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公開番号
2025041969
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-26
出願番号
2024233233,2022038216
出願日
2024-12-30,2022-03-11
発明の名称
希釈または非精製試料における核酸の正確な並行定量のための方法
出願人
ゲノミル ヘルス オサケユイチア
,
Genomill Health Oy
代理人
個人
主分類
C12Q
1/6806 20180101AFI20250318BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】大量の試料(最大数十ミリリットル)、ならびに/または希釈かつ/もしくは非精製試料材料からの高度にスケーラブルで正確な標的定量のために次世代シーケンシングを使用する方法を提供する。
【解決手段】本開示は、主に遺伝子標的および変異体の検出に使用される、複雑なDNAプール中の遺伝子標的を検出および定量するためのプローブを含む方法およびキットに関する。本発明は、非常に不純な試料、例えばこれらに限定されないが、尿、生検、唾液および他の分泌物、呼気水分抽出物、組織、血漿(液体生検)などを含む、ヒトまたは動物の身体から得られた試料において疾患を引き起こす遺伝子変異を検出する分野での特定の用途を見出す。本発明は、遺伝子標的毎に1以上の標的特異性核酸プローブ(左プローブおよび右プローブ)、および架橋オリゴまたは架橋オリゴ複合体を使用する。
【選択図】図2B
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の試料中の1以上の標的ヌクレオチド配列をハイスループット検出する方法であって、
(i)前記各試料中の各標的ヌクレオチド配列に、
第1のプローブ、第2のプローブおよび架橋オリゴまたは互いにアニーリングして架橋オリゴ複合体を形成することができる複数のオリゴヌクレオチド、を提供し、
前記第1のプローブは、分子の5’末端から出発し、第1の架橋オリゴ特異性配列、選択的に第1の配列バーコード、および第1のプローブの3’末端に第1の標的特異性部分を含み;
前記第2のプローブは、分子の5’末端から出発し、第2の標的特異性部分、選択的に第2の配列バーコード、および第2のプローブの3’末端に第2の架橋オリゴ特異性配列を含み;
前記架橋オリゴまたは架橋オリゴ複合体は、前記第1のプローブおよび前記第2のプローブのそれぞれの前記第1の架橋オリゴ特異性配列および前記第2の架橋オリゴ特異性配列に相補的な配列、及び、選択的に第3のバーコードを有し;
前記第1の配列バーコードまたは前記第2の配列バーコードまたは前記第3のバーコードの少なくとも1つが、それぞれ前記第1のプローブまたは前記第2のプローブまたは前記架橋オリゴまたは架橋オリゴ複合体中に存在し;
前記第1のプローブまたは前記第2のプローブまたは前記架橋オリゴまたは架橋オリゴ複合体の少なくとも1つが、第1の捕捉部分を含む、工程と、
(ii)前記1以上の各標的ヌクレオチド配列について、前記第1のプローブおよび前記第2のプローブを、好ましくは別個のチューブ内の前記試料の各々について、前記架橋オリゴまたは架橋オリゴ複合体を形成できる複数のオリゴヌクレオチドと接触させ、複数のライゲーション複合体への自己アニーリングを可能にする工程と、
(iii)前記標的ヌクレオチド配列について試験される前記試料の各々に存在する核酸を、前記ライゲーション複合体と接触させる工程と、
(iv)前記第1のプローブおよび前記第2のプローブの各前記第1の標的特異性部分および前記第2の標的特異性部分を、前記標的配列上の本質的に隣接する部分にハイブリダイズさせて、それにより、ハイブリダイゼーション複合体を形成する工程と、
(v)前記ハイブリダイゼーション複合体を、第2の捕捉部分を含む固体支持体と接触させ、前記ハイブリダイゼーション複合体が前記固体支持体に連結されるように、前記第1の捕捉部分と前記第2の捕捉部分とを相互作用させる工程と、
(vi)前記固体支持体に連結されていない前記試料の成分から、前記固体支持体に連結したハイブリダイゼーション複合体を分離する工程と、
(vii)前記ハイブリダイゼーション複合体中の前記プローブをライゲーションさせて、ライゲーションされたライゲーション複合体を供給する工程と、
(viii)選択的に、前記複数の試料から前記ライゲーションされたライゲーション複合体をプールする工程と、
(ix)1以上の前記ライゲーションされたライゲーション複合体から核酸を増幅する工程と、
(x)工程(ix)で得られた前記核酸をハイスループットシーケンシング技術に供して、前記バーコード配列を決定する工程と、および
(xi)前記第1の標的特異性部分および/または前記第2の標的特異性部分の少なくとも一部、および/または前記第1のバーコードおよび/または前記第2のバーコードの少なくとも一部、および/または前記第3のバーコードの少なくとも一部を決定することによって、前記複数の試料中の前記標的ヌクレオチド配列の存在および/または数を特定する工程と、を含み、
前記工程(vii)および(viii)が、任意の順序で実行され得る方法。
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【請求項2】
前記複数の試料が、血液試料、唾液試料、尿試料または糞便試料、他の体液の試料または身体物質からの抽出物を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1の捕捉部分がビオチン部分であり、前記第2の捕捉部分がストレプトアビジン部分またはアビジン部分である、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
工程(vi)と(vii)との間に洗浄工程が行われる、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記シーケンシングが次世代DNAまたはRNAシーケンシングによって行われる、請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記第1のプローブの3’末端または前記第2のプローブの5’末端、またはその両方が、前記第1のプローブが前記第2のプローブへ化学的にライゲーションできるように修飾される、請求項1~5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記第1のプローブまたは前記第2のプローブ、またはその両方の架橋部分が、前記架橋オリゴまたは架橋オリゴ複合体への結合を改善させるための化学修飾された塩基を含む、請求項1~6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記第1の標的特異性部分、前記第2の標的特異性部分、前記第1の架橋オリゴ特異性配列、および/または前記第2の架橋オリゴ特異性配列が、互いに独立して1以上の化学修飾ヌクレオチドを有する、請求項1~7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
T7 RNAポリメラーゼのプロモーター配列が、前記第1のプローブ、前記第2のプローブまたは前記架橋オリゴまたは架橋オリゴ複合体に存在し、
工程(ix)における前記増幅が、前記ライゲーションされたライゲーション複合体に組み込まれた前記T7 RNAポリメラーゼプロモーターからRNA合成を開始するT7 RNAポリメラーゼを使用する前記1以上のライゲーションされたライゲーション複合体からのRNA合成を含む、請求項1~8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記第1のプローブ、前記第2のプローブ、または前記架橋オリゴまたは架橋オリゴ複合体が、ウラシル特異的切除試薬を用いた切断による線状化を可能にするデオキシウリジン部分を含む、請求項9に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の開示は、1以上の核酸標的を正確に、かつ大規模に並行して定量するための改良された次世代DNAシーケンシング方法に関する。より詳細には、本開示は、主に遺伝子標的および変異体の検出に使用される、複雑なDNAプール中の遺伝子標的を検出および定量するためのプローブを含む方法およびキットに関する。本発明は、非常に不純な試料、例えばこれらに限定されないが、尿、生検、唾液および他の分泌物、呼気水分抽出物、組織、血漿(液体生検)などを含む、ヒトまたは動物の身体から得られた試料において疾患を引き起こす遺伝子変異を検出する分野での特定の用途を見出す。本発明は、遺伝子標的毎に1以上の標的特異性核酸プローブ(左プローブおよび右プローブ)、および架橋オリゴまたは架橋オリゴ複合体を使用する。
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【背景技術】
【0002】
ある植物および動物における遺伝的変異の検出は、研究技術の進歩によって、面倒なものではない。しかしながら、特に弱いシグナルを有する試料における突然変異などの遺伝子変異の検出および正確な定量は、シーケンシングコストの低下にもかかわらず、現在依然として面倒で、労力を要し、高価である。コンセンサスバックグラウンドに対する遺伝子シグナルを検出するための特異性、弱い遺伝子シグナルを検出するための感度、検出されたシグナルを正確に定量するための精度、アッセイあたりの標的化遺伝子標的のスループット数、アッセイあたりのコスト、複数の試料を並行してアッセイする場合のアッセイコスト規模を決定するための評価、および試料採取から結果までの時間の長さを決定するためのターンオーバーなど、様々な問題はより正確に示されうる。
【0003】
現在、液体生検の典型的な定量方法および概念的に類似したアッセイ(抗生物質耐性遺伝子検出など)には、定量PCR(qPCR)、アレイqPCR、デジタルPCR、多重ライゲーション依存性プローブ増幅(MLPA)、または次世代DNAシーケンシングデータからの定量が含まれる。定量方法は確固とした、かつ良好に確立された方法であるが、各方法は、以下により詳細に説明する特定の問題に関連している。
【0004】
定量PCR:定量PCR(qPCR)は、PCR中の、すなわちリアルタイムでの標的DNA分子の増幅を含む技術である。リアルタイムPCRは、定量的に(定量的リアルタイムPCR)、および半定量的に、すなわち一定量のDNA分子より多い/少ない(半定量的リアルタイムPCR)場合、に使用され得る。定量的PCR(qPCR)は、遺伝子標的定量の絶対的な基準である。現在、qPCR反応の実験室コストは約2ドルである。しかしながら、反応を準備するための相当な実践時間(労働コスト)、標準曲線の必要性、および各定量化標的についての反復を考慮に入れると、事実、実際のコストははるかに高い。各遺伝子標的について別個の定量実験が必要とされるため、実践時間の量は、試料数の増加に伴って急激に変化する。
【0005】
アレイPCR:PCRアレイは、関連する経路または疾患に焦点を当てた遺伝子のパネルの発現を分析するための最も信頼性の高いツールである。96ウェルプレート、384ウェルプレート、または100ウェルディスクのPCRアレイは、それぞれ、焦点を当てた遺伝子パネルの徹底的に研究されたパネルのためのSYBR Green最適化プライマーアッセイを含む。qPCR技術のより新しい反復法は、個々のqPCR反応を小型化するアレイqPCRである。アレイPCRは、個々のqPCR反応のコストを下げ、複数の標的および試料に対する方法のスケーラビリティを改善する。しかしながら、この方法は、現在、チップあたり数千ドルのコストに、さらに読み出し基礎設備の大きな資本を加えたコストで、12個の試料からの384個の標的(または逆に384個の試料からの12個の標的)に限定されている。従って、前記機構を使用した数千の試料のプロファイリングは、依然として極端に費用が高い。
【0006】
デジタルPCR:デジタルポリメラーゼ連鎖反応(デジタルPCR、DigitalPCR、dPCR、またはdePCR)は、液滴マイクロ流体および蛍光検出によって標的の絶対定量を提供する方法である。この方法論は比較的費用対効果が高い(試料あたり1つの標的のコストは約3ドル)が、各試料の各標的についてそれぞれ実験を準備し、設定し、実行するための実践時間は、数千の試料規模には不十分である。
【0007】
多重ライゲーション依存性プローブ増幅(MLPA)は、個々の試料中の複数の遺伝子標的の検出を単純化するためのアプローチを提供する。しかしながら、MLPAは、標的の相対的な定量しか提供せず、各試料について別個の検出実験を必要とする。さらに最近では、MLPAの変形は、DNAのバーコード化からコンセプトを導入する。このコンセプトは、従来のMLPAワークフローよりも良好な定量的分離および試料多重化を可能にする。
【0008】
次世代シーケンシングベースのアプローチ:次世代シーケンシング(NGS)は、配列ベースの遺伝子発現分析をアナログ技術の「デジタル」代替物にするハイスループットシーケンシングとしても知られる。次世代DNAシーケンシングデータからの標的計数は、DNAシーケンシングのコストが低下し続けるにつれてますます魅力的になってきており、現在、例えばNIPTスクリーニングで使用されている。しかしながら、現在のアプローチは、高いシーケンシングライブラリー調製コスト、および関連性のない遺伝子標的のシーケンシングに浪費されるシーケンシング労力に悩まされている。例えば、癌関連液体生検では、非標的化アプローチは、腫瘍学的に関連性のない遺伝子座に対するシーケンシング労力の浪費をもたらす。胎児診断において、遺伝子座の非標的化試料採取は、データを解釈するための統計的選択肢をかなり制限する。Guardant Health Incは、より標的化されたシーケンシングアプローチを提供し、それはRNA捕捉プローブのアレイが次世代DNAシーケンシングの標的を濃縮する。
【0009】
Akhrasら(2007)PLoS ONE 2(2):e223は、バーコード化標的特異性プローブ、標的環状化およびシーケンシングを含む多重病原体検出アッセイを開示している。標的特異性プローブをライゲーションするための架橋オリゴヌクレオチドの使用も開示される。
国際公開第2019/038372号は、目的の標的配列を選択的に増幅し、シーケンシングする次世代シーケンシングアプローチを記載している。この方法は、試料中の多くの標的配列の正確かつ並行した検出および定量を可能にするが、より複雑で大量かつ/または不純な試料は、依然として困難である。
したがって、前記議論に照らして、前記の欠点、例えば、これらに限定されないが、核酸標的の正確かつ大規模に並行した定量を通じた特異性、感度、精度、スループット、コスト、評価およびターンオーバーを克服する必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
国際公開第2019/038372号公報
【非特許文献】
(【0011】以降は省略されています)
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