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公開番号2025042410
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-27
出願番号2023149412
出願日2023-09-14
発明の名称原反ロール装着方法
出願人大森機械工業株式会社
代理人個人
主分類B65H 19/12 20060101AFI20250319BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】 原反ロール並びに原反ロールから引き出される包装フィルムの先端を保持するフィルム端部治具を、フィルムサプライ装置の適宜位置に装着可能にする
【構成】 台車の支持軸で支持されている原反ロールをプッシャー板部材で押し出して、原反ロールを待機中(左側)の回転支持軸7に移し替える工程(図19(a))と、円板8を反時計方向に回転させ、待機中の回転支持軸を下方に位置させ、フィルムサプライ装置に隣接して配置された協働ロボットを用いて治具受け部に支持されるフィルム端部治具100を保持するとともに、待機中の回転支持軸に隣接して円板に配置される治具取付台110に移し替える工程(図19(a))を有する。治具取付台は、(a)の回転支持軸にセットされた原反ロールの裏に隠れた状態から、(b)の手前側に来て周囲が開けた状態になり、容易に装着できる。
【選択図】 図19
特許請求の範囲【請求項1】
包装機本体に帯状の包装フィルムを連続して供給するフィルムサプライ装置に対して、前記包装フィルムが巻き取られた原反ロールを装着する方法であって、
前記フィルムサプライ装置は、前記包装機本体に被包装物を供給する搬送ラインの下方に配置され、回転支持体と、その回転支持体の前面に取り付けられた複数の回転支持軸と、前記回転支持体の回転により供給位置に至った回転支持軸と、それに隣接する待機中の回転支持軸にそれぞれ装着された原反ロールから繰り出される前記包装フィルム同士を接合する接合手段とを備え、
前記原反ロールを着脱可能に支持する支持部材を備えた台車を、前記フィルムサプライ装置の手前に移動する第1工程と、
前記台車の支持部材で支持されている前記原反ロールを、前記台車が前記回転支持軸に向けて前進移動或いは前記台車に備えるプッシャー部材を前記原反ロールの軸方向の後面に接触させるとともに前方に付勢することで、前記原反ロールを前記待機中の回転支持軸に移し替える第2工程と、
前記フィルムサプライ装置に隣接して配置された協働ロボットを用いて前記原反ロールに巻き取られた包装フィルムの先端側を保持するとともに、その先端側を前記待機中の回転支持軸に隣接して前記回転支持体に配置される取付台に移し替える第3工程を有し、
前記取付台は、前記待機中の回転支持軸と前記供給位置にある回転支持軸の間に位置し、前記協働ロボットからみて所定の回転支持軸が前記供給位置に位置する際の前記待機中の回転支持軸の裏側に位置するように構成され、
前記第3工程は、前記回転支持体を回転させ、前記待機中の前記回転支持軸を下方に位置させた状態で行う
原反ロール装着方法。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
前記第3工程に加え前記第2工程も、前記待機中の前記回転支持軸を下方に位置させた状態で行う請求項1に記載の原反ロール装着方法。
【請求項3】
前記回転支持軸は2個備え、
前記供給位置にある回転支持軸は、前記待機中の回転支持軸よりも低い位置にあり、
前記協働ロボットは、前記待機中の回転支持軸側に配置される
請求項1または2に記載の原反ロール装着方法。
【請求項4】
前記台車は、前記支持部材に支持される前記原反ロールに巻き取られた包装フィルムの先端側を保持するフィルム端部治具を着脱可能に支持する治具受け部を備え、
前記第3工程は、前記協働ロボットを用いて前記治具受け部に支持される前記フィルム端部治具を保持するとともに、前記取付台に移し替える
請求項1または2に記載の原反ロール装着方法。
【請求項5】
前記支持部材は、前記原反ロールの軸方向に貫通する孔部内に挿入可能な支持軸であり、
前記プッシャー部材と前記治具受け部は、一体となって前記支持軸に沿って前進移動し、前記原反ロールを前記回転支持軸に移し替える
請求項4に記載の原反ロール装着方法。
【請求項6】
前記台車は、自走機能を備えず、
前記第1工程は、自走する搬送装置により前記台車を搬送することで行う請求項1または2に記載の原反ロール装着方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、原反ロール装着方法に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
包装機は、包装機本体に対して原反ロールに巻き取られた帯状の包装フィルムを連続して供給するフィルム供給装置を備えている。このフィルム供給装置は、原反ロールを回転可能に支持する回転支持軸を1または複数本備える。回転支持軸は、フィルム供給装置の奥側に配置される取付板に、軸周りに自転可能に片持ち支持状で取付けられる。取付板は、固定されて回転支持軸の位置が不変のものや、特許文献1に開示されるリボルバー式のように、回転する円板から構成されるもの等がある。何れの場合も、片持ち支持状の回転支持軸の先端側から原反ロールをセットする。
【0003】
原反ロールは、両端が開口された円筒状の紙管の周囲に帯状フィルムが巻き取られて構成される。そして、原反ロールを回転支持軸にセットする場合、通常、作業員が台車等を用いて原反ロールをフィルム供給装置の付近まで搬送し、人手にて原反ロールを持ち上げ、回転支持軸の先端に紙管の一方の開口部を合わせるとともに、原反ロールを奥側に押し込むことで行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-36479号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
原反ロールは重いため、人手で回転支持軸の設置位置まで持ち上げたり、持ち上げた状態で回転支持軸に対して水平に押し込んだりする作業が煩雑である。そこで、装置を用いて装着の一部または全部を自動化したいという課題がある。
【0006】
また、係る自動化を行うにあたり、装置構成が複雑化すると制御も煩雑になるとともに、装置が大型化するため、好ましくない。よって、簡単な構成で実現したいという課題もある。
【0007】
上述した課題はそれぞれ独立したものとして記載しているものであり、本発明は、必ずしも記載した課題の全てを解決できる必要はなく、少なくとも一つの課題が解決できればよい。またこの課題を解決するための構成についても単独で分割出願・補正等により権利取得する意思を有する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
[本発明に至った経緯]
自動化に当たり、本発明者は、原反ロールを水平状態で一時的に保持する手段を備えた台車を、AGV(AUTOMATIC GUIDED VEHICLE:無人搬送車)等の自走する搬送装置により搬送し、包装機(フィルム供給装置内のフィルムサプライ装置)の付近に移動する。そして、台車で保持している原反ロールを包装機のフィルム供給装置の回転支持軸に対向させ、保持している原反ロールを回転支持軸に移し替えることを考えた。
【0009】
原反ロールをフィルム供給装置に自動装填することを考えると、上述のように原反ロールを回転支持軸に移し替える作業に加え、移し替えた原反ロールから引き出される帯状の包装フィルムの先端側を、フィルム供給装置の所定位置にセットする作業も自動的に行う必要がある。そこで本発明者は、例えば3次元空間を移動するロボットアームを備えた協働ロボットを用い、包装フィルムの先端側を保持してフィルム供給装置内のフィルムセット位置まで移動することを考えた。係る場合において、例えば包装機が逆ピロー包装機などのように、フィルムサプライ装置の上方側に製品供給コンベアなどの装置が配置されているために協働ロボットの動作エリアは制限されてしまう。そして、原反ロールを装着する回転支持軸の位置が高いと、その回転支持軸に原反ロールをセットすると、その原反ロールと製品供給コンベア等の周囲に配置される装置との間の空間が狭く、協働ロボットが包装フィルムの先端をセットできない事態を生じ、原反ロールの自動装填が困難になるという課題を発見した。また、原反ロールを自動装填するためには、協働ロボットの移動空間を確保するためにフィルムサプライ装置や包装機の大型化を招いたり、包装フィルムを奥側まで届けることから協働ロボット、特にロボットアームの大型化を招いたりする。
【0010】
発明者は、これらの課題並びにそれに付随して新たに発生する課題等に基づき鋭意工夫して以下に示す各解決手段を創案した。
(【0011】以降は省略されています)

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