023150038
出願日2023-09-15
発明の名称抗腫瘍水溶液の製造方法および抗腫瘍水溶液
出願人国立大学法人東海国立大学機構
代理人弁理士法人あいち国際特許事務所
主分類A61K 31/722 20060101AFI20250321BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】生体高分子を原料に用いた抗腫瘍水溶液を提供する。
【解決手段】抗腫瘍水溶液の製造方法は、キトサンを含むキトサン含有水溶液にプラズマを照射してプラズマ照射水溶液を生成する工程を有している。抗腫瘍水溶液の製造方法においては、プラズマの生成に用いるプラズマ生成用ガスとして、Arガス、ArとN2との混合ガス、ArとN2とO2との混合ガス、または、ArとO2との混合ガスを用いる。生成したプラズマ照射水溶液は、培養液により希釈することが好ましい。抗腫瘍水溶液は、グリセリン酸、酢酸エチル、および、トリカルバリル酸を含む。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
キトサンを含むキトサン含有水溶液にプラズマを照射してプラズマ照射水溶液を生成する工程を有しており、
前記プラズマの生成に用いるプラズマ生成用ガスが、Arガス、ArとN

との混合ガス、ArとN

とO

との混合ガス、または、ArとO

との混合ガスである、
抗腫瘍水溶液の製造方法。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
生成した前記プラズマ照射水溶液を培養液により希釈する、
請求項1に記載の抗腫瘍水溶液の製造方法。
【請求項3】
前記プラズマ生成用ガスがArガスである場合、前記プラズマ照射水溶液を32倍以上の希釈率にて希釈し、
前記プラズマ生成用ガスがArとN

との混合ガスである場合、前記プラズマ照射水溶液を4倍以上の希釈率にて希釈し、
前記プラズマ生成用ガスがArとN

とO

との混合ガスである場合、前記プラズマ照射水溶液を8倍以上の希釈率にて希釈し、
前記プラズマ生成用ガスがArとO

との混合ガスである場合、前記プラズマ照射水溶液を32倍以上の希釈率にて希釈する、
請求項2に記載の抗腫瘍水溶液の製造方法。
【請求項4】
前記キトサン含有水溶液における前記キトサン濃度が1質量%以下である、
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の抗腫瘍水溶液の製造方法。
【請求項5】
グリセリン酸、酢酸エチル、および、トリカルバリル酸を含む抗腫瘍水溶液。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、抗腫瘍水溶液の製造方法および抗腫瘍水溶液に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
プラズマ技術は、電気、化学、材料の各分野に応用されている。そして、近年においては、医療への応用が活発に研究されるようになっている。例えば、特定成分を含む水溶液にプラズマを照射することにより、抗腫瘍効果を奏する抗腫瘍水溶液を製造する研究がなされている。
【0003】
具体的には、例えば、特許文献1には、リン酸水素二ナトリウムと、炭酸水素ナトリウムと、L-グルタミンと、L-ヒスチジンと、L-チロシン二ナトリウム二水和物とのうちの少なくとも1種類を含む溶質に水を添加した水溶液にプラズマを照射することにより、抗腫瘍水溶液を製造する方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2013/128905号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
プラズマを利用した抗腫瘍水溶液の製造においては、プラズマを照射する前の水溶液に添加する出発原料の選択が重要となる。特許文献1においては、リン酸水素二ナトリウム、炭酸水素ナトリウムなどの無機化合物を出発原料に用いているが、医療用途への適用の観点からは、生体適合性および生分解性に優れた生体高分子を用いることが望ましい。
【0006】
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、生体高分子を原料に用いた抗腫瘍水溶液を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様は、
キトサンを含むキトサン含有水溶液にプラズマを照射してプラズマ照射水溶液を生成する工程を有しており、
前記プラズマの生成に用いるプラズマ生成用ガスが、Arガス、ArとN

との混合ガス、ArとN

とO

との混合ガス、または、ArとO

との混合ガスである、
抗腫瘍水溶液の製造方法にある。
【0008】
本発明の他の態様は、
グリセリン酸、酢酸エチル、および、トリカルバリル酸を含む抗腫瘍水溶液にある。
【発明の効果】
【0009】
上記抗腫瘍水溶液の製造方法は、上記構成を有している。そのため、上記抗腫瘍水溶液の製造方法によれば、生体高分子であるキトサンを原料に用いて抗腫瘍水溶液を製造することができる。
【0010】
上記抗腫瘍水溶液は、上記構成を有している。上記抗腫瘍水溶液は、生体高分子であるキトサンを原料に用いた上記抗腫瘍水溶液の製造方法を経ることにより得ることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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