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公開番号2025041942
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-26
出願番号2024231369,2021544423
出願日2024-12-26,2020-02-28
発明の名称気化器カートリッジを備える気化器デバイス
出願人ジュール・ラブズ・インコーポレイテッド,JUUL Labs, Inc.
代理人アインゼル・フェリックス=ラインハルト,個人,個人,個人,個人,個人
主分類A24F 40/42 20200101AFI20250318BHJP(たばこ;葉巻たばこ;紙巻たばこ;喫煙具)
要約【課題】気化器カートリッジと連結するように構成された気化器デバイスを提供する。
【解決手段】カートリッジ1320は、カートリッジハウジングと、リザーバ1340、ウィックハウジング、加熱要素1350、ウィッキング要素1362とを含み、カートリッジハウジングはカートリッジが気化器デバイスと連結されたときに気化器デバイス内の受け口の開いた頂部より下に延在し、リザーバは気化可能材料を収容し、加熱要素はウィックハウジング内に少なくとも部分的に配置された加熱部分とウィックハウジング外に少なくとも部分的に配置された接点部分とを含み、接点部分は受け口内の受け口接点との電気的連結を形成するカートリッジ接点を含み、ウィッキング要素はウィックハウジング内で加熱要素の加熱部分に近接して配置され、ウィッキング要素は加熱要素による気化のためにウィックハウジングに気化可能材料を引き込むように構成されている。
【選択図】図2A
特許請求の範囲【請求項1】
気化器デバイス用のカートリッジであって、
前記カートリッジが気化器デバイスと連結されたときに、前記気化器デバイス内の受け口の開いた頂部より下に延在するように構成されたカートリッジハウジングと、
前記カートリッジハウジング内に配置され、気化可能材料を収容するように構成されたリザーバと、
前記カートリッジハウジング内に配置されたウィックハウジングと、
前記ウィックハウジング内に少なくとも部分的に配置された加熱部分および前記ウィックハウジング外に少なくとも部分的に配置された接点部分を含む加熱要素であって、前記接点部分が前記気化器デバイスの前記受け口内の1つ以上の受け口接点との電気的連結を形成するように構成された1つ以上のカートリッジ接点を含んでいる加熱要素と、
前記ウィックハウジング内で前記加熱要素の前記加熱部分に近接して配置されたウィッキング要素であって、前記加熱要素による気化のために、前記リザーバから前記ウィックハウジングに前記気化可能材料を引き込むように構成されたウィッキング要素と、
を備える、カートリッジ。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記接点部分は、さらに、前記気化器デバイスの前記受け口との機械的連結を形成するように構成されており、前記機械的連結により、前記気化器デバイスの前記受け口内に前記カートリッジが固定されている、請求項1記載のカートリッジ。
【請求項3】
前記受け口は、前記気化器デバイスの本体の第2の部分より小さい断面寸法を有する前記気化器デバイスの前記本体の第1の部分を備え、前記カートリッジが前記気化器デバイスと連結されたときに、前記カートリッジハウジングと前記気化器デバイスの前記本体の前記第2の部分との間に凹部領域が形成されている、請求項1または2記載のカートリッジ。
【請求項4】
前記受け口は、前記カートリッジが前記気化器デバイスと連結されたときに、前記ウィックハウジングの底部における1つ以上のスロットと流体連結を形成する1つ以上の空気入口を含み、前記1つ以上のスロットは、前記1つ以上の空気入口に入った空気が前記ウィックハウジングにさらに入ることを可能にするように構成されており、前記1つ以上の空気入口は、前記凹部領域に配置されている、請求項3記載のカートリッジ。
【請求項5】
前記1つ以上の空気入口は、概ね、0.6ミリメートルと1.0ミリメートルとの間の直径を有する、請求項4記載のカートリッジ。
【請求項6】
前記1つ以上のスロットそれぞれの内部は、前記ウィックハウジングの前記底部における前記1つ以上のスロットの寸法より小さい前記1つ以上のスロットの内側寸法により形成された少なくとも1つの段部を含み、前記少なくとも1つの段部は、前記ウィックハウジング内の前記気化可能材料が前記1つ以上のスロットから流出するのを防止するためにメニスカスが形成される狭窄点を提供している、請求項4または5記載のカートリッジ。
【請求項7】
前記ウィックハウジングの前記底部における前記1つ以上のスロットの前記寸法は、概ね、長さ1.2ミリメートル×幅0.5ミリメートルであり、前記1つ以上のスロットの前記内側寸法は、概ね、長さ1.0ミリメートル×幅0.30ミリメートルである、請求項6記載のカートリッジ。
【請求項8】
前記加熱要素の前記加熱部分および前記加熱要素の前記接点部分は、基板材料を折り畳むことにより形成されており、前記基板材料は、前記加熱要素の前記加熱部分を形成するための1つ以上の櫛歯を含むように切断されており、前記基板材料は、さらに、前記加熱要素の前記接点部分を形成するための1つ以上の脚部を含むように切断されている、請求項1から7までのいずれか1項記載のカートリッジ。
【請求項9】
前記加熱要素の前記接点部分は、少なくとも第1のジョイント、第2のジョイントおよび第3のジョイントを形成するように、前記1つ以上の脚部のそれぞれを折り畳むことにより形成されており、前記第1のジョイントは、前記第2のジョイントと前記第3のジョイントとの間に配置されており、前記第2のジョイントは、前記1つ以上の脚部それぞれの先端と前記第1のジョイントとの間に配置されている、請求項8記載のカートリッジ。
【請求項10】
前記1つ以上のカートリッジ接点は、前記第2のジョイントに配置されており、前記加熱要素は、前記ウィックハウジングの外部と、前記第1のジョイントと前記第3のジョイントとの間の前記1つ以上の脚部それぞれの一部との間の第1の機械的連結により、前記ウィックハウジングに固定されており、前記カートリッジは、前記第2のジョイントと前記気化器デバイスの前記受け口との間の第2の機械的連結により、前記気化器デバイスの前記受け口に固定されている、請求項9記載のカートリッジ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
この出願は、2019年10月9日に出願された「HEATING ELEMENT」と題する米国仮特許出願第62/913,135号、2019年2月28日に出願された「RESERVOIR OVERFLOW CONTROL WITH CONSTRICTION POINTS」と題する米国仮特許出願第62/812,148号、2019年2月28日に出願された「CARTRIDGE FOR A VAPORIZER DEVICE」と題する米国仮特許出願第62/812,161号、2019年10月14日に出願された「CARTRIDGE FOR A VAPORIZER DEVICE」と題する米国仮特許出願第62/915,005号、2019年11月4日に出願された「VAPORIZER DEVICE」と題する米国仮特許出願第62/930,508号、2019年12月12日に出願された「VAPORIZER DEVICE」と題する米国仮特許出願第62/947,496号および2020年2月25日に出願された「VAPORIZER DEVICE WITH VAPORIZER CARTRIDGE」と題する米国仮特許出願第62/981,498号の優先権を主張する。前述の出願の開示は、参照によりその全体が本明細書に援用される。
続きを表示(約 2,800 文字)【0002】
技術分野
本明細書に記載された主題は、概して、気化器デバイス、より詳細には、気化器カートリッジと連結するように構成された気化器デバイスに関する。
【0003】
背景
気化器、電子気化器デバイスまたはe気化器デバイスと呼ばれることもある気化器デバイスは、気化デバイスのユーザによる、1つ以上の有効成分を含有するエアロゾル(例えば、蒸気)の吸入によるエアロゾルの供給に使用することができる。例えば、eタバコと呼ばれることもある電子タバコは、典型的には、バッテリ電源が供給され、喫煙の体験をシミュレートするために使用することができるが、タバコまたは他の物質の燃焼を伴わない種類の気化器デバイスである。
【0004】
気化器デバイスの使用において、ユーザは、一般的に蒸気と呼ばれるエアロゾルを吸入し、このエアロゾルは、液体、溶液、固体、ワックスまたは特定の気化器デバイスの使用に適合する場合がある任意の他の形態であってよい気化可能材料を気化させる(一般的には、液体または固体を少なくとも部分的に気相に移行させることを指す)加熱要素により生成することができる。気化器と共に使用される気化可能材料は、(例えば、ユーザによる吸入のための)マウスピースを含むカートリッジ(例えば、気化可能材料をリザーバに収容する気化器の一部)内に提供することができる。
【0005】
気化器デバイスにより生成された吸入可能なエアロゾルを受容するために、ユーザは、特定の例では、パフ(puff)を行うことにより、ボタンを押すことによりまたは何等かの他のアプローチにより、気化器デバイスを作動させることができる。一般的に使用される(本明細書でも使用される)パフという用語は、一定量の空気を気化器デバイス内に引き込ませ、これにより、吸入可能なエアロゾルが気化した気化可能材料と空気との混合により生成される形式でのユーザによる吸入を指す。
【0006】
気化器デバイスが気化可能材料から吸入可能なエアロゾルを生成する典型的なアプローチは、気化可能材料を気化チャンバ(またはヒータチャンバ)内で加熱して、気化可能材料を気相(または蒸気相)に変換させることを含む。気化チャンバは、一般的には、熱源(例えば、伝導性、対流性および/または放射性)により気化可能材料が加熱されて、空気と気化した気化可能材料との混合物を生成し、気化デバイスのユーザによる吸入のための蒸気を形成する、気化器デバイスにおける領域および容積を指す。
【0007】
一部の気化器デバイスの実施形態では、気化可能材料をリザーバからウィッキング要素(ウィック)を介して気化チャンバ内に引き込ませることができる。気化可能材料の気化チャンバへのこのような引き込みは、少なくとも部分的に、気化チャンバの方向にウィックに沿って気化可能材料を引っ張るウィックにより提供される毛管作用に起因し得る。しかしながら、気化可能材料がリザーバから引き出されると、リザーバ内の圧力が低下し、それにより、真空が生じ、毛管作用に逆らって作用する。これは、気化可能材料を気化チャンバ内に引き込むウィックの有効性を低下させる場合があり、それにより、ユーザが気化器デバイスをパフする場合等に、気化デバイスが所望量の気化可能材料を気化させる有効性が低下する。さらに、リザーバ内に生じた真空により、最終的に、気化可能材料の全てを気化チャンバ内に引き込むことができず、それにより、気化可能材料を浪費するおそれがある。したがって、これらの問題を改善するかまたは克服する改善された気化デバイスおよび/または気化カートリッジが所望されている。
【0008】
本主題と一致して本明細書で使用される気化器デバイスという用語は、一般的には、個人での使用に便利な携帯型の内蔵型デバイスを指す。典型的には、このようなデバイスは、気化器上の1つ以上のスイッチ、ボタン、タッチセンシティブデバイスまたは他のユーザ入力機能等により制御(一般的には、コントロールと呼ばれることもある)されるが、外部コントローラ(例えば、スマートフォン、スマートウォッチ、他のウェアラブル電子デバイス等)と無線通信することができる多くのデバイスを近年利用できるようになってきている。この文脈において、コントロールは、一般的には、ヒータをオンおよび/もしくはオフにすること、動作中にヒータが加熱される最低温度および/もしくは最高温度を調整すること、デバイス上でユーザがアクセスすることができる種々のゲームもしくは他の対話型機能ならびに/または他の動作のいずれかを含むことができるが、これらに限定されない各種の動作パラメータのうちの1つ以上に影響を及ぼす能力を指す。
【0009】
各種の内容物およびこのような内容物の一部を有する種々の気化可能材料をカートリッジに収容することができる。一部の気化可能材料は、例えば、特定の有効成分割合を必要とする調整により、例えば、気化可能材料の総体積当たり、より少ない割合の有効成分を有することができる。したがって、ユーザは、所望の効果を達成するために、(例えば、カートリッジ内に蓄えることができる気化可能材料の全体積と比較して)大量の気化可能材料を気化させる必要がある場合がある。
【0010】
概要
本主題の特定の態様では、電子気化器デバイスの特定の影響を受けやすいコンポーネント内またはその付近に液状の気化可能材料が存在することに関連する課題に、本明細書に記載された特徴のうちの1つ以上を含めることによりまたは当業者に理解される同等/均等のアプローチにより対処することができる。一態様では、気化器デバイス用のカートリッジが提供される。このカートリッジは、カートリッジが気化器デバイスと連結されたときに、気化器デバイス内の受け口の開いた頂部より下に延在するように構成されたカートリッジハウジングと、カートリッジハウジング内に配置され、気化可能材料を収容するように構成されたリザーバと、カートリッジハウジング内に配置されたウィックハウジングと、ウィックハウジング内に少なくとも部分的に配置された加熱部分およびウィックハウジング外に少なくとも部分的に配置された接点部分を含む加熱要素であって、接点部分は、気化器デバイスの受け口内の1つ以上の受け口接点との電気的連結を形成するように構成された1つ以上のカートリッジ接点を含む、加熱要素と、ウィックハウジング内で加熱要素の加熱部分に近接して配置されたウィッキング要素であって、加熱要素による気化のために、リザーバからウィックハウジングに気化可能材料を引き込むように構成されたウィッキング要素と、を含んでよい。
(【0011】以降は省略されています)

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